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最終更新日:2026年5月8日

まず結論

マクロウイルスは、WordやExcelなどの文書ファイルに含まれるマクロ機能を悪用して動作するマルウェアです。

SG試験では、マクロウイルスとVBScriptを混同させる問題に注意します。

判断のポイントは、次のとおりです。

  • Word、Excel、文書ファイル、表計算ファイル → マクロウイルス
  • HTMLメール、Webページ、.vbsファイル → VBScript

どちらも「スクリプトっぽい処理」に見えますが、試験では何に埋め込まれて動くかで切り分けます。


直感的な説明

マクロウイルスは、便利な自動化機能を悪用したウイルスと考えるとわかりやすいです。

Excelのマクロは、本来は次のような業務を楽にするための機能です。

  • 毎月の集計表を自動で作る
  • 決まった書式に整える
  • 入力チェックを自動で行う
  • ボタン1つで処理をまとめて実行する

しかし、この「自動で処理を実行できる」という性質が悪用されると、攻撃に使われます。

たとえば、メールに添付されたExcelファイルを開いたときに、

マクロを有効化してください

と表示され、利用者が有効化してしまうと、不正な処理が動くことがあります。

SG試験では、ここを利用者操作をきっかけに動くマルウェアとして理解しておくと、科目Bのケース問題でも判断しやすくなります。


定義・仕組み

マクロウイルスは、アプリケーションソフトのマクロ機能を悪用して感染・動作するウイルスです。

代表例は、WordやExcelなどのOffice文書に含まれるVBAマクロを悪用するものです。

Microsoftの公式ドキュメントでも、VBAはOfficeアプリケーションで操作を自動化したり、機能を拡張したりするために使われるものとして説明されています。
参考:Office Visual Basic for Applications documentation - Microsoft Learn

基本的な流れは次のようになります。

  1. 攻撃者が悪意あるマクロを含む文書ファイルを用意する
  2. メール添付やダウンロードで利用者に開かせる
  3. 利用者にマクロを有効化させる
  4. マクロが実行され、不正な処理が行われる

不正な処理の例としては、次のようなものがあります。

  • 外部サイトへ接続する
  • 別のマルウェアをダウンロードする
  • ファイルを改ざんする
  • 情報を外部へ送信する
  • 他の文書ファイルへ感染を広げる

SG試験では、細かいプログラムの仕組みよりも、Office文書のマクロ機能が悪用される点を押さえることが大切です。


どんな場面で使う?

マクロウイルスは、SG試験では主にメール添付ファイルを使った攻撃マルウェア感染経路の文脈で出てきます。

次のような表現があれば、マクロウイルスを疑います。

  • ワープロの文書ファイルに感染する
  • 表計算ファイルに感染する
  • WordやExcelのマクロ機能を悪用する
  • 関連するアプリケーションソフトを利用して動作する
  • 添付文書を開かせ、マクロを有効化させる

実務では、次のような対策が重要です。

  • 不審なOffice文書を開かない
  • マクロを不用意に有効化しない
  • インターネットから入手した文書のマクロを制限する
  • メールフィルタで危険な添付ファイルを検査する
  • マルウェア対策ソフトを導入する
  • 利用者教育で「マクロを有効にしてください」という誘導に注意させる

科目Bでは、単に「マクロウイルスを知っているか」ではなく、利用者にどのような注意喚起をするべきかどの段階で感染を防げるかが問われやすいです。


よくある誤解・混同

マクロウイルスで一番混同しやすいのは、VBScriptです。

どちらもVisual Basic系の名前が出てくるため、同じもののように見えます。

ただし、SG試験では次のように切り分けます。

用語 判断基準
マクロウイルス Word、Excel、文書ファイル、表計算ファイル、マクロ機能
VBScript HTMLメール、Webページ、.vbsファイル、スクリプト
ブートセクタウイルス ブートセクタ、起動領域、OS起動前

特に注意したいひっかけは、次の考え方です。

WordやExcelのマクロもVisual Basic系だから、VBScriptと同じでは?

名前の系統は近いですが、SG試験では動く場所が違うと考えます。

  • Office文書に入っている → マクロウイルス
  • HTMLメールや.vbsファイルで動く → VBScript

また、マクロウイルスは「文書を開いたら必ず感染する」と単純に覚えるのも危険です。

環境や設定によっては、マクロの自動実行が制限されます。
そのため、攻撃では利用者にマクロを有効化させる誘導が行われることがあります。

選択肢では、文書ファイルを利用するのか、HTMLメールのスクリプトなのかを見て切り分けましょう。


まとめ(試験直前用)

マクロウイルスは、WordやExcelなどのOffice文書のマクロ機能を悪用するマルウェアです。

SG試験では、VBScriptとの違いを問われることがあります。

判断基準は次の3つです。

  • Word・Excel・文書ファイル → マクロウイルス
  • HTMLメール・Webページ・.vbs → VBScript
  • ブートセクタ・OS起動前 → ブートセクタウイルス

迷ったら、言語名ではなく、どこに埋め込まれて動くかで判断しましょう。

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