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最終更新日:2026年9月2日

まず結論

Webビーコン(web beacon)とは、WebページやHTMLメールに埋め込んだ小さな画像などを読み込ませることで、閲覧状況やアクセス状況を把握する仕組みです。

基本情報技術者試験では、次の表現を見つけると選択肢を切りやすくなります。

WebページやHTMLメール
+
小さな画像などを埋め込む
+
読み込みを利用する
+
閲覧・アクセス状況を把握する
→ Webビーコン

一言で覚えるなら、

画像を読み込ませて、閲覧されたことを知る → Webビーコン

です。

直感的な説明

Webビーコンは、Webページの中に置かれた見えにくい目印のようなものです。

利用者がページを開くと、ブラウザはページ本体だけでなく、埋め込まれている画像も読み込みます。

利用者がWebページを開く
        ↓
小さな画像などを読み込む
        ↓
画像を置いているサーバへアクセスする
        ↓
「このページが表示された」と分かる

重要なのは、画像を見ること自体が目的ではないことです。

画像が読み込まれたという事実を利用して、アクセス状況を把握します。

定義・仕組み

Webビーコンでは、WebページやHTMLメールに小さな画像などを埋め込み、その画像へのアクセスを記録します。

典型的には、利用者から目立たない透明画像や非常に小さな画像が使われることがあります。

画像が読み込まれると、サーバ側ではアクセス記録から、例えば次のような情報を把握できる場合があります。

把握できる情報の例 何が分かるか
アクセス日時 いつ表示されたか
IPアドレス どのネットワークからアクセスしたか
ブラウザ等の情報 利用環境の一部
参照元 どのページから来たか
HTMLメールの画像読み込み メールが表示された可能性

Webビーコンは、アクセス解析、広告効果の測定、HTMLメールの開封状況の確認などに使われます。

なぜ「画像」でアクセスが分かるのか

WebページのHTMLに外部画像が指定されていると、ブラウザはその画像を取得するためにサーバへ要求を送ります。

HTMLを表示
↓
画像のURLを見つける
↓
画像サーバへ取得要求
↓
サーバにアクセス記録が残る

この仕組みを利用して、ページやメールが表示されたことを推測します。

このテーマは基本情報技術者試験のWeb・セキュリティ分野に関係します。公式の出題範囲は、IPA:試験要綱・シラバスから確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、用語そのものを覚えているかよりも、説明から用語を特定できるかが問われます。

決め手になる表現

問題文の表現 判断したい用語
Webページに埋め込まれた小さな画像で閲覧状況を把握する Webビーコン
ブラウザ側に情報を保存する Cookie
サーバ側でアクセスの履歴を記録する アクセスログ
PCへ侵入して破壊・窃取などを行う マルウェア
Webアプリケーションに存在する弱点 脆弱性・セキュリティホール

試験中は、次のように整理すると速いです。

画像を読み込ませる
→ Webビーコン

ブラウザに保存する
→ Cookie

サーバに記録する
→ アクセスログ

攻撃・破壊・窃取を行う
→ マルウェアなど

「画像」という言葉だけで決めない

画像ファイルという言葉が出ても、Webビーコンとは限りません。

判断の決め手は、

画像などの読み込みを利用して、閲覧状況を把握しているか

です。

どんな場面で使う?

Webサイトのアクセス解析

ページが表示された回数や利用状況を把握するために使われます。

広告の効果測定

広告やキャンペーンページが表示されたかなどを測定する用途があります。

HTMLメールの開封状況の確認

HTMLメールに外部画像を埋め込み、その画像が読み込まれたことから、メールが表示された可能性を確認する方法があります。

ただし、メールソフトが外部画像を読み込まない設定になっている場合などは、実際にメールを読んでも画像が読み込まれないことがあります。

そのため、Webビーコンによる情報は、常に利用者の行動を完全に把握できるものではありません。

よくある誤解・混同

❌ Webビーコンはウイルスである

誤りです。

Webビーコンは、基本的にはアクセス状況などを測定するための仕組みです。

閲覧状況を計測する
→ Webビーコン

不正な動作・破壊・情報窃取など
→ マルウェア

マルウェアの中でも「侵入後に痕跡を隠して居座る」という説明なら、ルートキットとは?侵入後に痕跡を隠して居座る仕組みと切り分けます。

❌ WebビーコンとCookieは同じ

同じではありません。

用語 基本イメージ
Webビーコン 読み込みを発生させ、閲覧状況を把握する
Cookie ブラウザ側に情報を保存して状態管理などに使う

覚え方は、

Webビーコン
→ 読み込ませる

Cookie
→ 保存する

です。

❌ WebビーコンはWebページだけで使われる

誤りです。

WebビーコンはHTMLメールでも利用されることがあります。

Webページの表示確認
HTMLメールの開封状況確認
→ Webビーコンが使われることがある

❌ Webビーコンは利用者の入力内容を直接記録する

Webビーコンの中心的な役割は、ページや画像の読み込みを利用したアクセス状況の把握です。

キーボード入力を記録する仕組みはキーロガーです。

キーロガーとは?キー入力を記録して認証情報を盗む仕組みも合わせて確認すると、選択肢を切りやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • Webビーコンは、小さな画像などの読み込みで閲覧・アクセス状況を把握する仕組み
  • 画像を読み込ませる → Webビーコン
  • Cookieは、ブラウザ側に情報を保存する仕組み
  • アクセスログは、サーバ側に残るアクセスの記録
  • Webビーコン自体をマルウェアと決めつけない
  • Webページだけでなく、HTMLメールでも利用されることがある
  • 「画像」ではなく、何のために読み込ませているかを見る

Webビーコン = 読み込みを利用して「見られたこと」を把握する。

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