最終更新日:2026年7月15日
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まず結論
アローダイアグラムとは、プロジェクトの作業順序と所要日数を、丸と矢印で表した図です。
基本情報技術者試験では、アローダイアグラムはクリティカルパスを求めるための図として出題されやすいです。
まず押さえるべきことは、矢印が作業、数字が所要日数、丸が作業の開始・終了点という見方です。
直感的な説明
アローダイアグラムは、プロジェクトの作業をすごろくの道のように表した図と考えると分かりやすいです。
丸は、作業の区切りです。
矢印は、作業そのものです。
矢印の近くに書かれた数字は、その作業にかかる日数です。
○ --A(2日)--> ○ --B(3日)--> ○
これは、作業Aに2日かかり、その後に作業Bを行い、作業Bに3日かかるという意味です。
2 + 3 = 5日
つまり、アローダイアグラムでは、開始から終了までの矢印をたどり、日数を足していくことが基本です。
定義・仕組み
アローダイアグラムは、プロジェクトの作業順序を表すための図です。
PERT図やネットワーク図として扱われることもあります。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| 矢印 | 作業 |
| 矢印の文字 | 作業名 |
| 矢印の数字 | 所要日数 |
| 丸 | 作業の開始点・終了点 |
| 経路 | 開始点から終了点までの作業のつながり |
| ダミー作業 | 作業順序だけを示す、所要日数0の作業 |
アローダイアグラムでは、左から右へ作業が進むように読むことが多いです。
ただし、図の見た目だけで判断してはいけません。
大切なのは、どの作業が終わると、次の作業に進めるのかという前後関係です。
このテーマは、基本情報技術者試験の「プロジェクトマネジメント」と関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、アローダイアグラムは、クリティカルパスや所要日数の計算と組み合わせて出題されやすいです。
| 見るところ | 判断のポイント |
|---|---|
| 矢印 | 作業を表す |
| 数字 | その作業の所要日数を表す |
| 丸 | 作業の区切りを表す |
| 開始点から終了点まで | 1つの経路として読む |
| ダミー作業 | 所要日数0として扱うことが多い |
| 最も長い経路 | クリティカルパスになる |
例えば、次のような経路があるとします。
経路1:A → B → E → I → L
経路2:A → C → F → I → L
経路3:A → C → G → J → L
それぞれの経路について作業日数を足し、最も長い経路を選びます。
矢印をたどる
→ 経路ごとに日数を足す
→ 最も長い経路を選ぶ
余裕時間の考え方
クリティカルパス上の作業は、遅れるとプロジェクト全体の完了も遅れます。
一方、クリティカルパスではない経路には、一定の余裕がある場合があります。
最長経路との差
→ その経路の余裕時間
科目Aでは、単に最長経路を選ぶだけでなく、ある作業を何日短縮すれば全体日数が変わるかを問われることもあります。
その場合は、短縮後に別の経路が最長にならないか、もう一度すべての経路を比較します。
どんな場面で使う?
アローダイアグラムは、作業の前後関係を整理し、プロジェクト全体の最短完了日数や、遅延の影響が大きい作業を確認するときに使います。
読み方は次の順です。
- 開始点と終了点を確認する
- 開始点から終了点までの経路を漏れなく書き出す
- 各経路の作業日数を足す
- 最も長い経路を探す
- 必要なら、短縮後の経路を再計算する
頭の中だけで経路を追うと、途中の分岐を見落としやすくなります。
試験では、経路を書き出してから日数を足すとミスが減ります。
よくある誤解・混同
| 誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| 矢印の長さが長いほど日数が長い | 日数は矢印の近くの数字で判断する |
| 丸が作業を表す | 作業を表すのは矢印 |
| 数字は丸に対応する | 数字は基本的に矢印の作業日数 |
| 経路は1つだけ見ればよい | 開始から終了までの経路をすべて見る |
| 並行作業を全部足す | 経路ごとに足して比較する |
| ダミー作業も日数として足す | ダミー作業は通常0日として扱う |
特に、丸が作業ではなく、矢印が作業という点は大切です。
また、並行して進む作業は、単純に全部の日数を足すわけではありません。
開始点から終了点までの経路を分けて考え、それぞれの経路の日数を比較します。
さらに注意したいひっかけ
| ひっかけ表現 | なぜ注意する? |
|---|---|
| すべての作業日数を合計する | 並行作業があるため、全作業を単純に足さない |
| 図で一番長く見える線を選ぶ | 見た目ではなく、数字の合計で判断する |
| 作業数が多い経路を選ぶ | 作業数ではなく、所要日数の合計で判断する |
| ダミー作業を通常作業として足す | ダミー作業は前後関係を表すための作業 |
| クリティカルパスを最短経路と考える | クリティカルパスは所要日数が最も長い経路 |
| 1作業を短縮すれば必ず全体も同じだけ短縮される | 別の経路が新たなクリティカルパスになる場合がある |
まとめ(試験直前用)
- アローダイアグラムは、作業順序と所要日数を表す図
- 矢印が作業、数字が所要日数、丸が作業の区切り
- 開始点から終了点までの経路をすべて書き出す
- 経路ごとに日数を足して比較する
- ダミー作業は通常0日として扱う
- 最も長い経路がクリティカルパスになる