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最終更新日:2026年5月10日

まず結論

TPMORとは、セキュリティ区域内に1人だけが在室する状態を防ぐための入退室ルールです。

正式には、Two Person Minimum Occupancy Rule といいます。

SG試験では、

「区域内に常に2人以上いるようにするルール」

と判断できればOKです。

特に、

  • 最初の入室者
  • 最後の退室者
  • 2人以上の在室

という言葉が出てきたら、TPMORを疑います。


直感的な説明

TPMORは、重要な部屋で“1人作業”をさせないためのルールです。

たとえば、サーバ室や金庫室のような重要エリアで、1人だけになると、

  • 不正をしても見つかりにくい
  • 作業ミスに気づかれにくい
  • トラブル時に助けを呼びにくい

というリスクがあります。

そこでTPMORでは、

入るときも、出るときも、区域内が1人だけにならないようにする

という考え方をします。


定義・仕組み

TPMORは、セキュリティ区域内の在室人数を管理し、2人以上が在室する状態を保つためのルールです。

基本の考え方

場面 制限の考え方
最初に入室するとき 1人だけでは入室させない
最後に退室するとき 1人だけを残して退室させない
区域内の状態 2人以上の在室を保つ

ポイントは、個人の入退室順序ではなく、

区域内に何人いるか

を見ていることです。


どんな場面で使う?

TPMORは、1人だけで作業させるとリスクが高い場所で使われます。

たとえば、

  • サーバ室
  • データセンター
  • 金庫室
  • 重要設備の管理区域
  • 機密情報を扱う作業室

などです。

目的は、単に入室を制限することではなく、

相互けん制が働く状態を作ること

です。

1人ではなく2人以上にすることで、不正やミスを起こしにくくします。


試験で混同しやすい用語

TPMOR

2人以上の在室を保つルールです。

キーワードは、

  • 2人以上
  • 最初の入室者
  • 最後の退室者
  • 1人だけにしない
  • 相互けん制

です。


アンチパスバック

アンチパスバックは、入退室記録の矛盾を防ぐ仕組みです。

たとえば、入室記録がある人が、退室記録なしにもう一度入室しようとする場合などを制限します。

TPMORが見るのは、区域内の人数です。
アンチパスバックが見るのは、利用者IDごとの入退室順序です。


インターロックゲート

インターロックゲートは、入退室ゲートを二重扉にして、1人ずつ通過させる装置です。

TPMORは、2人以上の在室を保つルールです。
インターロックゲートは、物理的な扉で通過を制御する装置です。

「二重扉」「1人ずつ通過」が出てきたら、インターロックゲートを疑います。


パニックオープン

パニックオープンは、火災や停電などの非常時に、入退室ゲートを自動的に解錠する仕組みです。

TPMORは、通常時の入退室管理ルールです。
パニックオープンは、非常時に避難経路を確保するための仕組みです。


よくある誤解・混同

❌ TPMOR=カードの使い回し防止

→ ⭕ カードの使い回し防止は、アンチパスバックの考え方です。

TPMORは、カードの順序ではなく、区域内の人数を見ます。


❌ TPMOR=1人ずつ通す装置

→ ⭕ 1人ずつ通す装置は、インターロックゲートです。

TPMORは、2人以上の在室を保つルールです。


❌ TPMOR=非常時に扉を開ける仕組み

→ ⭕ 非常時に扉を開けるのは、パニックオープンです。

TPMORは、通常時に1人作業を防ぐためのルールです。


❌ TPMOR=入退室管理そのもの

→ ⭕ 入退室管理の中でも、2人以上の在室に注目したルールです。

単なる入退室ログの記録ではなく、人数条件を満たすかを見ます。


確認問題(SG試験対策)

TPMORの説明として、最も適切なものはどれか。

ア. 利用者IDごとの入退室記録を確認し、退室記録がない利用者の再入室を制限する。
イ. 入退室ゲートを二重扉にして、1人ずつしか通過できないようにする。
ウ. 最初の入室者と最後の退室者を制限し、セキュリティ区域内に1人だけが在室する状態を防ぐ。
エ. 火災や停電などの非常時に、入退室ゲートを自動的に解錠する。

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:ウ

解説

アは、アンチパスバックの説明です。
「退室記録がない利用者の再入室」が判断ポイントです。

イは、インターロックゲートの説明です。
「二重扉」「1人ずつ」が判断ポイントです。

ウは、TPMORの説明です。
最初の入室者と最後の退室者を制限し、区域内に1人だけが残る状態を防ぎます。

エは、パニックオープンの説明です。
「非常時」「自動解錠」が判断ポイントです。

👉 判断ポイント
TPMORは、区域内の人数を見て、1人だけの在室を防ぐ。


まとめ(試験直前用)

  • TPMOR=2人以上の在室を保つルール
  • 最初の入室者と最後の退室者を制限する
  • 目的は、1人だけの作業や在室を防ぐこと
  • アンチパスバック=入退室記録の矛盾を防ぐ
  • インターロックゲート=二重扉で1人ずつ通す
  • パニックオープン=非常時に自動解錠する

👉 「2人以上の在室」が出たらTPMOR


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