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まず結論
情報セキュリティマネジメント試験は、科目Aで基礎知識、科目Bで実務的な判断力を問う試験です。
勉強するときは、
- まず科目Aの頻出知識を整理する
- 次に科目Bのケース問題に慣れる
- 最後に公開問題で時間配分を確認する
という流れにすると進めやすいです。
出題内容の全体像
IPAの「情報セキュリティマネジメント試験 出題内容」では、科目Aと科目Bの内容が分けて示されています。
科目Aで問われること
科目Aでは、情報セキュリティの基礎知識に加えて、管理・対策・法規、さらに周辺のIT知識まで問われます。
重点分野
- 情報セキュリティ全般
- 機密性・完全性・可用性
- 脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法
- 暗号、認証
- 情報セキュリティ管理
- 情報資産
- リスク
- ISMS
- インシデント管理
- CSIRT
- 情報セキュリティ対策
- マルウェア対策
- 不正アクセス対策
- 情報漏えい対策
- アクセス管理
- 情報セキュリティ啓発
- 情報セキュリティ関連法規
- サイバーセキュリティ基本法
- 個人情報保護法
- 不正アクセス禁止法
関連分野
- テクノロジ
- ネットワーク
- データベース
- システム構成要素
- マネジメント
- システム監査
- サービスマネジメント
- プロジェクトマネジメント
- ストラテジ
- 経営管理
- システム戦略
- システム企画
つまり科目Aは、セキュリティ中心ではあるものの、周辺のIT知識も含めて広く問われる科目です。
科目Bで問われること
科目Bでは、実際の業務現場を想定したケーススタディを通して、情報セキュリティ管理の実践力が問われます。
IPAでは、たとえば次のようなテーマが挙げられています。
- 情報資産管理
- リスクアセスメント
- IT利用における情報セキュリティ確保
- 委託先管理
- 情報セキュリティ教育・訓練
科目Aのように単語だけを覚えるのではなく、状況を読んで「何が適切か」を判断する力が必要です。
出題の特色
IPAの説明では、出題には次の特色があります。
1. 身近な事例をベースにした実践的な出題
内部不正の防止、標的型攻撃対策、クラウドサービスの安全利用、法改正への対応など、現場で起こりうるテーマが扱われます。
2. 国際・国内標準や公的ガイドラインに基づく出題
ISO/IEC 27000 規格群、JIS Q 27000 規格群、「組織における内部不正防止ガイドライン」などに基づく考え方が重視されます。
このため、用語の暗記だけではなく、「なぜその対策が必要なのか」を理解しておくことが重要です。
試験時間と形式
IPAの2023年3月31日公開の出題内容ページでは、次のように案内されています。
- 試験時間: 120分
- 出題形式: 科目Aは多肢選択式(四肢択一)、科目Bも多肢選択式
- 出題数/解答数: 60問/60問
- 合格基準: 総合評価点 1,000点満点中 600点以上
採点は IRT(項目応答理論)に基づいて行われます。
勉強方法
ここからは、IPAの出題内容、公開問題、通年試験案内をもとにした勉強の進め方です。
1. 最初に科目Aの重点分野を固める
最初は、次の分野を優先して整理すると進めやすいです。
- CIA(機密性・完全性・可用性)
- 脅威、脆弱性、攻撃手法
- 暗号、認証、アクセス制御
- ISMS、リスク管理、インシデント対応
- 個人情報保護法、不正アクセス禁止法などの法規
科目Bでも基礎知識が前提になるので、最初に土台を作っておくと後が楽になります。
2. 科目Bはケース問題として読む練習をする
科目Bは、知識問題というより「場面に応じた適切な判断」を問う問題です。
そのため、
- 誰が困っているのか
- 何がリスクなのか
- どの管理策が妥当か
- どこに改善余地があるか
を読み取る練習が重要です。
単語だけを覚えるより、業務シーンとセットで理解する方が得点につながりやすいです。
3. 公開問題で形式に慣れる
IPAは、CBT方式の情報セキュリティマネジメント試験について、令和5年度以降の公開問題(問題冊子・解答例)を掲載しています。
これを使うと、
- 実際の設問の聞かれ方
- 科目Aと科目Bの比重
- 読む量の感覚
- 時間配分
を確認できます。
特に本番が CBT 方式なので、知識の確認だけでなく、短時間で判断する感覚を身につけることが大切です。
4. 試験直前は「頻出論点の再確認」に絞る
直前期は新しい範囲を広げすぎず、次を見直すのが効率的です。
- 重要用語の定義
- 法規の違い
- 典型的なリスクと対策
- ケース問題で迷いやすい論点
情報セキュリティの試験は、似た言葉の違いで迷いやすいので、「違い」で覚えると整理しやすくなります。
おすすめの学習順
初学者なら、次の順で進めると取り組みやすいです。
- 試験概要と出題内容を読む
- 科目Aの重点分野を学ぶ
- 関連法規と管理策を整理する
- 科目Bのケース問題に慣れる
- 公開問題で仕上げる
参考にした公式ページ
- 情報セキュリティマネジメント試験 出題内容(IPA)
- 情報セキュリティマネジメント試験トップ(IPA)
- 情報セキュリティマネジメント試験(SG)及び基本情報技術者試験(FE) 公開問題(問題冊子・解答例)
- 通年試験:情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験(IPA、2026年2月5日公開)
勉強方法の部分は、上記の公式情報から組み立てた学習方針です。
まとめ
情報セキュリティマネジメント試験は、科目Aで基礎知識を、科目Bで実務的な判断力を問う試験です。
勉強するときは、まず重点分野を押さえ、その後にケース問題と公開問題で仕上げる流れが進めやすいです。