最終更新日:2026年10月5日
fe fe-technology network
まず結論
arp・ipconfig・netstat・pingは、「何を知りたいか」で切り分けると迷いにくくなります。
| 知りたいこと | コマンド |
|---|---|
| IPアドレスとMACアドレスの対応 | arp |
| 自分のIP設定 | ipconfig |
| 現在の通信・接続状況 | netstat |
| 相手と通信できるか | ping |
MACなら arp、自分の設定なら ipconfig、接続状況なら netstat、疎通なら ping。
直感的な説明
たとえば、同じLANにあるプリンタのIPアドレスが分かっていて、対応するMACアドレスを知りたいとします。
この場合に見るのは、IPアドレスとMACアドレスの対応関係です。したがって arp が候補になります。
問題文に「プリンタ」「PC」と書かれていても、機器名から選ぶのではありません。
問題文で何を調べたいのかを先に探す。
これが科目Aでの基本的な判断方法です。
定義・仕組み
arp|IPアドレスとMACアドレスの対応
ARP(Address Resolution Protocol)は、同一LAN内で、IPアドレスに対応するMACアドレスを解決するための仕組みです。
PCは一度得た対応関係をARPキャッシュ(ARPテーブル)に一時的に保持します。そのため、直前に通信した相手であれば、その対応が残っていることがあります。
IPアドレス
ネットワーク層
↓ ARP
MACアドレス
データリンク層
試験では、「IPは分かる。MACを知りたい」→ ARP と判断できれば十分です。
※「直前に通信した」からといって、必ずARPキャッシュに残っていると断定する必要はありません。試験では、対応情報を確認する手掛かりとして捉えます。
ipconfig|自分のネットワーク設定
ipconfig は、Windowsで自端末のTCP/IP設定を確認するときに使います。
代表的には、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどを確認します。
自分のIPアドレスは?
自分のデフォルトゲートウェイは?
→ ipconfig
netstat|現在の通信・接続状況
netstat は、ネットワーク接続や待受け状態などを確認するためのコマンドです。
試験では細かなオプションより、
今、どんな通信・接続がある?
→ netstat
と役割を押さえるのが先です。
ping|相手まで通信できるか
ping は、IPネットワーク上で対象との疎通を確認するときに使います。
サーバまで届く?
プリンタと通信できる?
→ ping
ただし、pingはMACアドレスを調べるためのコマンドではありません。
科目Aでどう出る?
4つをコマンド名だけで覚えると、arp と ping などで迷いやすくなります。
問題文では、まず目的語を探します。
MACアドレスを知りたい
→ arp
IP設定を確認したい
→ ipconfig
接続状況を確認したい
→ netstat
通信できるか確認したい
→ ping
どんな場面で使う?
ネットワーク障害を調べる場合も、目的によって使うコマンドが変わります。
たとえば「PCのIP設定がおかしいかもしれない」なら ipconfig、「相手まで届くか」を確認するなら ping、「IPとMACの対応を確認したい」なら arp というように使い分けます。
重要なのは、ネットワークを調べるコマンドという共通点ではなく、それぞれ何を見るコマンドなのかです。
よくある混同
「相手の機器を調べる」なら ping?
違います。
ping が確認する中心は疎通です。相手のMACアドレスを確認したいなら、目的が異なります。
つながる? → ping
IPとMACの対応は? → arp
arpとipconfigの違い
どちらもIPアドレスが関係しますが、見る対象が違います。
arp:IPアドレスとMACアドレスの対応ipconfig:自分自身のIP設定
IPアドレスとMACアドレスを同じものとして考える
IPアドレスとMACアドレスは役割が異なります。
OSI基本参照モデルとの位置付けを整理したい場合は、OSI基本参照モデルも確認してください。
まとめ
- IP ↔ MACの対応を確認するなら
arp - 自分のIP設定を確認するなら
ipconfig - 通信・接続状況を確認するなら
netstat - 疎通確認なら
ping - 試験ではコマンド名より、「何を知りたいのか」から選ぶ
MAC → arp / 設定 → ipconfig / 接続 → netstat / 疎通 → ping
この4つの対応が思い出せれば、似た選択肢をかなり切りやすくなります。