最終更新日:2026年8月16日
ds design
まず結論
クリティカルパス(Critical Path)とは、プロジェクト全体の完了時間を決める最も長い作業経路です。
DS検定では、この経路上の作業が遅れると、プロジェクト全体の完了も遅れるという点が重要です。
直感的な説明
例えば、データ分析プロジェクトに次の工程があるとします。
データ取得 → 前処理 → 分析 → モデル評価 → レポート作成
すべての作業が同じように納期へ影響するわけではありません。
複数の作業ルートがある中で、合計所要時間が最も長く、遅れがそのまま全体の遅れにつながる経路がクリティカルパスです。
判断ポイント: 「重要そうな作業」ではなく、時間的に最も長い経路を見るのがポイントです。
定義・仕組み
① 最も長い作業経路
例えば、次の2つの経路があるとします。
- A → B → C
- A → D → E
各作業の所要時間を合計し、最も時間がかかる経路がクリティカルパスになります。
② 遅れるとプロジェクト全体が遅れる
クリティカルパス上の作業には、通常ほとんど余裕時間がありません。
そのため、
- 作業が遅れる
- トラブルが発生する
と、プロジェクト全体の納期に影響します。
③ 重点的に管理する
プロジェクト管理では、クリティカルパス上のタスクを優先して監視します。
どんな場面で使う?
① プロジェクトスケジュール管理
- どの作業が納期に直結するか
- どこが遅れると危険か
を把握するために使います。
② システム開発
要件定義、設計、開発、テストなどの工程の中から、全体の完了時間を決める経路を確認します。
③ データ分析プロジェクト
データ取得や前処理が後工程の前提になっている場合、その遅れが分析全体へ影響することがあります。
よくある誤解・混同
❌ 重要な作業 = クリティカルパス
クリティカルパスは重要度ではなく、所要時間と依存関係で決まります。
❌ WBSやガントチャートと同じ
| 手法 | 主な役割 |
|---|---|
| WBS | 作業を分解する |
| ガントチャート | 作業の時間を可視化する |
| クリティカルパス | 全体納期を決める経路を把握する |
❌ すべての作業がクリティカル
余裕時間がある作業は、多少遅れてもプロジェクト全体の完了日に影響しない場合があります。
まとめ(試験直前用)
- クリティカルパス = プロジェクト完了時間を決める経路
- 最も所要時間が長い経路
- その経路上の作業が遅れると全体も遅れる
- WBS・ガントチャートとの役割の違いに注意
DS検定では、「最も長い作業経路」「遅れると全体が遅れる」ならクリティカルパスと判断しましょう。
対応スキル項目(ver.6 価値創造)
- 位置づけ:プロジェクト推進の補助学習
- ★1直接対応:なし
- 旧ver.5の「プロジェクト推進/リソースマネジメント」にあった内容は、ver.6の★1一覧には同一内容の項目として掲載されていません。
- ver.6 ★1スキルチェックで確認する
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