最終更新日:2026年6月9日
sg sg-security-measures network unauthorized_access
まず結論
- このシリーズで学ぶのは、ネットワーク境界で止める対策と通信そのものを保護する対策の切り分けです。
- SG試験では、用語の暗記よりも、どの層で何を防ぐかを判断できることが重要です。
- 迷ったら「通信の入口を制御する話か」「通信内容を守る話か」「名前解決・メール経路の悪用対策か」で切り分けます。
全体像
ネットワーク防御は、大きく次の4ブロックで整理すると理解しやすくなります。
- 境界防御(FW/DMZ):不正な通信を通さない
- 通信保護(TLS/VPN/IPsec):通信内容を盗聴・改ざんから守る
- DNS対策:偽サイト誘導や増幅攻撃の踏み台化を防ぐ
- メール経路対策:送信者認証や中継制御でなりすまし・悪用を防ぐ
SG試験では、同じ「ネットワーク対策」に見える選択肢でも、守る対象と仕組みが異なるため、役割で見分けると正答率が上がります。
主要用語の整理
SG試験でのひっかけポイント
| 迷いやすい組合せ | 切り分けのポイント |
|---|---|
| パケットフィルタリング vs ステートフルインスペクション | パケット単体条件か、セッション状態まで見るか |
| アプリケーションゲートウェイ vs サーキットレベルゲートウェイ | アプリ内容まで検査するか、接続成立の中継管理か |
| FW vs WAF | 汎用的な境界通信制御か、Webアプリ通信の内容防御か |
| VPN vs TLS | 拠点/端末間トンネルの安全通信か、主にアプリ通信(HTTPS等)の保護か |
| SSL-VPN vs SSL/TLS | SSL-VPNはVPN方式、SSL/TLSはその通信保護に使う基礎技術 |
| ESP vs IKE | データ暗号化本体か、暗号方式・鍵交換の事前合意か |
| トランスポートモード vs トンネルモード | ホスト間保護か、拠点間(ゲートウェイ間)保護か |
| DNSキャッシュポイズニング vs DNSリフレクター攻撃 | 偽サイト誘導が目的か、可用性低下(DoS/DDoS)が目的か |
| DNS水責め攻撃 vs DNSリフレクター攻撃 | ランダムサブドメインで権威DNSを狙うか、送信元偽装と応答増幅で標的を狙うか |
| SMTP-AUTH vs OP25B | 送信利用者を認証する話か、外向き25番ポート通信を遮断する話か |
| OP25B vs 第三者中継対策 | 動的IPからの直接送信を止める話か、外部同士の中継を許さない話か |
| SMTP-AUTH vs 第三者中継対策 | 送信者認証の仕組みか、中継許可範囲の運用制御か |
おすすめの学習順序
- ファイアーウォールとは?通信を制御する基本対策【SG試験】
- パケットフィルタリング方式とは?ファイアウォール方式の基本【SG試験】
- ステートフルインスペクション方式とは?ファイアウォール方式の切り分け【SG試験】
- DMZとは?外部公開サーバを安全に配置する仕組み【SG試験】
- VPNとは?安全な通信を実現する仕組み【SG試験】
- SSL-VPNとは?証明書でVPN装置を確認する仕組み【SG試験】
- SSL/TLSとは?通信を守る暗号化の仕組み【SG試験】
- IPsecのESPとは?暗号化できるセキュリティ機能【SG試験】
- IKEとは?IPsecで鍵を交換する仕組み【SG試験】
- トランスポートモードとは?IPsecでホスト間を暗号化する方式【SG試験】
- トンネルモードとは?IPsecで拠点間通信を保護する方式【SG試験】
- DNSキャッシュポイズニングとは?偽サイトへ誘導する攻撃【SG試験】
- SMTP-AUTHとは?メール送信時の認証方式【SG試験】
- HTTPステータスコードとは?404 Not Foundの見分け方【SG試験】
記事一覧
ファイアウォール方式・境界構成
- ファイアーウォールとは?通信を制御する基本対策【SG試験】
- ルータ・ブリッジ・リピータ・スイッチングハブの違いは?OSI層で切り分ける【SG試験】
- パケットフィルタリング方式とは?ファイアウォール方式の基本【SG試験】
- ステートフルインスペクション方式とは?ファイアウォール方式の切り分け【SG試験】
- アプリケーションゲートウェイ方式とは?プロキシ型ファイアウォールの切り分け【SG試験】
- サーキットレベルゲートウェイ方式とは?接続を中継するFW方式【SG試験】
- DMZとは?外部公開サーバを安全に配置する仕組み【SG試験】
- WAFとは?Webアプリを守る仕組みを理解する【SG試験】
通信保護(TLS / VPN / IPsec)
- VPNとは?安全な通信を実現する仕組み【SG試験】
- SSL-VPNとは?証明書でVPN装置を確認する仕組み【SG試験】
- SSL/TLSとは?通信を守る暗号化の仕組み【SG試験】
- IPsecのESPとは?暗号化できるセキュリティ機能【SG試験】
- IKEとは?IPsecで鍵を交換する仕組み【SG試験】
- トランスポートモードとは?IPsecでホスト間を暗号化する方式【SG試験】
- トンネルモードとは?IPsecで拠点間通信を保護する方式【SG試験】
DNS・メール経路防御
- 権威DNSサーバとキャッシュDNSサーバの違い【SG試験】
- オープンリゾルバとは?DNSの再帰問い合わせと悪用リスク【SG試験】
- DNSキャッシュポイズニングとは?偽サイトへ誘導する攻撃【SG試験】
- DNSリフレクター攻撃とは?仕組みと対策の考え方【SG試験】
- DNS水責め攻撃とは?ランダムサブドメインで権威DNSを狙う攻撃【SG試験】
- SMTP-AUTHとは?メール送信時の認証方式【SG試験】
- SMTPのポート番号とは?パケットフィルタリングでの見方を整理【SG試験】
- OP25Bとは?外向き25番ポート遮断とスパム対策【SG試験】
- 第三者中継とは?メールサーバを踏み台にされる仕組み【SG試験】
まとめ(試験直前用)
- ネットワーク対策は、まず「境界制御」「通信保護」「DNS/メール運用」のどれかを見分ける。
- FW系は「何を見て通すか」、TLS/VPN/IPsec系は「どの層・どの区間を守るか」で切る。
- DNS設問は「誘導(ポイズニング)か、可用性攻撃(水責め・リフレクター)か」を先に判定する。
- メール設問は「送信者認証(SMTP-AUTH)か、外向き25番遮断(OP25B)か、中継制御(第三者中継対策)か」を軸に読む。
- 迷ったら、技術名ではなく守る対象と運用場面を先に決めると選択肢を消しやすい。