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まず結論

  • アローダイアグラムとは、プロジェクトの作業順序や所要日数を、矢印と結合点で表す図です。
  • SG試験では、図の名前を覚えるだけでなく、作業の前後関係と全体の所要日数を読み取ることが重要です。
  • 選択肢では、ガントチャート、PERT図、クリティカルパス、ダミー作業と混同させてくることがあります。

アローダイアグラムでは、作業を矢印で表し、作業の開始や完了の区切りを丸などの結合点で表します。

たとえば、ある作業が終わらないと次の作業に進めない場合、その順序を図で分かりやすく示せます。

プロジェクトでは、作業をただ並べるだけでは不十分です。

どの作業が先で、どの作業が後かを整理しないと、スケジュール遅れや手戻りが起こりやすくなります。


直感的な説明

アローダイアグラムは、プロジェクトの 作業の道順を表す地図 のようなものです。

たとえば、料理で考えると分かりやすいです。

カレーを作るとき、次のような流れがあります。

  • 野菜を切る
  • 肉を炒める
  • 水を入れて煮る
  • ルーを入れる
  • ご飯と一緒に盛り付ける

このとき、「ルーを入れる」は「煮る」が終わってからでないとできません。

一方で、ご飯を炊く作業は、カレーを煮ている間に同時に進められるかもしれません。

プロジェクトでも同じです。

  • 先に終わらせる必要がある作業
  • 同時に進められる作業
  • 後続作業に影響する作業
  • 遅れると全体が遅れる作業

を整理するために、アローダイアグラムを使います。

つまり、アローダイアグラムは、作業の順序とつながりを見える化する図です。


定義・仕組み

アローダイアグラムは、作業を矢印で表し、作業の開始点や完了点を結合点で表す図です。

プロジェクトマネジメントでは、作業の順序や依存関係を整理し、全体の所要期間を考えるときに使われます。

SG試験向けには、次の要素を押さえると理解しやすいです。

要素 内容
矢印 作業を表す
数字 作業にかかる日数や時間を表す
結合点 作業の開始・終了の区切りを表す
経路 開始から終了までの作業の流れを表す
ダミー作業 作業順序だけを表すための仮の作業

アローダイアグラムで特に大切なのは、作業の依存関係です。

依存関係とは、「この作業が終わらないと、次の作業に進めない」という関係です。

たとえば、システム導入プロジェクトでは、次のような関係があります。

作業 前に終わっている必要がある作業
設計 要件確認
構築 設計
テスト 構築
利用者教育 手順書作成
本番開始 テスト、利用者教育

このような前後関係を図にすると、どの作業が全体のスケジュールに影響しやすいかを確認できます。


どんな場面で使う?

アローダイアグラムは、プロジェクトのスケジュールを考える場面で使います。

たとえば、次のような場面です。

  • 作業の順序を整理する
  • どの作業を同時に進められるか確認する
  • 全体の所要日数を求める
  • 遅れると全体に影響する作業を確認する
  • クリティカルパスを見つける

SG試験では、タイムマネジメントの文脈で問われることがあります。

たとえば、情報セキュリティ対策を導入するプロジェクトでも、次のような作業順序があります。

作業 説明
要件確認 どの対策が必要か確認する
製品選定 導入する製品やサービスを選ぶ
設定作業 システムへ設定する
テスト 正しく動くか確認する
利用者教育 操作方法を説明する
本番導入 実際の運用を開始する

このとき、テストが終わっていないのに本番導入することはできません。

また、利用者教育が遅れると、本番導入にも影響することがあります。

アローダイアグラムを使うと、こうした作業のつながりを整理しやすくなります。


よくある誤解・混同

誤解1:アローダイアグラムは単なる作業一覧である

アローダイアグラムは、作業名を並べるだけの一覧ではありません。

作業の前後関係や依存関係を表す図です。

選択肢で「作業を一覧表にまとめるもの」とだけ書かれていたら、説明が不十分です。

誤解2:ガントチャートと同じものだと考える

ガントチャートは、作業を横棒で表し、カレンダー上で期間を見やすくする図です。

アローダイアグラムは、作業の順序や依存関係を矢印で表す図です。

見るポイント
アローダイアグラム 作業順序、依存関係、全体所要日数
ガントチャート 作業期間、開始日、終了日、進捗

SG試験では、日程を横棒で見るのか、作業のつながりを矢印で見るのかで切り分けます。

誤解3:クリティカルパスと同じものだと考える

アローダイアグラムは、作業順序と所要日数を表す図です。

クリティカルパスは、その図の中で、プロジェクト全体の期間を決める最長経路です。

つまり、

  • 図全体 → アローダイアグラム
  • 図の中の重要な経路 → クリティカルパス

と切り分けます。

SG試験では、「クリティカルパス=図そのもの」と考えないように注意します。

誤解4:クリティカルパスは最短経路である

クリティカルパスは、最短経路ではありません。

開始から終了までの経路のうち、合計所要日数が最も長い経路です。

この経路上の作業が遅れると、プロジェクト全体の完了も遅れます。

選択肢で「最短経路」と書かれていたら、ひっかけの可能性があります。

誤解5:ダミー作業は実際に時間がかかる作業である

ダミー作業は、実際の作業ではありません。

作業の依存関係を表すために使う仮の作業です。

通常、所要日数は0として扱います。

SG試験では、ダミー作業を「時間がかかる実作業」と誤解しないことが大切です。

誤解6:作業日数をすべて足せば全体日数になる

すべての作業日数を単純に足せば、プロジェクト全体の所要日数になるとは限りません。

同時に進められる作業があるからです。

アローダイアグラムでは、開始から終了までの各経路の所要日数を比べ、最も長い経路が全体期間に関係します。

SG試験では、全作業の合計ではなく、経路ごとの合計を見ることが重要です。


まとめ(試験直前用)

  • アローダイアグラムは、作業順序と所要日数を矢印で表す図です。
  • 作業の前後関係や依存関係を整理するために使います。
  • ガントチャートは横棒で日程を見る図、アローダイアグラムは矢印で作業のつながりを見る図です。
  • クリティカルパスは、アローダイアグラムの中で全体期間を決める最長経路です。
  • SG試験では、全作業を単純に足すのではなく、経路ごとの所要日数を見ることが大切です。

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