最終更新日:2026年10月5日
fe fe-technology network
まず結論
IPv4のサブネットでは、通常、ホスト部がすべて0のアドレスはネットワークアドレス、すべて1のアドレスはブロードキャストアドレスです。
FEの科目Aでは、PCに割り当てられないIPアドレスを問われたら、まずこの2つを探します。
ホスト部が全部0
→ ネットワークアドレス
ホスト部が全部1
→ ブロードキャストアドレス
その間
→ ホストに割り当て可能
直感的な説明
サブネットを「住所の区画」と考えると分かりやすくなります。
例えば、あるサブネットが末尾 16〜31 の範囲なら、
最初と最後は特別な用途、PCが使えるのはその間と考えると判断しやすくなります。
定義・仕組み
IPv4アドレスは、サブネットマスクによってネットワーク部とホスト部に分けられます。
例えば、
IPアドレス 200.170.70.16
サブネットマスク 255.255.255.240
とします。
255.255.255.240 の最後の8ビットは、
240 = 11110000
なので、ネットワーク部は28ビット、ホスト部は4ビットです。
255.255.255.240 = /28
ホスト部 = 4ビット
ホスト部4ビットなら16個
4ビットで表せる組合せは 2の4乗、つまり16個です。
0〜15
16〜31
32〜47
48〜63
64〜79
...
16〜31の区画なら、
16 = ネットワークアドレス
17〜30 = ホストに割り当て可能
31 = ブロードキャストアドレス
となります。
2進数で見ると、
16 → 00010000
0000 ← ホスト部が全部0
31 → 00011111
1111 ← ホスト部が全部1
です。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、IPアドレスとサブネットマスクから「ホストに割り当てられないアドレス」を選ばせる形が典型です。
毎回すべてを2進数へ変換しても解けますが、ブロックサイズを使うと速く判断できます。
256 − 240 = 16
0, 16, 32, 48 ...
16 と 31 は割当不可
サブネットマスクの対象オクテットが240なら、
256 - 240 = 16
なので16刻みです。
ネットワークアドレスが末尾16なら、次のネットワークアドレスは32です。
現在のネットワーク:16
次のネットワーク:32
ブロードキャスト
= 次のネットワーク - 1
= 31
試験中の最短手順
① 256 - サブネットマスクの値
→ ブロックサイズ
② ネットワークアドレスから次の区切りを探す
③ 最初
→ ネットワークアドレス
④ 次の区切り - 1
→ ブロードキャストアドレス
⑤ その間
→ PCに割り当て可能
どんな場面で使う?
サブネット化では、一つのIPv4ネットワークを複数の小さなネットワークに分割します。
FEでは実際のネットワーク設計よりも、
- サブネットマスクからホスト部のビット数を読む
- アドレス範囲を求める
- ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除外する
という計算・判断が重要です。
このテーマは基本情報技術者試験のネットワーク分野に関係します。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。
よくある誤解・混同
誤解1:ネットワークアドレスだけ割り当て不可
ブロードキャストアドレスも通常のホストには割り当てません。
最初 → ネットワークアドレス
最後 → ブロードキャストアドレス
両端を除くと覚えます。
誤解2:/28ならホストを16台使える
ホスト部は4ビットなのでアドレス総数は16個ですが、通常のサブネットではネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除きます。
16個 - 2個 = 14個
したがって、通常のホストとして使えるのは14個です。
誤解3:255.255.255.240の「240」をそのまま範囲に使う
240はサブネットマスクの値です。アドレスの区切りを素早く求めるときは、
256 - 240 = 16
として、16刻みだと判断します。
誤解4:全部2進数にしないと解けない
2進数は仕組みを理解するうえで重要ですが、試験ではブロックサイズを使うと速く解ける場合があります。
仕組みを理解する
→ 2進数
素早く範囲を求める
→ ブロックサイズ
両方を使い分けると安心です。
まとめ(試験直前用)
- ホスト部が全部0 → ネットワークアドレス
- ホスト部が全部1 → ブロードキャストアドレス
- PCに割り当てるのは通常、その間のアドレス
- 255.255.255.240 なら 256 - 240 = 16 で16刻み
- /28 は16アドレス、通常のホスト利用は14アドレス