Skip to the content.

最終更新日:2026年7月22日

まず結論

グリーン購入とは、製品やサービスを購入するときに、価格や品質だけでなく、環境への負荷ができるだけ少ないものを優先して選ぶことです。

基本情報技術者試験では、次のように切り分けます。

企業が社会や環境に責任を果たす
→ CSR

環境配慮商品を認定する
→ エコマーク認定

開発前に環境への影響を調べる
→ 環境アセスメント

環境配慮商品を選んで買う
→ グリーン購入

問題文に「購入する」「調達する」「優先して選ぶ」とあれば、グリーン購入を考えます。

直感的な説明

グリーン購入は、買い物や調達のときに、環境への配慮も選択基準に加える考え方です。

例えば、同じ用途の商品が複数ある場合に、次のような観点で選びます。

  • 省エネルギーで使える
  • 再生材料が使われている
  • 廃棄物が少ない
  • 長く使える
  • 修理や再利用がしやすい
  • 環境保全に取り組む企業が提供している
価格・品質だけで選ぶ
↓
環境への負荷も考えて選ぶ

購入者側の選択を変えることで、供給側にも環境負荷の少ない製品やサービスの開発を促します。

定義・仕組み

環境省は、グリーン購入を、製品やサービスの購入時に必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選ぶこととして説明しています。

グリーン購入は、個人や企業だけでなく、国や地方公共団体などの調達にも関係します。

グリーン購入法との関係

日本では、2001年4月からグリーン購入法が施行されています。

正式名称は、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律です。

この法律では、次のような考え方が示されています。

国などの公的機関
→ 環境物品等の調達を率先して進める

地方公共団体・事業者・国民
→ グリーン購入に努める

国などの機関は、環境負荷低減に役立つ製品・サービスの調達を進めます。

一次情報は、環境省:グリーン購入についてで確認できます。

選ぶときの判断材料

グリーン購入では、次のような情報を使って製品やサービスを比較します。

判断材料 見るポイント
省エネルギー性能 使用時の電力や燃料が少ないか
資源の使用 再生材料や再利用可能な材料を使っているか
廃棄 廃棄物や有害物質が少ないか
耐久性 長く使えるか、修理できるか
環境ラベル 第三者認証などの客観的な情報があるか
供給者の取組 環境保全に積極的な企業か

エコマークなどの環境ラベルは、グリーン購入の判断材料として使えます。

ただし、エコマークの認定を行うことと、認定商品を選んで買うことは別です。

エコマーク制度については、エコマーク事務局:エコマークについてで確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、環境に関する複数の用語から、説明に合うものを選ぶ問題が出ます。

判断の順番

次の順番で、問題文の動作に注目します。

1. 誰が行っているか
2. 何を対象にしているか
3. 何をしているか

例えば、問題文に次の表現があれば、グリーン購入です。

国や地方公共団体
環境配慮製品・サービス
優先して選ぶ・購入する・調達する

似た用語との比較

問題文の中心 用語
企業が社会や環境に責任を果たす CSR
環境負荷の少ない商品を認定する エコマーク認定
開発事業の前に環境影響を調査・予測・評価する 環境アセスメント
環境負荷の少ない製品やサービスを優先して買う グリーン購入

選択肢を切る判断語

企業の社会的責任
地域貢献・人権・環境保護
→ CSR

認定・環境ラベル・マーク表示
→ エコマーク認定

事前調査・予測・評価・大規模開発
→ 環境アセスメント

購入・調達・優先して選ぶ
→ グリーン購入

どんな場面で使う?

グリーン購入は、個人、企業、行政機関などが製品やサービスを購入する場面で使います。

例えば、次のような場面です。

  • 国や地方公共団体が事務用品を調達する
  • 企業が省エネルギー性能の高い設備を購入する
  • 再生紙や再生プラスチック製品を選ぶ
  • 環境ラベルのある商品を選定基準にする
  • 調達先企業の環境への取組も確認する

特に公的機関の調達では、グリーン購入法に基づく考え方が重要です。

環境省は、グリーン購入法適合の表示について、国の認証マークではなく、自己適合宣言や第三者認証の活用などがあると説明しています。詳しくは、環境省:環境ラベル等データベース「グリーン購入法適合」の表示で確認できます。

よくある誤解・混同

グリーン購入とエコマーク認定

最も混同しやすい組合せです。

商品を審査して、環境ラベルを付ける
→ エコマーク認定

環境配慮商品を選んで買う
→ グリーン購入

エコマークは、グリーン購入で商品を選ぶための目印として使えます。

グリーン購入とCSR

CSRは企業の社会的責任を表す広い概念です。

企業全体の責任ある行動
→ CSR

購入時の具体的な選択
→ グリーン購入

企業がグリーン購入を進めることは、CSRの具体的な取組の一つになり得ますが、用語の意味は同じではありません。

グリーン購入と環境アセスメント

環境アセスメントは、主に大規模な開発事業などを始める前に、環境への影響を調査・予測・評価する手続です。

購入する前に商品を比べる
→ グリーン購入

開発事業の実施前に環境影響を評価する
→ 環境アセスメント

環境アセスメントの考え方は、環境省:環境影響評価に関する情報でも確認できます。

環境に良い商品を選べば、すべてグリーン購入法に適合するとは限らない

グリーン購入は広い購入行動の考え方です。

一方、グリーン購入法では、特定調達品目ごとに判断の基準が定められています。

環境を考慮して選ぶ行動
→ グリーン購入

法の対象品目で基準に適合する
→ グリーン購入法適合

この2つを同じ意味だと思わないようにします。

まとめ(試験直前用)

  • グリーン購入は、環境負荷の少ない製品・サービスを優先して選ぶこと
  • 「購入・調達・優先して選ぶ」が判断語
  • CSRは、企業が社会や環境に責任を果たす広い考え方
  • エコマーク認定は、環境配慮商品を認定してマークを表示する制度
  • 環境アセスメントは、開発前に環境影響を調査・予測・評価する手続
  • エコマークは、グリーン購入の判断材料として使える

© 2024-2026 stemtazoo. All rights reserved.