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最終更新日:2026年5月21日

まず結論

  • 請負契約は「成果物に責任を持つ契約」、派遣契約は「人を提供して指示を受けて働く契約」
  • SG試験では「誰が誰に作業指示できるか」を判断させる問題としてよく出題される

直感的な説明

外注の形には大きく2パターンあります。

  • 請負契約
    →「仕事を丸ごと任せる(結果で評価)」

  • 派遣契約
    →「人を借りて、自分たちの指示で働いてもらう」

例えば、

  • ホームページ制作を丸投げ → 請負
  • エンジニアを常駐させて作業 → 派遣

というイメージです。

この違いが、指示を出してよい相手を決めます。


定義・仕組み

請負契約

  • 成果物に対して責任を持つ契約
  • 発注元(依頼する側)は、作業の中身に直接口出ししない
  • 作業指示は「受注側の責任者」が行う

👉 ポイント
発注元 → 作業者に直接指示はNG


派遣契約

  • 人材を提供し、派遣先の指示で働く契約
  • 作業指示は「派遣先」が行う

👉 ポイント
派遣先 → 作業者に直接指示OK


SG試験での本質

SG試験では細かい法律よりも、

👉「指示系統が正しいかどうか」

を判断させる問題が中心です。

関連する法律(試験で最低限)

  • 労働基準法:労働時間・休日など、労働条件の最低基準を定める法律
  • 労働者派遣法:派遣のルールを定める法律(派遣元の許可、派遣先・派遣元の責任分担など)

公式リンク(確認用)

  • e-Gov法令検索(労働基準法):https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
  • e-Gov法令検索(労働者派遣法):https://laws.e-gov.go.jp/law/360AC0000000088
  • 厚生労働省「労働者派遣事業」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386.html

👉 ポイント
派遣は「誰でも自由に人を出せる仕組み」ではなく、法的ルールに基づく制度


どんな場面で使う?

請負契約が使われる場面

  • システム開発を一括委託
  • 保守運用を外部に丸投げ

👉 「成果で責任を持たせたい」とき


派遣契約が使われる場面

  • 社内に常駐して開発
  • チームの一員として作業

👉 「自分たちで指示して動かしたい」とき


注意すべき場面

SG試験では、

  • 請負なのに直接指示している
  • 派遣なのに指示していない

という「逆パターン」がよく出ます。


よくある誤解・混同

❌ 請負でも細かく指示してよい

NG

請負では、発注元が作業者に直接指示するのは不適切
(指示は受注側の責任者経由)


❌ 派遣なら何でも自由に指示できる

注意

業務指示はできるが、

  • 就業条件の変更
  • 契約内容の変更

などは別問題


SG試験のひっかけ

SG試験では次のように問われることが多いです。

  • 「A社がB社の要員に直接指示」→ 不適切(請負)
  • 「派遣なのに指示していない」→ 不適切
  • 「就業条件を現場で勝手に変更」→ 不適切

👉 「指示してよい関係か?」で切る

労働条件の管理主体で切る(勤務時間・休日)

請負契約では、労働者の雇用主は請負企業です。したがって、勤務時間・休日・出退勤管理などの労務管理は、原則として請負企業側が行います。

選択肢で「契約先が労働条件を定める」と書かれていたら、請負契約の文脈では誤りになりやすい点に注意します。


確認問題(SG試験対策)

請負契約と派遣契約の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ア. 請負契約では、発注元が受注側の作業者へ日常的に直接指揮命令を行う。
  • イ. 派遣契約では、派遣先は派遣労働者へ業務上の指揮命令を行える。
  • ウ. 派遣契約では、派遣元と派遣先の間に契約は不要である。
  • エ. 請負契約と派遣契約は、指揮命令系統の違いはなく同じである。
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:イ

解説

  • ア:不適切。請負では発注元が作業者へ直接指示する形は原則不適切。
  • イ:適切。派遣では派遣先が派遣労働者へ業務指示を行う。
  • ウ:不適切。派遣元と派遣先の間で労働者派遣契約が必要。
  • エ:不適切。SGでは「誰が指揮命令するか」の違いが重要。

👉 判断ポイント
請負は受注側責任者経由、派遣は派遣先が直接指示できる、で切り分ける。

SG試験で選択肢を切る判断軸(偽装請負編)

  • 「請負契約なのに、発注者が受託者の作業者へ直接指示する」と書かれている
    偽装請負の疑いとして切ります。請負では、指揮命令は受託者側が行うのが原則です。

  • 「休暇・勤務時間・勤務日などの労務ルールを発注者が決める」と書かれている
    請負としては不適切。労務管理の主体が逆転しているため、派遣類似の実態と判断されやすいです。

  • 「発注者の要望は受託者側責任者が窓口で受け、受託者が自社従業員へ指示する」と書かれている
    請負として適切な流れです。

迷ったら、「誰が現場作業者へ指揮命令しているか」「誰が労務管理をしているか」の2点で切り分けます。

まとめ(試験直前用)

  • 請負:成果物責任 → 直接指示NG
  • 派遣:労働提供 → 直接指示OK
  • SG試験では「指示系統」が最重要ポイント
  • 選択肢では「誰が誰に指示しているか」を必ず確認する
  • 「契約形態と指示の関係がズレていたら誤り」と判断する

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