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まず結論

公開鍵暗号方式とは、暗号化と復号で異なる鍵(公開鍵と秘密鍵)を使うことで、安全に鍵をやり取りできる暗号方式です。
SG試験では「鍵の受け渡しリスクをどう解決するか」を判断させる問題でよく問われます。


直感的な説明

たとえば「鍵付きの箱」で考えると理解しやすいです。

  • 相手が「鍵をかけるだけの鍵(公開鍵)」を公開している
  • 誰でもその鍵で箱に鍵をかけて送れる
  • でも、その箱を開けられるのは「本人だけが持つ鍵(秘密鍵)」だけ

つまり、

👉 送るときは誰でも使える鍵、開けるのは本人だけ

という仕組みです。

これにより、「鍵をこっそり渡す」という危険なやり取りが不要になります。


定義・仕組み

公開鍵暗号方式では、次の2つの鍵を使います。

  • 公開鍵:誰にでも公開してよい鍵(暗号化に使用)
  • 秘密鍵:本人だけが持つ鍵(復号に使用)

基本の流れは次の通りです。

  1. 受信者が「公開鍵」を公開する
  2. 送信者はその公開鍵でデータを暗号化する
  3. 受信者が「秘密鍵」で復号する

代表例としては RSA暗号 があります。


なぜ重要か(業務視点)

共通鍵暗号では、

  • 鍵を安全に相手に渡す必要がある
  • ここが漏れるとすべて破られる

という問題があります。

公開鍵暗号方式は、

👉 そもそも秘密の鍵を渡さない設計

になっているため、
通信開始時の安全性を確保できます。


どんな場面で使う?

使うべき場面

  • インターネット通信の開始時(HTTPSなど)
  • 不特定多数と安全に通信したい場合
  • 鍵の配布が難しい環境

よくある実務パターン

実際のシステムでは、

  • 最初だけ公開鍵暗号で鍵交換
  • その後は高速な共通鍵暗号を使用

👉 これを ハイブリッド暗号 といいます


向いていない場面

  • 大量データの暗号化(処理が遅い)

👉 処理速度の問題から単独では使われにくい


よくある誤解・混同

❌ 共通鍵暗号のほうが安全

👉 ⭕ 安全性の問題ではなく「用途の違い」

  • 共通鍵:高速だが鍵配布が弱点
  • 公開鍵:遅いが鍵配布が安全

❌ 公開鍵で復号する

👉 ⭕ 基本は「公開鍵で暗号化 → 秘密鍵で復号」

※逆の使い方(電子署名)もあるが、混同注意


❌ 公開鍵暗号だけで通信する

👉 ⭕ 実務ではハイブリッドが基本


SG試験のひっかけ

SG試験では次のように問われます。

  • 「鍵を安全に配布できる方式はどれか」
  • 「通信開始時に使うべき方式はどれか」

👉 鍵配布の問題が出たら公開鍵暗号


まとめ(試験直前用)

  • 公開鍵暗号は「公開鍵と秘密鍵の2つを使う」
  • 強みは「鍵を安全に渡せること」
  • 弱みは「処理が遅いこと」
  • 実務では「公開鍵+共通鍵(ハイブリッド)」が基本
  • SG試験では「鍵配布の安全性」で判断する

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