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最終更新日:2026年10月5日

まず結論

arp・ipconfig・netstat・pingは、「何を知りたいか」で切り分けると迷いにくくなります。

知りたいこと コマンド
IPアドレスとMACアドレスの対応 arp
自分のIP設定 ipconfig
現在の通信・接続状況 netstat
相手と通信できるか ping

MACなら arp、自分の設定なら ipconfig、接続状況なら netstat、疎通なら ping。


直感的な説明

たとえば、同じLANにあるプリンタのIPアドレスが分かっていて、対応するMACアドレスを知りたいとします。

IPアドレス192.168.1.20
↓ arp
MACアドレス00-11-22-33-44-55

この場合に見るのは、IPアドレスとMACアドレスの対応関係です。したがって arp が候補になります。

問題文に「プリンタ」「PC」と書かれていても、機器名から選ぶのではありません。

問題文で何を調べたいのかを先に探す。

これが科目Aでの基本的な判断方法です。


定義・仕組み

arp|IPアドレスとMACアドレスの対応

ARP(Address Resolution Protocol)は、同一LAN内で、IPアドレスに対応するMACアドレスを解決するための仕組みです。

PCは一度得た対応関係をARPキャッシュ(ARPテーブル)に一時的に保持します。そのため、直前に通信した相手であれば、その対応が残っていることがあります。

IPアドレス
ネットワーク層
     ↓ ARP
MACアドレス
データリンク層

試験では、「IPは分かる。MACを知りたい」→ ARP と判断できれば十分です。

※「直前に通信した」からといって、必ずARPキャッシュに残っていると断定する必要はありません。試験では、対応情報を確認する手掛かりとして捉えます。

ipconfig|自分のネットワーク設定

ipconfig は、Windowsで自端末のTCP/IP設定を確認するときに使います。

代表的には、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどを確認します。

自分のIPアドレスは?
自分のデフォルトゲートウェイは?
→ ipconfig

netstat|現在の通信・接続状況

netstat は、ネットワーク接続や待受け状態などを確認するためのコマンドです。

試験では細かなオプションより、

今、どんな通信・接続がある?
→ netstat

と役割を押さえるのが先です。

ping|相手まで通信できるか

ping は、IPネットワーク上で対象との疎通を確認するときに使います。

サーバまで届く?
プリンタと通信できる?
→ ping

ただし、pingはMACアドレスを調べるためのコマンドではありません。


科目Aでどう出る?

4つをコマンド名だけで覚えると、arp と ping などで迷いやすくなります。

MACarp
自分の設定ipconfig
接続状況netstat
疎通ping

問題文では、まず目的語を探します。

MACアドレスを知りたい
→ arp

IP設定を確認したい
→ ipconfig

接続状況を確認したい
→ netstat

通信できるか確認したい
→ ping

どんな場面で使う?

ネットワーク障害を調べる場合も、目的によって使うコマンドが変わります。

たとえば「PCのIP設定がおかしいかもしれない」なら ipconfig、「相手まで届くか」を確認するなら ping、「IPとMACの対応を確認したい」なら arp というように使い分けます。

重要なのは、ネットワークを調べるコマンドという共通点ではなく、それぞれ何を見るコマンドなのかです。


よくある混同

「相手の機器を調べる」なら ping?

違います。

ping が確認する中心は疎通です。相手のMACアドレスを確認したいなら、目的が異なります。

つながる? → ping
IPとMACの対応は? → arp

arpとipconfigの違い

どちらもIPアドレスが関係しますが、見る対象が違います。

  • arp:IPアドレスとMACアドレスの対応
  • ipconfig:自分自身のIP設定

IPアドレスとMACアドレスを同じものとして考える

IPアドレスとMACアドレスは役割が異なります。

OSI基本参照モデルとの位置付けを整理したい場合は、OSI基本参照モデルも確認してください。


まとめ

  • IP ↔ MACの対応を確認するなら arp
  • 自分のIP設定を確認するなら ipconfig
  • 通信・接続状況を確認するなら netstat
  • 疎通確認なら ping
  • 試験ではコマンド名より、「何を知りたいのか」から選ぶ

MAC → arp / 設定 → ipconfig / 接続 → netstat / 疎通 → ping

この4つの対応が思い出せれば、似た選択肢をかなり切りやすくなります。

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