最終更新日:2026年5月20日
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まず結論
- MTBFとは「故障してから次に故障するまでの平均時間(どれくらい長く動き続けるか)」を表す指標
- SG試験では「MTTRとの違い」と「稼働率との関係」を正しく切り分けられるかが問われる
このページで切り分けること(先にここだけ)
このページは、MTBF(壊れにくさ)を中心に整理します。
- MTBF:故障間の平均稼働時間
- MTTR:故障後の平均復旧時間
- 稼働率:MTBFとMTTRの組み合わせで決まる
迷ったら、 「動いている時間か、止まっている時間か」 を見ます。
SG試験で選択肢を切る判断軸(MTBF編)
-
「故障から次の故障までの平均時間」 → MTBF
-
「復旧までに要する平均時間」 → MTTR
-
「MTBFが長いほど可用性が高い」 → 正しい(他条件同一なら)
関連記事との役割分担(混同防止)
- MTTRを中心に確認したい → MTTRとは?平均復旧時間の意味と短縮の考え方【SG試験】
- 可用性の概念から確認したい → 稼働率とは?可用性の考え方とSLAでの判断基準【SG試験】
- 稼働率計算の注意点を見たい → 本人拒否率と他人受入率とは?生体認証の重要指標を整理【SG試験】
直感的な説明
MTBFはシンプルに言うと、
👉 「どれくらい壊れにくいか」
です。
例えば、
- MTBFが長い → なかなか壊れない(安定)
- MTBFが短い → すぐ壊れる(不安定)
👉 「連続して動ける時間の長さ」と考えると分かりやすいです。
定義・仕組み
MTBF(Mean Time Between Failures)は、
👉 1回の故障から次の故障までの平均稼働時間
を表します。
イメージ
システムの状態は次のように繰り返します。
- 稼働 → 故障 → 修理 → 稼働 → 故障 → 修理
👉 このうち
「稼働している時間の平均」がMTBF
MTTRとの関係
- MTBF:どれだけ長く動くか(稼働時間)
- MTTR:どれだけ早く直るか(停止時間)
👉 セットで出題されることが多い
稼働率との関係
稼働率は次の関係で表されます。
👉 稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
SG試験でのポイント
- MTBFが長い → 故障しにくい → 可用性が高い
- MTBFが短い → 故障しやすい → 可用性が低い
👉 可用性(稼働率)とセットで考える
どんな場面で使う?
使う場面
- システムの信頼性評価
- サーバやネットワーク機器の選定
- SLAの設計(どの程度安定させるか)
👉 科目Bでは
「この構成は安定か?」を判断する材料になる
注意が必要な場面
- MTTRと混同する
- 「復旧時間」と勘違いする
- 稼働率そのものと勘違いする
よくある誤解・混同
❌ 誤解①
「MTBFは復旧時間」
👉 ⭕ MTBFは
“壊れていない時間”
❌ 誤解②
「MTBFが長ければ復旧も早い」
👉 ⭕ 無関係
復旧の速さはMTTR
❌ 誤解③
「MTBF=稼働率」
👉 ⭕ 違う
稼働率はMTTRとセットで決まる
SG試験のひっかけ
- MTBFとMTTRを入れ替えて出す
- 「平均復旧時間」と書いてMTBFを選ばせる
- 稼働率と混同させる
👉 選択肢では
“壊れていない時間か?”を確認する
確認問題(SG試験対策)
MTBFの説明として、最も適切なものはどれか。
- ア. 修理に要する平均時間を示す指標である。
- イ. 故障から次の故障までの平均稼働時間を示す指標である。
- ウ. 復旧後の初期設定時間のみを示す指標である。
- エ. 障害の影響度(機密性被害)を数値化する指標である。
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)
正解:イ
解説
- ア:これはMTTRの説明。
- イ:MTBFの定義として正しい。
- ウ:MTBFの定義ではない。
- エ:CIA評価と混同している。
👉 判断ポイント
故障間隔(MTBF)と修理時間(MTTR)を分けて覚える。
まとめ(試験直前用)
- 先に「壊れている時間」か「動いている時間」かで判定する。
- MTBFは故障と故障の間の稼働時間(長いほど壊れにくい)。
- MTTRは故障してから復旧するまでの時間(短いほど復旧が早い)。
- 稼働率は MTBF と MTTR の両方で決まるため、片方だけで判断しない。
- 迷ったら「壊れにくさ=MTBF」「直しやすさ=MTTR」で選択肢を切る。