sg sg-security-management risk_assessment isms
まず結論
- リスク基準(受容基準)とは、「どのリスクまで許容するか」を決める判断基準です
- SG試験では「評価の前に決めるもの」として出題されやすいポイントです
直感的な説明
リスク基準は「どこまでならOKかの線引き」です。
たとえば
- 情報漏えい → 少しでもNG
- 業務の遅延 → 多少はOK
というように、
リスクによって許せる範囲が違うはずです。
👉
この「許せるかどうかの線」を決めるのがリスク基準です。
定義・仕組み
リスク基準(受容基準)は、リスクアセスメントの前提として設定します。
① 何を基準にするか
主に次の観点で決めます
- 機密性(Confidentiality)
- 完全性(Integrity)
- 可用性(Availability)
- 法令・契約要件
- 経営方針・事業影響
👉
JIS Q 31000 の考え方
「リスクの重要度を判断するための基準を事前に定める」
② どのように使うか
リスク評価の場面で使う
- 基準より高いリスク → 対応が必要
- 基準内のリスク → 受容(そのまま許容)
👉
評価の“ものさし”として使う
③ リスクアセスメントとの関係
流れとしてはこうなります
- リスク基準を決める
- リスクを特定・分析
- 基準と比較して評価
👉
基準がないと評価できない
どんな場面で使う?
使う場面
- ISMSでのリスク評価
- 情報資産の重要度分類
- 委託先のリスク判断
- セキュリティ投資の判断
誤解しやすい場面
- 分析の後に決める → ❌順序が逆
- 全リスクをゼロにする基準 → ❌現実的でない
よくある誤解・混同
リスク評価との違い
- ❌ リスク基準=評価結果
- ⭕ 評価するためのルール
👉 判断基準
「判断する前のルール」か「判断結果」か
リスク受容との違い
- ❌ 基準=受容そのもの
- ⭕ 基準に基づいて受容するか決める
👉
基準 → 判断 → 受容
SG試験のひっかけ
- 「リスクを評価して基準を決める」→ ❌
-
「基準を決めてから評価する」→ ⭕
- 「すべてのリスクを排除する」→ ❌
- 「許容範囲を決める」→ ⭕
👉
順序と“許容”という考え方がカギ
まとめ(試験直前用)
- リスク基準=許容範囲の線引き
- 評価の前に決める(ここ重要)
- 評価の“ものさし”として使う
- すべて排除は誤り(現実的でない)
- 迷ったら「基準か結果か」で切る
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