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まず結論

  • Man-in-the-Browser(MITB)は、PC内のマルウェアがブラウザの通信内容を改ざんする攻撃
  • SG試験では「通信途中ではなく、ブラウザ内で改ざんしているか」を見抜く問題としてよく出る

直感的な説明

銀行サイトで振込をしたとき、

  • 自分は「Aさんに1万円」と入力したつもりなのに
  • 実際には「攻撃者の口座に50万円」に書き換えられて送信される

というようなイメージです。

しかも画面上は正常に見えるため、利用者は気づきにくいのがポイントです。


定義・仕組み

Man-in-the-Browser攻撃は、次の流れで行われます。

  1. PCにマルウェアが感染する
  2. Webブラウザに入り込む(拡張機能のように動く)
  3. 利用者がログインや振込操作を行う
  4. 送信直前のデータを改ざんする(振込先など)

重要なのはここです:

  • 通信経路ではなく
  • ブラウザの中で書き換える

そのため、HTTPS通信であっても防げない場合があります。


どんな場面で使う?

使われる場面

  • インターネットバンキング
  • クレジットカード決済
  • 個人情報の入力フォーム

「入力→送信」する場面が狙われる


注意すべき場面(誤解しやすい)

  • 偽サイトに誘導する攻撃ではない
  • 通信途中で盗聴する攻撃でもない

SG試験では
「どこで攻撃しているか(ブラウザ内か通信途中か)」を問われることが多い


よくある誤解・混同

Man-in-the-Middleとの違い

  • MITM:通信の途中で盗聴・改ざん
  • MITB:ブラウザ内で改ざん

👉 選択肢では「中継サイト」「通信経路」などの表現があればMITM


フィッシングとの違い

  • フィッシング:偽サイトに入力させる
  • MITB:正規サイト上で改ざんする

👉 「偽サイトに誘導」はフィッシング


DNSキャッシュポイズニングとの違い

  • DNS:接続先そのものを偽サイトに変える
  • MITB:接続先は正しいが中身が改ざんされる

👉 「DNSを書き換える」は別物


確認問題(SG試験対策)

次のうち、マン・イン・ザ・ブラウザ攻撃の説明として最も適切なものはどれか。

A. 利用者のブラウザ内で通信内容や入力内容を改ざん・盗聴する攻撃である。 B. ネットワーク経路上で第三者が通信を中継・盗聴する攻撃だけを指す。 C. 端末へIPアドレスを自動的に割り当てる仕組みである。 D. 証明書の失効リストを定期的に配布する仕組みである。

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:A

解説

  • A:ブラウザ内に入り込み、利用者が見ている内容や送信内容を操作する点が特徴です。
  • B:これは中間者攻撃の説明に近く、攻撃場所が異なります。
  • C:DHCPの説明です。
  • D:CRLの説明です。

👉 判断ポイント ブラウザ内で改ざんするのがMitB、通信経路上で割り込むのがMitM。


まとめ(試験直前用)

  • MITB=ブラウザ内で通信内容を改ざんする攻撃
  • ポイントは「通信途中ではなくPC内部」
  • フィッシング:偽サイトに誘導
  • MITM:通信途中で盗聴・改ざん
  • 選択肢で「マルウェアがブラウザ内で改ざん」とあれば正解

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