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まず結論
- SLA(サービスレベル合意)の問題は「サービス提供時間」と「停止時間」を正しく切り分けて、稼働率を判断する問題
- SG試験では「どの時間を分母にするか」「どの停止を含めるか」を見極めさせる
直感的な説明
SLAは「どれくらいちゃんとサービスを動かすか」という約束です。
例えば会社のシステムでいうと、
- 営業時間中は止まると困る
- 夜間のメンテナンスはOK
というように、「止まっていい時間」と「ダメな時間」があります。
👉 つまり
“全部の時間”ではなく“約束した時間だけ”で考えるのがポイントです。
定義・仕組み
SLA(Service Level Agreement)は、サービス提供者と利用者の間で決める「品質の約束」です。
SG試験では特に「可用性(稼働率)」がよく問われます。
基本の考え方
稼働率 = (サービス提供時間 − 停止時間) ÷ サービス提供時間
ここで重要なのは次の3点です。
① 分母(サービス提供時間)
- 24時間ではなく「サービス提供時間帯」を使う
- 例:営業日9時〜19時 → 1日10時間
👉 SG試験では
「提供時間を読み取れるか」が最重要ポイント
② 停止時間に含めるもの
- 障害停止 → 含める
- 計画停止 → 条件による
👉 「サービス提供時間帯に行わない」と書いてあれば
計画停止は含めない
③ 複数条件の扱い
例:
- 停止回数:2回以下
- 停止時間:合計1時間以内
👉 稼働率に使うのは
「合計時間」だけ
回数は品質管理の条件であり、計算には使わない
どんな場面で使う?
使う場面
- 委託先との契約(クラウド・システム運用)
- 社内システムの運用ルール決定
- サービス品質の評価
👉 科目Bでは
「この条件で妥当か?」を判断させる問題が出る
注意が必要な場面
- 24時間サービスと勘違いする
- 計画停止を全部含めてしまう
- 回数制限を時間に換算してしまう
よくある誤解・混同
❌ よくある誤解①
「1週間=24時間×7日で計算する」
👉 ⭕ 正しくは
サービス提供時間だけ使う
❌ よくある誤解②
「停止2回だから2時間止まると考える」
👉 ⭕ 正しくは
“合計時間”が上限
❌ よくある誤解③
「計画停止も全部ダウン時間に入れる」
👉 ⭕ 条件文を確認
提供時間外ならカウントしない
SG試験のひっかけ
- 「営業日」「提供時間帯」を読み飛ばさせる
- 「回数」と「時間」を混同させる
- 「計画停止」を入れるか迷わせる
👉 選択肢では
“24時間で計算しているもの”はほぼ誤り
まとめ(試験直前用)
- 稼働率は「サービス提供時間」を分母にする
- 停止時間は「合計時間」で判断(回数は使わない)
- 計画停止は条件を確認(時間外なら含めない)
- SG試験では
👉 「何を分母にするか」でほぼ決まる
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