最終更新日:2026年6月8日
sg sg-security-law vendor_management
まず結論
- このシリーズでは、法務分野を「権利の種類」「禁止される行為」「契約上の責任」に分けて整理します。
- SG試験では、法律名の暗記よりも「何を守る制度か」「誰がどの責任を負うか」を判定できることが重要です。
- 丸暗記ではなく、権利(著作権系)・技術的保護手段・法規制(不正アクセス等)・契約責任(請負/準委任・契約不適合)の軸で選択肢を切り分けます。
全体像
法令・知財・契約実務の論点は、次の順で見ると混同しにくくなります。
- 知的財産の権利整理
- 作品の利用を守る権利か、作者の人格を守る権利か。
- コピー防止技術の回避など、著作物の利用を助長する行為か。
- 営業秘密・不正競争の整理
- 情報が法的保護を受ける要件を満たすか。
- 不正アクセス関連法規の整理
- 行為類型(取得・提供・保管・入力要求)を切れるか。
- 契約実務の整理
- 成果物責任か、作業実施責任か。
この流れで学ぶと、科目Aの知識問題だけでなく、科目Bのケース問題でも「どの法律・どの責任の話か」を先に特定しやすくなります。
主要用語の整理
| 用語 | 判断基準 |
|---|---|
| 著作権と著作者人格権の違いとは?権利の目的で整理【SG試験】 | 財産的利益を守る権利か、人格的利益を守る権利か |
| 著作権の帰属とは?委託開発との違いを理解する【SG試験】 | 委託開発か社内作成か、契約で帰属を移しているか |
| パブリックドメインソフトウェアとは?著作権が消滅したソフトの扱い【SG試験】 | 著作権制限がなくコピー・改変できる状態か |
| コピーコントロール回避プログラムとは?著作権法で禁止される行為【SG試験】 | 技術的保護手段を無効化する機能を持つプログラムの販売等か |
| 営業秘密とは?3要件で判断する【SG試験】 | 秘密管理性・有用性・非公知性の3要件を満たすか |
| 不正競争防止法とは?営業秘密の3要件を整理【SG試験】 | 公正競争保護の枠組みか、営業秘密保護論点か |
| 電子署名法とは?電子署名の効力と認証業務を整理【SG試験】 | 電磁的記録の真正成立推定と認証業務制度の理解 |
| 不正アクセス禁止法とは?禁止される行為を整理【SG試験】 | 不正アクセス行為そのものか、助長行為(取得・提供・保管等)か |
| 請負契約と準委任契約の違いとは?成果物か作業かで判断【SG試験】 | 完成責任を負う契約か、作業実施を目的とする契約か |
| 契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いも整理【SG試験】 | 納品物が契約内容に適合しているか |
| 中小受託取引適正化法とは?委託取引の禁止行為を整理【SG試験】 | 中小受託事業者への発注内容・代金・支払条件を公正に明示しているか |
SG試験でのひっかけポイント
| 迷いやすい組合せ | 切り分けのポイント |
|---|---|
| 著作権 vs 著作者人格権 | 利用利益の保護か、作者人格の保護か |
| 著作権の帰属 vs NDA(守秘義務) | 帰属は創作主体と契約で決まり、NDAは秘密保持義務を定めるもの |
| コピーコントロール回避 vs 不正アクセス | コンテンツ保護手段の回避か、識別符号などでアクセス制御を突破する行為か |
| パブリックドメイン vs シェアウェア | 著作権制限なく自由利用できる状態か、試用・継続利用条件の話か |
| 営業秘密 vs 単なる社内重要情報 | 3要件(秘密管理性・有用性・非公知性)を満たすか |
| 不正アクセス行為 vs 不正取得/提供/保管 | 実際のアクセス行為か、アクセスを助長する前段行為か |
| 請負契約 vs 準委任契約 | 成果物完成責任の有無 |
| 契約不適合責任 vs 開発遅延など一般的な不満 | 契約条項との不一致があるか |
| 中小受託取引適正化法 vs 請負契約一般 | 中小受託事業者保護のための発注条件明示・代金支払規制か |
おすすめの学習順序
- 著作権と著作者人格権の違いとは?権利の目的で整理【SG試験】
- 著作権の帰属とは?委託開発との違いを理解する【SG試験】
- パブリックドメインソフトウェアとは?著作権が消滅したソフトの扱い【SG試験】
- コピーコントロール回避プログラムとは?著作権法で禁止される行為【SG試験】
- 営業秘密とは?3要件で判断する【SG試験】
- 不正競争防止法とは?営業秘密の3要件を整理【SG試験】
- 不正アクセス禁止法とは?禁止される行為を整理【SG試験】
- 電子署名法とは?電子署名の効力と認証業務を整理【SG試験】
- 請負契約と準委任契約の違いとは?成果物か作業かで判断【SG試験】
- 契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いも整理【SG試験】
- 中小受託取引適正化法とは?委託取引の禁止行為を整理【SG試験】
記事一覧
知的財産・権利の整理
- 著作権と著作者人格権の違いとは?権利の目的で整理【SG試験】
- 著作権の帰属とは?委託開発との違いを理解する【SG試験】
- パブリックドメインソフトウェアとは?著作権が消滅したソフトの扱い【SG試験】
- コピーコントロール回避プログラムとは?著作権法で禁止される行為【SG試験】
営業秘密・不正競争
不正アクセス・電子署名関連法規
契約実務
まとめ(試験直前用)
- 法務系は、まず「何を守る制度か(権利・競争秩序・認証・アクセス制御・技術的保護手段)」を先に決める。
- 次に「誰に責任があるか(創作者、委託先、利用者、契約当事者)」で切る。
- 営業秘密は3要件を機械的に確認し、1つ欠けたら慎重に判断する。
- 契約問題は「完成責任の有無」と「契約適合性」の2段階で判定する。
- 用語暗記よりも、事例文を見て論点ラベルを貼る練習が得点に直結する。