最終更新日:2026年7月14日
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> Recall(再現率)とは?見逃しを評価する指標【G検定対策】
まず結論
Recall(再現率)は、実際に陽性だったもののうち、どれだけを正しく陽性として拾えたかを見る評価指標です。 G検定では、FN(False Negative:見逃し)を減らしたい場面で重視する指標として判断します。
Recall = TP / (TP + FN)
直感的な説明
Recallは「本当に見つけるべきものを、どれだけ取りこぼさず拾えたか」です。
たとえば異常検知で本当に危険なケースが100件あったとき、そのうち90件を検出できればRecallは高いといえます。一方で、危険でないものまで多くアラートにしても、Recallだけではその誤検知の多さは直接見えません。
👉 “拾える力”や“見逃しにくさ”を見る指標 と考えると分かりやすいです。
定義・仕組み
混同行列では、Recallは「実際:陽性」の行だけを見ます。
| 予測:陽性 | 予測:陰性 | |
|---|---|---|
| 実際:陽性 | TP | FN |
| 実際:陰性 | FP | TN |
- 分母:実際に陽性だったもの(TP + FN)
- 分子:その中で正しく陽性と予測できたもの(TP)
つまり、Recallは 実際の陽性側から見た検出率 です。TN(実際に陰性で正しく陰性としたもの)は式に直接入りません。
いつ使う?(得意・不得意)
得意な場面
- 医療診断のスクリーニングなど、病気の見逃しを避けたい場面
- 重大事故や障害の異常検知
- セキュリティ侵入検知のように、危険な事象を漏らしたくない場面
苦手・注意点
- 誤検知(FP)が多くてもRecallは高くなることがある
- 「陽性と予測したものが本当に正しいか」はPrecision(適合率)で見る
- クラス不均衡ではAccuracy(正解率)だけを見ると、Recallの低さを見落とすことがある
G検定ひっかけポイント
| 指標 | 見ているもの | 分母 | 典型的なキーワード |
|---|---|---|---|
| Accuracy | 全体でどれだけ当たったか | 全データ | 全体の正解率 |
| Precision | 陽性予測がどれだけ正しいか | 予測陽性(TP + FP) | 誤検知を減らす |
| Recall | 実際の陽性をどれだけ拾えたか | 実際陽性(TP + FN) | 見逃しを減らす |
| F1-score | PrecisionとRecallのバランス | PrecisionとRecall | 片方だけ高い状態を避ける |
- 「見逃し」「取りこぼし」「FNを減らす」→ Recall
- 「無駄なアラート」「FPを減らす」→ Precision
- 「全体の正解率」→ Accuracy
- Recallが高いことは、誤検知が少ないことを意味しない
まとめ(試験直前用)
- Recall = TP / (TP + FN)
- 見ているのは 実際に陽性だったものを拾えた割合
- キーワードは 見逃し(FN)を減らす
- Precisionとは分母が違う
- 医療・異常検知・セキュリティではRecall重視になりやすい