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DS検定トップ > 行列の掛け算とは?(行列同士の掛け算)【DS検定リテラシー】

まず結論

行列同士の掛け算は、「左の行」と「右の列」を組み合わせて、新しい表を作る計算です。 DS検定では「掛け算できる条件(サイズ)」と「順番で結果が変わる」を判断させたい問題が多いです。

直感的な説明

行列は、業務でいうと「表(テーブル)」です。

  • 左の行列:たとえば「商品ごとの販売数」
  • 右の行列:たとえば「販売数 → 売上」に変換する係数(単価など)

この2つを掛けると、 「販売数の表」を「売上の表」にまとめて変換できます。

ポイントは、ただの足し算や要素ごとの掛け算ではなく、 いくつかの項目を“混ぜて合成する”計算になっていることです。

定義・仕組み

行列A(たて m、よこ n)と、行列B(たて n、よこ p)を掛けると、 結果は「たて m、よこ p」の行列になります。

ここで大事なのは 真ん中の n が一致していることです。

  • Aが「行(m)×列(n)」
  • Bが「行(n)×列(p)」

このとき、結果の各マスは Aの1行と、Bの1列を使って作るイメージです。 (行と列をそれぞれ見比べて、対応する要素同士を掛けて足し合わせる)

DS検定では、次のように問われがちです。

  • 「この2つは掛け算できますか?」(サイズの条件)
  • 「AB と BA は同じですか?」(順番)

どんな場面で使う?

使うべき場面

  • 複数の値をまとめて変換したいとき(例:特徴量の線形変換、回転、スケーリング)
  • いくつかの要因を合成して別の指標を作りたいとき(例:重み付けの合計をまとめて計算)
  • モデルの中身を“表の変換”として理解したいとき(例:線形回帰やニューラルネットの「重み」は行列で持てる)

使うと誤解しやすい場面

  • 「同じ形なら掛け算できる」と思ってしまうとき(実は“内側のサイズ一致”が必要)
  • 「要素ごとの掛け算」と混ぜてしまうとき(Excelの感覚でミスしやすい)

よくある誤解・混同

誤解1:同じサイズの行列なら必ず掛け算できる

  • ❌ たて×よこ が同じでも、掛けられるとは限りません。
  • ⭕ 条件は「左の列数=右の行数」です。
  • 選択肢では「同じサイズだから可能」と書かれていたら注意です。

誤解2:AB と BA は同じ

  • ❌ 多くの場合、AB と BA は一致しません。
  • ⭕ 順番が変わると「合成する順番」が変わるので結果も変わります。
  • DS検定では「順番を入れ替えて同じになる」と誤認させてきます。

誤解3:行列の掛け算=要素ごとの掛け算

  • ❌ 行列の掛け算は、同じ場所の要素を掛ける計算ではありません。
  • ⭕ 「行×列」で作る合成の計算です。
  • 「要素ごとの掛け算」は別物(実装でも別演算)なので混同注意です。

まとめ(試験直前用)

  • 掛け算できる条件は「左の列数=右の行数」
  • 結果のサイズは「左の行数 × 右の列数」
  • AB と BA は基本的に別物(順番が大事)
  • “要素ごとの掛け算”と混同する選択肢に注意

対応スキル項目(データサイエンス力シート)

  • 数学的理解
  • 線形代数基礎
  • ★ 行列同士、および行列とベクトルの計算方法を正しく理解し、複数の線形式を行列の積で表現できる

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