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最終更新日:2026年7月20日

まず結論

IrDAとは、赤外線を使って近距離の機器間でデータ通信を行う規格です。

基本情報技術者試験では、次の対応で切り分けます。

赤外線で近距離通信
→ IrDA

電波で近距離無線通信
→ Bluetooth

FireWireと呼ばれる高速有線接続
→ IEEE 1394

シリアルケーブルで周辺機器を接続
→ RS-232C

覚える一文はこれです。

赤外線ならIrDA、電波ならBluetooth、FireWireならIEEE 1394、有線シリアルならRS-232C。

直感的な説明

IrDAは、昔の携帯電話やPDAで使われていた「赤外線通信」です。

端末同士の赤外線ポートを向かい合わせて、連絡先や画像を送る場面をイメージすると分かりやすいです。

PDA
↓ 赤外線
ノートPC

Bluetoothも近距離通信ですが、こちらは赤外線ではなく電波を使います。

そのため、IrDAのように厳密に機器同士を向かい合わせる必要はありません。

IrDA
→ 光を使う
→ 向きや障害物の影響を受けやすい

Bluetooth
→ 電波を使う
→ 向きの影響を受けにくい

定義・仕組み

IrDA

IrDAは、Infrared Data Associationの略です。

赤外線を使って、比較的近い距離で1対1のデータ通信を行います。

主な特徴は次のとおりです。

  • 赤外線を使う
  • 機器同士を近づける
  • ポートを向かい合わせる
  • 障害物に弱い
  • 電波を使わない
  • 近距離のデータ交換に向く

代表的な利用例です。

  • PDA同士のデータ交換
  • PDAとノートPCの通信
  • 携帯電話同士のアドレス帳交換
  • 画像やファイルの送信

Bluetooth

Bluetoothは、電波を使う近距離無線通信規格です。

次のような機器で広く使われます。

  • キーボード
  • マウス
  • イヤホン
  • スマートフォン
  • PC
  • センサ機器

IrDAと比べると、機器の向きを合わせる必要がなく、多少の障害物があっても通信しやすい点が特徴です。

IEEE 1394

IEEE 1394は、FireWireとも呼ばれる高速シリアルインタフェース規格です。

主に次のような機器の有線接続に使われました。

  • デジタルビデオカメラ
  • AV機器
  • 外付け記憶装置
  • パソコン

赤外線や電波を使う無線規格ではありません。

RS-232C

RS-232Cは、PCと周辺機器を接続する有線のシリアルインタフェース規格です。

代表的な接続先は次のとおりです。

  • モデム
  • TA
  • 計測機器
  • 制御装置
  • 通信機器

現在でも、産業機器や計測機器では見かけることがあります。

PIAFS

PIAFSは、PHS回線を使ったデジタルデータ通信規格です。

現在では歴史的な規格ですが、古い基本情報技術者試験の選択肢として出ることがあります。

PHS回線でデータ通信
→ PIAFS

IrDAのような端末同士の赤外線通信ではありません。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、通信媒体や接続対象から規格名を選ぶ問題として出題されます。

次の表で整理すると判断しやすいです。

規格 通信媒体・接続方法 主な用途
IrDA 赤外線 PDAや携帯端末同士の近距離通信
Bluetooth 電波 周辺機器やスマートフォンの近距離無線通信
IEEE 1394 有線 AV機器やPCの高速シリアル接続
RS-232C 有線 PCとモデム・計測機器などのシリアル接続
PIAFS PHS回線 モバイルデータ通信

試験では、まず「何を使って通信するか」を見ます。

赤外線
→ IrDA

電波
→ Bluetooth

PHS回線
→ PIAFS

ケーブル
→ IEEE 1394 または RS-232C

ケーブルの場合は、接続対象でさらに切り分けます。

AV機器・FireWire
→ IEEE 1394

モデム・計測機器・制御装置
→ RS-232C

どんな場面で使う?

IrDAは、現在ではBluetoothやWi-Fiに置き換えられています。

ただし、FE試験では古い規格も選択肢として出るため、現在使われているかどうかではなく、規格の特徴を見分けることが大切です。

IrDAが向いていた場面

  • 端末同士を直接向かい合わせる
  • 小さなデータを近距離で交換する
  • 電波を使わずに通信する

Bluetoothが向いている場面

  • ケーブルなしで周辺機器を接続する
  • イヤホンや入力機器を接続する
  • 機器の向きを気にせず通信する

IEEE 1394が使われた場面

  • デジタルビデオカメラの映像転送
  • AV機器とPCの接続
  • 高速な外部機器接続

RS-232Cが使われる場面

  • 産業機器の設定
  • 計測機器からのデータ取得
  • モデムや通信機器の接続

よくある誤解・混同

IrDAはBluetoothの一種

違います。

IrDAは赤外線、Bluetoothは電波を使います。

比較 IrDA Bluetooth
通信媒体 赤外線 電波
向き 向かい合わせが基本 向きの影響が小さい
障害物 弱い 比較的強い
主な用途 端末同士のデータ交換 周辺機器接続や近距離通信

IEEE 1394は無線通信

誤りです。

IEEE 1394はFireWireと呼ばれる有線規格です。

RS-232Cは赤外線通信

誤りです。

RS-232Cはシリアルケーブルを使う有線通信です。

PIAFSは端末間の近距離通信

誤りです。

PIAFSはPHS回線を使ったデータ通信規格です。

古い規格は試験に出ない

そうとは限りません。

FE試験では、歴史的な規格でも特徴を問う選択肢として出ることがあります。

試験では、現在の普及度よりも次の対応を優先します。

赤外線
→ IrDA

電波
→ Bluetooth

PHS
→ PIAFS

FireWire
→ IEEE 1394

有線シリアル
→ RS-232C

まとめ(試験直前用)

  • IrDAは、赤外線を使う近距離通信規格
  • Bluetoothは、電波を使う近距離無線通信規格
  • IEEE 1394は、FireWireとも呼ばれる有線高速シリアル規格
  • RS-232Cは、PCと周辺機器をつなぐ有線シリアル規格
  • PIAFSは、PHS回線を使ったデータ通信規格
  • 「通信媒体」と「接続対象」で選択肢を切る

赤外線ならIrDA、電波ならBluetooth、FireWireならIEEE 1394、有線シリアルならRS-232C。

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