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最終更新日:2026年7月25日

まず結論

バスタブ曲線とは、機械や装置の故障率が、時間の経過とともにどう変化するかを表す曲線です。

基本情報技術者試験では、次の組合せで判断すると選択肢を切りやすいです。

時間経過
+
故障率
→ バスタブ曲線

曲線の形が浴槽に似ているため、バスタブ曲線と呼ばれます。

直感的な説明

バスタブ曲線は、製品の一生を見ているイメージです。

製品は、使い始めに初期不良が出やすく、安定して使える期間を経て、最後は劣化によって故障しやすくなります。

使い始め
→ 初期不良が出やすい

安定期
→ 故障率が低く安定する

長く使った後
→ 摩耗や劣化で故障しやすい

この故障率の変化を曲線にすると、浴槽のような形になります。

定義・仕組み

バスタブ曲線は、製品や装置の時間経過に伴う故障率の変化を表す曲線です。

一般に、次の3つの期間に分けて考えます。

期間 故障率の特徴 ざっくり
初期故障期 故障率が高く、時間とともに下がる 初期不良が出る
偶発故障期 故障率が低く、ほぼ一定 安定して使える
摩耗故障期 故障率が時間とともに上がる 劣化・摩耗で壊れやすい

FE試験では、細かい計算よりも、故障率が時間とともに変化する曲線 として押さえるのが大切です。

このテーマは、基本情報技術者試験の「信頼性」「サービスマネジメント」「システム運用」と関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。

他の曲線との違い

バスタブ曲線は、OC曲線、ゴンペルツ曲線、ロジスティック曲線と混同しやすいです。

曲線 主な文脈 判断の合図
バスタブ曲線 信頼性・故障率 時間経過、故障率、初期故障、摩耗故障
OC曲線 抜取り検査・品質管理 不良率、合格確率、ロット、抜取り検査
ゴンペルツ曲線 ソフトウェアテスト・信頼度成長 テスト進捗、バグ検出件数、信頼度成長
ロジスティック曲線 普及・成長 S字カーブ、普及率、成長の頭打ち

特に、不良率故障率 の言葉に注意します。

抜取り検査で不良率と合格確率
→ OC曲線

時間経過で故障率が変わる
→ バスタブ曲線

科目Aでどう出る?

科目Aでは、曲線の用途を選ぶ問題として出題されやすいです。

判断するときは、次の表で切ります。

問題文の表現 選びたい曲線
機器の時間経過に伴う故障率を見る バスタブ曲線
初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期 バスタブ曲線
抜取り検査で不良率と合格確率を見る OC曲線
テスト消化件数とバグ検出件数の関係を見る ゴンペルツ曲線
普及率や成長がS字型に変化する ロジスティック曲線

決め手は、時間経過と故障率 です。

時間経過 + 故障率
→ バスタブ曲線

どんな場面で使う?

システム運用や保守の文章を読むときに、故障の時期を整理する考え方として役立ちます。

例えば、導入直後のトラブルが多いなら初期故障期を疑います。

長期間使った機器で故障が増えているなら、摩耗故障期を疑います。

導入直後に故障が多い
→ 初期故障期

安定して稼働している
→ 偶発故障期

長期間使用後に故障が増える
→ 摩耗故障期

問題文では、用語暗記よりも、どの時期の故障なのか を読むことが大切です。

よくある誤解・混同

バスタブ曲線では、次の混同がよく起こります。

混同 正しい切り分け
不良率が出たらバスタブ曲線だと思う 抜取り検査の不良率ならOC曲線
S字カーブならバスタブ曲線だと思う 普及率や成長のS字ならロジスティック曲線
バグ検出件数の推移をバスタブ曲線だと思う ソフトウェアテストの文脈ならゴンペルツ曲線
故障率は常に一定だと思う バスタブ曲線では時期によって故障率が変わる

特に、次の切り分けは重要です。

故障率の時間変化
→ バスタブ曲線

抜取り検査の合格確率
→ OC曲線

まとめ(試験直前用)

  • バスタブ曲線は、機械や装置の故障率の時間変化を表す曲線
  • 初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期に分けて考える
  • 「時間経過」「故障率」が出たらバスタブ曲線を疑う
  • 抜取り検査の不良率と合格確率はOC曲線
  • テスト進捗とバグ検出はゴンペルツ曲線
  • 普及率や成長のS字カーブはロジスティック曲線

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