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まず結論

  • このシリーズでは、法令で禁止される行為知的財産として守る対象契約で決める責任範囲を分けて学びます。
  • SG試験では「どの法律・どの契約類型の話か」を先に見抜けると、選択肢を切りやすくなります。
  • 丸暗記よりも、行為規制(法律)/権利帰属(知財)/責任分界(契約)の3軸で判断するのが得点の近道です。

全体像

法務系の問題は、似た言葉が多く、論点を混同すると失点しやすい分野です。
まずは次のように整理すると理解しやすくなります。

  1. 法律の論点
    何が禁止され、どの行為が処罰・規制の対象か(例:不正アクセス禁止法、不正競争防止法)。
  2. 知的財産の論点
    何の権利を、誰が持ち、どこまで移転・利用許諾できるか(著作権、著作者人格権、営業秘密)。
  3. 委託契約の論点
    成果物責任か作業責任か、再委託管理や秘密保持をどう契約で担保するか(請負・準委任、委託先管理)。

SG試験では、問題文のキーワードをこの3つの箱に入れる意識を持つと、正解率が安定します。

主要用語の整理

用語 判断基準
不正アクセス禁止法 「アクセス制御機能を回避する行為」など、不正アクセス関連行為の規制が論点。
不正取得・不正保管・助長行為 不正アクセスそのものではなく、識別符号の不正な取り扱い・助長に当たるかで判断。
不正競争防止法 営業秘密の保護など、公正な競争秩序を守る法制度として整理。
営業秘密 「秘密管理性・有用性・非公知性」の3要件を満たすかで判断。
著作権と著作者人格権の違い 経済的利用の権利か、著作者の人格的利益を守る権利かで切り分け。
著作権譲渡契約 権利そのものを移すのか、利用を許可するだけか(ライセンス)で判断。
請負契約と準委任契約の違い 成果物完成責任か、善管注意義務に基づく業務遂行かで判断。
委託先管理 契約締結後の管理(再委託、監査、情報取扱い)まで含めて実効性を評価。
再委託 委託先が第三者へ業務を回す際の承認・責任追跡・情報管理が論点。

SG試験でのひっかけポイント

迷いやすい組合せ 切り分けのポイント
不正アクセス禁止法 vs 不正競争防止法 前者はアクセス行為の規制、後者は営業秘密等を含む競争秩序の保護
営業秘密 vs 著作権 営業秘密は秘密管理された非公知情報、著作権は創作物の利用に関する権利
著作権 vs 著作者人格権 譲渡・利用許諾の中心は著作権。著作者人格権は原則として著作者に専属。
請負契約 vs 準委任契約 納品物の完成責任を問うか、業務遂行過程の適切性を問うかを見る。
委託先管理 vs 再委託 委託先管理は全体統制、再委託はその中の重要論点(第三者への再展開管理)。

おすすめの学習順序

  1. 不正アクセス禁止法とは?禁止される行為を整理
  2. 不正取得・不正保管・助長行為の違い
  3. 不正競争防止法とは?営業秘密の3要件を整理
  4. 営業秘密とは?3要件で判断する
  5. 著作権と著作者人格権の違いとは?権利の目的で整理
  6. 著作権譲渡契約とは?ライセンス契約との違いを整理
  7. 請負契約と準委任契約の違いとは?成果物か作業かで判断
  8. 委託先管理とは?外部委託のリスクを管理する考え方
  9. 再委託とは?委託先管理で注意するポイント

記事一覧

法令(行為規制)

知的財産(権利・保護対象)

委託契約・委託先管理(責任分界)

まとめ(試験直前用)

  • 法務系は「法律」「知財」「契約」の箱に分けて読むと、論点がぶれません。
  • 法律問題は禁止される行為、知財問題は権利の対象と帰属、契約問題は責任分界で判断します。
  • 迷ったら「何を規制する話か/誰の権利か/誰が責任を負うか」を先に確定すると、選択肢を切りやすくなります。
  • 委託は契約締結で終わりではなく、再委託や情報管理を含む運用管理までが試験の評価対象です。

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