最終更新日:2026年6月10日
sg security_measures unauthorized_access network access_control sg-security-measures
まず結論
- セッションハイジャックとは、ユーザのセッション情報(ログイン状態)を盗んで、本人になりすまして不正アクセスする攻撃であり、SG試験では「認証後の対策ができているか」を判断させる問題として出題される。
直感的な説明
ログインすると、
👉「この人は本人です」という状態(セッション)が作られます。
セッションハイジャックは、 👉 この「ログイン済みの状態」を盗む攻撃です。
イメージとしては、
- 本人が入館証を持って入ったあと
- その入館証を盗んで別人が使う
👉 パスワードを知らなくても侵入できるのがポイントです。
定義・仕組み
セッションハイジャックは、次の流れで行われます。
- ユーザがWebサイトにログイン
- サーバがセッションIDを発行
- 攻撃者がそのセッションIDを取得
- そのIDを使って本人になりすます
セッションIDの取得方法(代表例)
- スニッフィング(通信盗聴)
- クロスサイトスクリプティング(XSS)
- マルウェア感染
👉 共通点は
「セッションIDを盗むこと」
どんな場面で使う?
攻撃されやすい場面
- 公衆Wi-Fi利用時
- 暗号化されていない通信(HTTP)
- セッション管理が弱いWebサイト
防ぐ場面(対策)
- HTTPS(通信の暗号化)
- セッションIDの定期変更
- ログイン後の再認証(重要操作時)
- Cookieの適切な設定(Secure属性など)
乗っ取られた後の被害拡大を防ぐ対策
セッションハイジャック対策では、セッションを盗まれにくくする対策と、盗まれた後に重要処理を止める対策を分けて考えます。
| 場面 | 対策の考え方 |
|---|---|
| セッションIDを盗まれにくくする | HTTPS、Secure属性、推測困難なセッションID、ログイン後のセッションID再発行 |
| 盗まれたセッションで重要処理をされにくくする | 送金、個人情報表示、パスワード変更などの直前に再認証する |
重要なのは、セッションIDだけでは「正規利用者本人の意思による操作か」を判断できないことです。
そのため、重要情報を表示する直前や、重要な処理を実行する直前には、パスワード再入力などで利用者本人を再確認します。
SG試験では、次のように切り分けます。
- 通信の盗聴を防ぐ → HTTPS
- セッションIDの漏えいを減らす → CookieのSecure属性、HttpOnly属性など
- 盗まれたセッションによる重要処理を止める → 重要処理前の再認証
- セッションIDをURLに入れる → 漏えいしやすく不適切
SG試験での考え方
👉 「認証後も安全か?」がポイント
- 認証(ID・パスワード)だけでは不十分
- セッション管理まで含めて考える
よくある誤解・混同
❌ 誤解①:パスワードを盗む攻撃
👉 ⭕ 違う
- セッションハイジャックは
👉 「ログイン後の状態」を盗む
❌ 誤解②:中間者攻撃と同じ
👉 ⭕ 関係はあるが別物
- 中間者攻撃:通信を盗聴
- セッションハイジャック:セッションを乗っ取る
(中間者攻撃が原因になることはある)
❌ 誤解③:ログインすれば安全
👉 ⭕ SG試験ではここが重要
- ログイン後の管理が不十分だと不正利用される
SG試験のひっかけポイント
-
セッションハイジャックを防ぐ場面で「認証強化(パスワード)」だけを選ぶ → ❌ 不十分。HTTPSやCookie設定など、セッションIDを守る対策も必要です。
-
重要情報を表示する直前に、本人の意思を再確認する → ⭕ パスワード再入力などの再認証が有効です。
👉 正しくは
- 盗まれにくくする対策と盗まれた後に重要処理を止める対策を分けて考える
確認問題(SG試験対策)
次のうち、セッションハイジャックの説明として最も適切なものはどれか。
- ア. セッションIDなどを盗み、正規利用者になりすまして操作する攻撃である。
- イ. 利用者にIPアドレスを自動的に割り当てる仕組みである。
- ウ. 証明書の発行者を信頼の階層で確認する仕組みである。
- エ. すべてのパスワード候補を順に試す攻撃である。
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)
正解:ア
解説
- ア:ログイン後のセッションを奪う点が特徴です。
- イ:DHCPの説明です。
- ウ:PKIや証明書チェーンの説明です。
- エ:ブルートフォース攻撃です。
👉 判断ポイント セッションハイジャックは「認証情報そのもの」より「ログイン状態を示すセッション」を奪う。
まとめ(試験直前用)
- セッションハイジャック=「ログイン状態の乗っ取り」
- パスワード不要で侵入できるのが特徴
- 対策は、HTTPS、Cookie設定、セッションID再発行などで盗まれにくくする
- 重要処理の直前は、パスワード再入力などで再認証する
- 試験では、盗まれにくくする対策か、盗まれた後の被害拡大防止かで切り分ける