最終更新日:2026年8月10日
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まず結論
記憶媒体を見分けるときは、「名前」だけでなく、記録するときと読み取るときに何を使うかを分けて考えます。
基本情報技術者試験では、まず次の切り分けを押さえると判断しやすくなります。
磁気を使って読み書きする
→ 磁気ディスク・磁気テープ・フロッピーディスク
光と磁気を組み合わせて記録し、光で読み取る
→ 光磁気ディスク(MO)
光を使って読み取る
→ 光ディスク
特にひっかけになりやすいのが、光磁気ディスク(MO)は名前に「磁気」が入っていても、読取りでは磁気を使わないという点です。
直感的な説明
記憶媒体を「文字を書く方法」と「読む方法」に分けて考えてみます。
磁気ディスク
磁気ディスクは、磁気の状態を変えてデータを記録し、その磁気の違いを読み取ります。
記録
→ 磁気
読取り
→ 磁気
ハードディスクやフロッピーディスクは、この仲間です。
光磁気ディスク(MO)
光磁気ディスクは、記録するときにレーザと磁気を組み合わせる方式です。
一方、読み取るときはレーザを使います。
記録
→ 光+磁気
読取り
→ 光
初心者向けには、
MOは、書くときは光と磁気、読むときは光
と整理すると分かりやすいです。
光ディスク
CDやDVDなどの光ディスクは、光を使ってデータを読み取ります。
読取り
→ 光
ここでは細かな種類ごとの記録方式より、まず「磁気で読む媒体」と「光で読む媒体」を切り分けることを優先します。
定義・仕組み
代表的な記憶媒体を比較すると、次のようになります。
| 記憶媒体 | 主な読取り方法 | 試験での見分け方 |
|---|---|---|
| 磁気ディスク | 磁気 | HDDなど。磁気ヘッドを使う |
| 磁気テープ | 磁気 | テープ状の磁気媒体 |
| フロッピーディスク | 磁気 | 磁気ディスクの一種 |
| 光磁気ディスク(MO) | 光 | 記録は光+磁気、読取りは光 |
| 光ディスク | 光 | CD・DVDなど |
磁気ディスク
磁気ディスクでは、円盤上の磁気状態を利用してデータを記録します。
読み書きには磁気ヘッドが関わります。
磁気ディスクの性能問題では、記録方式とは別に、シーク時間や回転待ち時間も問われます。詳しくは、磁気ディスクのアクセス時間で確認できます。
磁気テープ
磁気テープも磁気を使ってデータを記録・読取りする媒体です。
ディスクのように目的位置へ直接移動するより、テープを順番にたどる使い方が基本です。
フロッピーディスク
フロッピーディスクも磁気を使う記憶媒体です。
見た目は薄い円盤ですが、分類としては磁気ディスクの仲間です。
光磁気ディスク(MO)
MOは Magneto-Optical disk の略です。
データの記録にはレーザと磁気を組み合わせ、読取りにはレーザを使います。
試験では、次の切り分けが重要です。
「光磁気」という名前
≠ 読取りにも磁気を使う
光ディスク
光ディスクは、レーザなどの光を使ってデータを読み取る記憶媒体です。
代表例としてCDやDVDがあります。
このテーマは、基本情報技術者試験の「コンピュータシステム」や補助記憶装置に関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、記憶装置の名称と、記録・読取りに使う技術を対応させる問題として出ます。
まず「読むとき」を見る
問題文が、
データを読み取るときに磁気を使用しないもの
のように聞いている場合は、記録方法ではなく読取り方法を見ます。
磁気ディスク
→ 磁気で読む
磁気テープ
→ 磁気で読む
フロッピーディスク
→ 磁気で読む
光磁気ディスク(MO)
→ 光で読む
ここで、名前に「磁気」が入っているMOを早い段階で除外しないことが重要です。
「書く」と「読む」を混同しない
光磁気ディスクでは、記録と読取りで使う仕組みが同じではありません。
MO
書く
→ 光+磁気
読む
→ 光
したがって、問題文に
- 記録する
- 読み取る
- 書き込む
- 再生する
のどの表現があるかを確認します。
判断を短くする
試験中は、次のように整理すると切りやすくなります。
磁気で読む?
→ HDD・磁気テープ・フロッピー
光で読む?
→ MO・光ディスク
どんな場面で使う?
この知識は、補助記憶装置の方式を比較するときに使います。
例えば、問題文で媒体の特徴を説明し、名称を選ばせる場合があります。
そのときは、次の順番で読みます。
1. ディスクかテープか
2. 磁気か光か
3. 記録の話か、読取りの話か
4. 名前に引っ張られず仕組みで判断する
また、磁気ディスクについては、方式だけでなくアクセス時間の計算へつながることがあります。
磁気ディスクの仕組み
↓
磁気ヘッドと回転する円盤
↓
シーク時間・回転待ち時間
このように、記憶媒体の分類から性能問題へ学習をつなげられます。
よくある誤解・混同
光磁気ディスクは、読取りにも磁気を使う?
名前だけを見るとそう思いやすいですが、読取りは光を使います。
MOの記録
→ 光+磁気
MOの読取り
→ 光
フロッピーディスクは磁気ディスクではない?
フロッピーディスクも磁気を利用するディスク媒体です。
ハードディスク
→ 磁気ディスク
フロッピーディスク
→ 磁気ディスク
「硬いか柔らかいか」と、「磁気を使うか」は別の分類です。
光ディスクと光磁気ディスクは同じ?
同じではありません。
光磁気ディスクは、データの記録に光と磁気を組み合わせます。
一方、試験で光ディスクと呼ぶ場合は、CDやDVDなど光を利用する媒体を指します。
「磁気」という文字があれば磁気で読む?
用語名だけでは決められません。
今回の代表例が光磁気ディスクです。
名前を見る
→ ヒントにはなる
実際の読取り方式を見る
→ 判断の決め手
まとめ(試験直前用)
- 磁気ディスク・磁気テープ・フロッピーディスクは、磁気を使って読み取る
- 光磁気ディスク(MO)は、記録は光+磁気、読取りは光
- 光ディスクは、光を使って読み取る
- 「記録」と「読取り」を同じものとして考えない
- 名前に「磁気」があっても、読取り方式まで確認する
磁気で読む
→ HDD・磁気テープ・フロッピー
光で読む
→ MO・光ディスク