Skip to the content.

まず結論

ルートキットとは、管理者権限(root権限)を取得してシステムを支配し、その存在や不正活動を隠蔽するマルウェアであり、SG試験では「管理者権限を使って隠す」という点を見抜くことが重要です。


直感的な説明

ルートキットは「管理者になりすまして証拠を消す仕組み」です。

たとえば

  • 攻撃者が管理者権限を取得する
  • ログを削除・改ざんする
  • 不正プログラムを見えなくする

というように、“管理者だから何でもできる”状態を悪用して隠すのが特徴です。

👉 普通のユーザー権限ではできない操作ができる点が本質です


定義・仕組み

ルートキットは、管理者権限を利用してシステムの深い部分に介入します。

なぜ「ルート」なのか(重要)

  • root=管理者権限(最も強い権限)
  • OSの内部まで操作できる
  • セキュリティ機能すら無効化できる

👉 この権限を取られると、検知が極めて困難になる


主な機能

  • プロセスの隠蔽(動いていても見えない)
  • ファイルの隠蔽
  • ログの改ざん・削除
  • セキュリティソフトの無効化

👉 これらはすべて「管理者権限があるから可能」


攻撃の流れでの位置づけ

  1. 脆弱性などで侵入
  2. 権限昇格(管理者権限を取得)
  3. ルートキットで隠蔽

SG試験では、
「権限昇格のあとに使われる」という流れで理解するのが重要です。


どんな場面で使う?

使うべき場面(試験・実務)

  • 不正アクセス後の調査
  • 権限昇格が疑われるケース
  • ログが不自然に消えている場合

間違えやすい場面

  • 初期侵入手段と混同
    → ルートキットは「侵入後+権限取得後」に使われる

よくある誤解・混同

① ルートキットの役割の誤解

  • ❌ 攻撃を実行するマルウェア
  • 管理者権限を使って痕跡を隠すマルウェア

② 権限の重要性の見落とし(最重要)

  • ❌ 普通の権限でも同じことができる
  • 管理者権限があるから隠蔽が可能

👉 SG試験ではここが最重要ポイント


③ ボットとの違い

  • ❌ どちらも乗っ取り系
  • ボット=操作、ルートキット=管理者権限で隠蔽

SG試験での典型パターン

  • 「管理者権限を取得している」
  • 「ログが消されている/改ざんされている」
  • 「不正プログラムが検知されない」

選択肢で
「自己増殖」や「情報収集」と書かれていれば
→ ルートキットではない


確認問題(SG試験対策)

次のうち、ルートキットの説明として最も適切なものはどれか。

A. 侵入後に存在や不正活動を隠し、管理者権限の維持などに使われるツール群である。 B. 利用者にIPアドレスを自動配布する通常のネットワーク機能である。 C. 電子署名の検証に使う公開鍵証明書の失効リストである。 D. サービス停止を目的に大量通信を送る攻撃である。

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:A

解説

  • A:侵入後に隠ぺいし、権限を維持する点が重要です。
  • B:DHCPの説明です。
  • C:CRLの説明です。
  • D:DoS/DDoS攻撃の説明です。

👉 判断ポイント ルートキットは「侵入前の攻撃」ではなく「侵入後の隠ぺい・権限維持」で切り分ける。


まとめ(試験直前用)

  • ルートキット=管理者権限で隠蔽するマルウェア
  • root権限を使ってシステムを操作
  • ログ改ざん・プロセス隠蔽が可能
  • 権限昇格のあとに使われる
  • 判断基準は「管理者権限で隠しているか」

🔗 関連記事


🏠 情報セキュリティマネジメントトップに戻る