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最終更新日:2026年7月25日

まず結論

絶対パスとは、ルートディレクトリから目的のファイルまでをすべて書いたパスです。

相対パスとは、今いる場所であるカレントディレクトリを基準にして、目的のファイルまでを表したパスです。

基本情報技術者試験では、次のように切り分けると分かりやすいです。

先頭が ¥
→ ルートディレクトリから始める絶対パス

先頭が . またはディレクトリ名
→ カレントディレクトリから始める相対パス

.
→ 今いるディレクトリ

..
→ 1階層上のディレクトリ

相対パスが出たら、カレントディレクトリから左から順にたどる のが基本です。

直感的な説明

パスは、ファイルの場所を表す住所のようなものです。

絶対パスは、住所を最初から全部書くイメージです。

¥a¥a¥b¥c

一方、相対パスは、今いる場所から見てどこにあるかを書くイメージです。

.¥..¥..¥a¥b¥file

ここで、... が大事です。

.  → 今いる場所
.. → 1つ上の場所

英語では、次のように整理できます。

absolute path:絶対パス
relative path:相対パス
current directory:カレントディレクトリ
parent directory:親ディレクトリ
root directory:ルートディレクトリ

特に parent directory は「親ディレクトリ」、つまり1階層上のディレクトリです。

定義・仕組み

パスに関する用語を整理すると、次のようになります。

用語 英語表記 意味
絶対パス absolute path ルートディレクトリから目的の場所までを表すパス
相対パス relative path カレントディレクトリを基準にしたパス
カレントディレクトリ current directory 今いるディレクトリ
親ディレクトリ parent directory 1階層上のディレクトリ
ルートディレクトリ root directory 階層構造の一番上のディレクトリ

例えば、カレントディレクトリが次だとします。

¥a¥a¥b¥c

ここで、相対パスが次のように与えられた場合を考えます。

.¥..¥..¥a¥b¥file

これは、左から順番に処理します。

開始地点:¥a¥a¥b¥c

.    → 今の場所のまま        → ¥a¥a¥b¥c
..   → 1階層上へ             → ¥a¥a¥b
..   → さらに1階層上へ       → ¥a¥a
a    → aディレクトリへ       → ¥a¥a¥a
b    → bディレクトリへ       → ¥a¥a¥a¥b
file → fileを指定            → ¥a¥a¥a¥b¥file

したがって、絶対パスは次のようになります。

¥a¥a¥a¥b¥file

公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。絶対パスと相対パスは、OSやファイル管理の基本として出題されることがあります。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、カレントディレクトリと相対パスが与えられ、対応する絶対パスを選ぶ問題が出やすいです。

選択肢を切るときは、次の順番で考えます。

1. カレントディレクトリを開始地点にする
2. 相対パスを左から順に読む
3. . はそのまま
4. .. は1階層上へ戻る
5. ディレクトリ名やファイル名は順に進む

例えば、次のように、

カレントディレクトリ:¥a¥a¥b¥c
相対パス:.¥..¥..¥a¥b¥file

であれば、まず . は現在地なので変わりません。

その後、.. が2回あるので、2階層上へ戻ります。

¥a¥a¥b¥c
→ ¥a¥a¥b
→ ¥a¥a

そこから a¥b¥file に進みます。

¥a¥a
→ ¥a¥a¥a
→ ¥a¥a¥a¥b
→ ¥a¥a¥a¥b¥file

したがって、絶対パスは ¥a¥a¥a¥b¥file になります。

どんな場面で使う?

ファイル操作やプログラムの入出力を読むときに、パスの考え方は役立ちます。

例えば、次のような場面です。

  • 設定ファイルを読み込む
  • ログファイルを出力する
  • カレントディレクトリを基準にファイルを指定する
  • 親ディレクトリにあるファイルへ移動する

このとき、相対パスを絶対パスと同じ感覚で読むと間違えやすくなります。

相対パスは、必ず今いる場所から見る

この感覚を持っておくと、ファイルの場所を追いやすくなります。

よくある誤解・混同

一番多い誤解は、... を混同することです。

混同しやすい点 正しい理解
. は1階層上へ戻る . は今いる場所のまま
.. は今いる場所を表す .. は1階層上へ戻る
先頭が ¥ でないパスもルートから読む 先頭が ¥ でないならカレントディレクトリ基準
相対パスは右から読む 左から順番に処理する

このような相対パスでは、.. の回数を数えるだけでなく、戻った後にどのディレクトリへ進むかも見ます。

.¥..¥..¥a¥b¥file

この場合、2階層戻ったあと、abfile の順に進みます。

戻るだけでは終わらない
戻ったあとに進む部分も処理する

ここを忘れると、選択肢を間違えやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • 絶対パスは、ルートディレクトリから目的の場所までを表す
  • 相対パスは、カレントディレクトリを基準に目的の場所を表す
  • . は今いるディレクトリ、.. は1階層上のディレクトリ
  • 先頭が ¥ なら絶対パス、そうでなければ相対パスとして考える
  • 相対パスは、カレントディレクトリから左から順にたどる

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