最終更新日:2026年7月20日
fe fe-technology hardware interface
まず結論
USBとは、PCと周辺機器を接続するためのシリアルインタフェース規格です。
基本情報技術者試験では、次の特徴で判断します。
シリアル方式
+ 電源を入れたまま着脱できる
+ 接続した機器を自動認識できる
+ ケーブルから給電できる
→ USB
特に覚えておきたい一文はこれです。
USBは、シリアル・ホットプラグ・プラグアンドプレイ・バスパワー。
直感的な説明
USBは、キーボードやマウスから外付けストレージまで、さまざまな周辺機器を共通の仕組みで接続するための規格です。
PC
├─ キーボード
├─ マウス
├─ プリンター
├─ USBメモリ
└─ 外付けストレージ
キーボードのように少量のデータしか送らない機器と、外付けストレージのように大量のデータを送る機器では、必要な通信速度が違います。
そのためUSBでは、世代や用途に応じて複数の転送速度が用意されています。
定義・仕組み
USBは、Universal Serial Busの略です。
名前のとおり、シリアル方式でデータを送ります。
シリアル方式
シリアル方式は、データを順番に送る方式です。
データ
→ 1ビットずつ順番に送る
複数の信号を同時に送るパラレル方式とは異なります。
試験では、次のように切り分けます。
USB
→ シリアル
旧来のパラレル接続
→ SCSIやプリンタ用インタフェースなど
ホットプラグ
ホットプラグとは、PCの電源を入れたまま機器を着脱できることです。
電源を切らずに抜き差しできる
→ ホットプラグ
プラグアンドプレイ
プラグアンドプレイとは、接続した機器をOSが認識し、利用できるように設定する仕組みです。
機器を接続
↓
OSが認識
↓
利用できる状態にする
ホットプラグとの違いは次のとおりです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ホットプラグ | 電源を入れたまま着脱できる |
| プラグアンドプレイ | 接続した機器を自動認識・設定する |
バスパワー
バスパワーとは、USBケーブルを通して接続機器へ電力を供給する仕組みです。
代表例は次のとおりです。
- マウス
- キーボード
- USBメモリ
- 小型の外付け機器
ただし、必要な電力が大きい機器では、別の電源が必要になることがあります。
接続台数
USBはハブを使って複数の機器を接続できます。
試験では、USBの特徴として「ハブを使って多数の機器を接続できる」と問われることがあります。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、USBと他のインタフェースの違いを問う問題として出題されます。
USB 2.0までの代表的な速度区分
古い問題では、次の三つの転送モードがよく使われます。
| モード | 最大速度 | 主な用途のイメージ |
|---|---|---|
| ロースピード | 1.5Mbps | キーボード、マウス |
| フルスピード | 12Mbps | プリンター、スキャナ |
| ハイスピード | 480Mbps | 外付けストレージ |
したがって、次の表現はUSBの説明です。
三つの転送モード
+ ハイスピード
+ 外付け磁気ディスク
→ USB
古い問題を解くときの注意
USB 3.x以降では、より高速な転送方式が追加されています。
そのため、現在のUSB全体を「三つの速度だけ」と覚えるのは正確ではありません。
古い試験問題では、USB 2.0までを前提とした三つの速度区分として判断します。
USBと他の規格の比較
| 規格 | 判断ワード | 主な用途 |
|---|---|---|
| USB | ホットプラグ、バスパワー、一般的な周辺機器 | キーボード、マウス、外付け機器 |
| IEEE 1394 | FireWire、音声・映像、AV機器 | デジタルビデオカメラなど |
| RS-232C | モデム、通信端末、計測機器 | 低速シリアル通信 |
| SCSI | 磁気ディスク、スキャナ、旧来のパラレル接続 | 周辺機器の接続 |
関連する古い通信・接続規格は、IrDA・Bluetooth・IEEE 1394・RS-232Cの違いでも整理しています。
選択肢の切り方
パラレルインタフェース
→ USBではない
FireWire
→ IEEE 1394
モデム接続用の旧来のシリアル規格
→ RS-232C
ホットプラグ・バスパワー・複数速度
→ USB
どんな場面で使う?
USBは、PCやスマートフォンと周辺機器を接続する場面で広く使われます。
入力機器
- キーボード
- マウス
- ゲームコントローラー
記憶装置
- USBメモリ
- 外付けHDD
- 外付けSSD
その他の周辺機器
- プリンター
- スキャナ
- Webカメラ
- オーディオ機器
同じUSBでも、機器によって必要な転送速度や電力が異なります。
よくある誤解・混同
USBはパラレルインタフェース
誤りです。
USBは名前のとおりシリアルインタフェースです。
シリアル方式ならすべてUSB
誤りです。
IEEE 1394やRS-232Cもシリアル方式です。
「シリアル」という言葉だけではなく、用途や別名で切り分けます。
一般的な周辺機器
→ USB
FireWire・AV機器
→ IEEE 1394
モデム・計測機器
→ RS-232C
FireWireはUSBの別名
誤りです。
FireWireはIEEE 1394の呼び名です。
ホットプラグとプラグアンドプレイは同じ
同じではありません。
- ホットプラグ:電源を切らずに着脱できる
- プラグアンドプレイ:接続した機器を自動認識・設定する
USB Type-Cなら必ず高速
必ずしもそうではありません。
USB Type-Cは主にコネクタの形状を表します。
実際の転送速度は、対応するUSBの世代、ケーブル、機器によって決まります。
Type-C
→ 端子の形
USB 2.0・USB 3.xなど
→ 通信規格・速度
USBなら必ず十分な電力を供給できる
誤りです。
USBは給電できますが、供給できる電力には上限があります。
大きな電力を必要とする機器では、ACアダプターなどの外部電源が必要になることがあります。
まとめ(試験直前用)
- USBはシリアルインタフェース
- 一般的なPC周辺機器の接続に使う
- ホットプラグは、電源を入れたまま着脱できること
- プラグアンドプレイは、接続した機器を自動認識・設定すること
- バスパワーは、USBケーブルから給電すること
- 古い問題の三つの速度区分は、USB 2.0までの整理
- FireWireはIEEE 1394、モデム接続の旧来規格はRS-232C
- USB Type-Cは端子形状であり、速度そのものではない
USBは、シリアル・ホットプラグ・プラグアンドプレイ・バスパワー。