Skip to the content.

最終更新日:2026年8月21日

G検定トップ > 連鎖律(Chain Rule)とは?誤差逆伝播との関係【G検定対策】

まず結論

連鎖律(Chain Rule)は、合成された関数を微分するときに、各段階の微分をつないで勾配を求めるルールです。

G検定では、次の関係を切り分けます。

  • 連鎖律 → 勾配を計算する数学的ルール
  • 誤差逆伝播法 → 連鎖律を使って勾配を後ろから前へ効率よく求める
  • 勾配降下法 → 求めた勾配を使ってパラメータを更新する

直感的な説明

ニューラルネットワークでは、入力から出力まで多くの処理がつながっています。

入力 → 重み付き和 → 活性化関数 → 次の層 → 損失

ある重みを少し変えたとき、最後の損失がどれだけ変わるかを知るには、途中にある変化を順番につなぐ必要があります。

この「途中の影響をつないで考える」のが連鎖律です。

定義・仕組み

例えば、y = f(g(x)) のように関数の中に別の関数があるとします。

このとき、x が変化した影響は、

  1. xg(x) をどれだけ変えるか
  2. g(x)f(g(x)) をどれだけ変えるか

をつないで求めます。

G検定では数式の暗記より、「合成関数の微分 → 連鎖律」と判断できれば十分です。

誤差逆伝播法との関係

多層ニューラルネットワークでは、損失から入力側へ向かって連鎖律を繰り返し使います。

これにより、各重みについて

この重みを少し変えると損失がどれだけ変わるか

という勾配を効率よく計算できます。

いつ使う?(得意・不得意)

連鎖律が重要になる代表例は次のとおりです。

  • 多層ニューラルネットワーク
  • 誤差逆伝播法
  • 活性化関数を含む合成関数の微分

一方、次の説明は連鎖律とは別の話です。

  • 確率分布間の違いを測る → KLダイバージェンスなど
  • パラメータを損失が下がる方向へ更新する → 勾配降下法
  • 行列の逆行列を求める → 線形代数

G検定ひっかけポイント

連鎖律と誤差逆伝播法は同じ

誤りです。

  • 連鎖律:微分のルール
  • 誤差逆伝播法:連鎖律を利用してNNの勾配を求める計算方法

連鎖律が重みを更新する

誤りです。

連鎖律で求めた勾配を使って、SGDやAdamなどの最適化手法がパラメータを更新します。

選択肢の判断基準

  • 「合成関数の微分」→ 連鎖律
  • 「出力側から勾配を計算」→ 誤差逆伝播法
  • 「勾配を使って重みを更新」→ 勾配降下法・最適化手法

まとめ(試験直前用)

  • 連鎖律=合成関数を微分するルール
  • 誤差逆伝播法は連鎖律を使って勾配を計算する
  • 連鎖律そのものが重みを更新するわけではない
  • 計算=Backprop、更新=Optimizer と切り分ける

関連: 誤差逆伝播法 / 勾配降下法

© 2024-2026 stemtazoo. All rights reserved.