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まず結論

  • 稼働率とは「サービスが使える状態だった割合」であり、可用性(Availability)を数値で表したもの
  • SG試験では「どの時間を対象にするか」と「停止時間の扱い」を正しく判断できるかが問われる

直感的な説明

稼働率はシンプルに言うと、

👉 「どれくらい止まらずに動いていたか」

です。

例えば会社のシステムで、

  • 50時間中1時間止まった → ほぼ動いている
  • 50時間中10時間止まった → かなり止まっている

👉 この「ちゃんと使えた割合」が稼働率です。


定義・仕組み

稼働率は、基本的に次の考え方で求めます。

👉 稼働率 =(稼働時間)÷(サービス提供時間)

別の言い方をすると、

👉 稼働率 =(サービス提供時間 − 停止時間)÷ サービス提供時間


MTBF・MTTRとの関係

  • MTBF:平均故障間隔(どれくらい長く動くか)
  • MTTR:平均復旧時間(どれくらいで直るか)

👉 稼働率は次の関係でも表せます

  • 稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)

SG試験での重要ポイント

① 分母を間違えない

  • ❌ 24時間 × 日数
  • ⭕ サービス提供時間だけ

② 停止時間の扱い

  • 障害停止 → 含める
  • 計画停止 → 条件次第

👉 「サービス提供時間外なら含めない」


③ 条件文を読む

  • 営業日
  • 提供時間帯
  • 停止の条件

👉 ここを読み取る問題


どんな場面で使う?

使う場面

  • SLA(サービスレベル合意)で品質を決めるとき
  • クラウドやシステム運用の評価
  • 業務システムの安定性判断

👉 SG試験では
「この稼働率は妥当か?」と判断させる問題が出る


注意が必要な場面

  • 可用性(概念)と稼働率(数値)を混同する
  • 提供時間と全時間を混同する
  • 回数制限と時間制限を混同する

よくある誤解・混同

❌ 誤解①

「稼働率は常に24時間基準」

👉 ⭕ サービス提供時間が基準


❌ 誤解②

「停止回数も計算に使う」

👉 ⭕ 稼働率は時間だけを見る


❌ 誤解③

「計画停止は全部含める」

👉 ⭕ 条件文で判断する


SG試験のひっかけ

  • 「営業日」「時間帯」を無視させる
  • 「MTBF・MTTR」を出して混乱させる
  • 「回数制限」を計算に入れさせる

👉 選択肢では
分母がズレているものを切る


確認問題(SG試験対策)

次のうち、稼働率を求めるときの考え方として最も適切なものはどれか。

A. 1か月の全時間を分母にして、停止回数を差し引いて計算する
B. サービス提供時間を分母にして、そのうち実際に利用できた時間の割合を求める
C. 障害の回数が少なければ、停止時間に関係なく稼働率は高いと判断する
D. MTTRが長いほど、復旧に時間をかけているため稼働率は高くなる

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:B

解説

  • A:分母は必ず全時間とは限りません。条件文のサービス提供時間を使います。
  • B:正解です。稼働率は「使えた時間 ÷ サービス提供時間」で考えます。
  • C:稼働率は回数ではなく時間で判断します。1回でも長時間止まれば下がります。
  • D:MTTRは平均復旧時間です。長いほど停止時間が増えやすく、稼働率は下がります。

👉 判断ポイント
稼働率は「回数」ではなく「サービス提供時間の中で使えた時間」で切ります。

まとめ(試験直前用)

  • 稼働率=使えた時間 ÷ 提供時間
  • 分母は「サービス提供時間」
  • 停止時間は「条件文で判断」
  • 回数ではなく「時間」で考える
  • SG試験は
    👉 「何を分母にしたか」で正誤が決まる

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