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最終更新日:2026年9月5日

まず結論

システム調達の問題では、「情報を集める → 提案を求める → 比較する → 調達先を決める → 契約する」という流れを押さえるのが最優先です。

試験では、次の順番で考えると切り分けやすくなります。

RFI
情報を集める
↓
RFP・RFQ
具体的な提案や見積りを求める
↓
提案書・見積書を受け取る
↓
提案評価
↓
調達先の選定
↓
契約

特に覚えたい判断基準はこれです。

評価してから選定する。選定してから契約する。

直感的な説明

システム調達を、家のリフォーム業者を選ぶ場面に置き換えると分かりやすくなります。

どんな業者がいるか知りたい
→ RFI

条件を伝えて具体案を出してほしい
→ RFP

金額を示してほしい
→ RFQ

届いた提案を比べる
→ 提案評価

お願いする業者を決める
→ 調達先の選定

条件を確認して正式に依頼する
→ 契約

つまり、いきなり業者を決めるのではありません。

情報収集 → 提案依頼 → 比較 → 選定という順番があります。

定義・仕組み

RFI:情報提供依頼書

RFIは Request For Information の略で、ベンダーから情報を集めるための文書です。

まだ具体的な発注先を決める段階ではなく、例えば次のようなことを確認します。

  • どのような製品やサービスがあるか
  • どのような技術が利用できるか
  • ベンダーにどのような実績があるか

試験では、

情報収集
市場調査
候補を知る

といった言葉が出たら、まずRFIを疑います。

RFP:提案依頼書

RFPは Request For Proposal の略で、ベンダーに具体的な提案を求める文書です。

調達対象のシステムや条件などを示し、ベンダーに提案書を作成してもらいます。

試験では、

具体的な提案を求める
システム構成を提案してもらう
開発方法を提案してもらう

といった表現が目印です。

RFQ:見積依頼書

RFQは Request For Quotation の略で、見積りを求める文書です。

RFPが「どう実現するかを含めて提案してほしい」という意味合いなのに対し、RFQは価格や費用の提示に注目します。

提案評価

RFPなどに対して提出された提案書や見積書を比較します。

例えば、

  • 要求への適合度
  • 開発の確実性
  • 信頼性
  • 費用
  • スケジュール
  • 納期

などを評価します。

複数の評価項目に重みを付けて比較する問題では、スコアリングモデルとは?重み付き評価と目標達成度の求め方も関連します。

調達先の選定

提案評価の結果を使って、どのベンダーから調達するかを決める工程です。

ここで重要なのは、

提案評価
↓
調達先の選定

という順番です。

契約

調達先を選定したあと、納入するもの、費用、納期、役割分担などを確認して契約します。

したがって、

調達先の選定
↓
契約

です。

IPAのシラバスでの位置付け

IPAの基本情報技術者試験シラバス Ver.9.2 では、ストラテジ系の「調達計画・実施」で、RFI、RFP・RFQ、提案書・見積書、調達選定、契約締結などが扱われています。

一次情報は次から確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、RFI・RFPなどの意味だけでなく、調達プロセスの順番が問われることがあります。

順番を問われたとき

例えば、

提案評価方法の決定
↓
RFPの発行
↓
提案評価
↓
調達先の選定
↓
調達の実施

という形です。

このとき、途中の用語を忘れても、次の考え方でかなり絞れます。

提案してもらう
↓
比べる
↓
決める
↓
実行する

つまり、

お願いする → 比べる → 決める → 実施する

です。

用語を問われたとき

問題文のキーワード 判断する用語
情報を集める RFI
具体的な提案を求める RFP
見積りを求める RFQ
提案を比較する 提案評価
ベンダーを決める 調達先の選定
条件を確認して正式に合意する 契約

どんな場面で使う?

RFIやRFPは、企業が外部ベンダーからシステムやサービスを調達するときに使います。

例えば、

新しい生産管理システムを導入したい
↓
どんな製品・ベンダーがあるか調べる
↓
候補へRFPを出す
↓
提案を比較する
↓
調達先を決める

という流れです。

このため、試験では「システム企画」「外部委託」「ベンダー選定」などと一緒に登場しやすいテーマです。

よくある誤解・混同

RFIとRFPを逆にする

RFI
→ まず情報を集める

RFP
→ 具体的な提案を求める

I = InformationP = Proposal と英単語で確認すると覚えやすくなります。

RFPを出した直後に調達先を決めると思う

RFPを出すと、ベンダーから提案書が返ってきます。

その後、

提案書を評価
↓
調達先を選定

する必要があります。

提案評価と調達先選定を同じものと考える

提案評価は比較する工程、調達先選定は決定する工程です。

評価
→ 比べる

選定
→ 決める

ここを分けて考えると、並べ替え問題に強くなります。

選定と契約を逆にする

契約する相手を決める前に契約はできません。

選定
↓
契約

と考えます。

まとめ(試験直前用)

  • RFI:情報を集める
  • RFP:具体的な提案を求める
  • RFQ:見積りを求める
  • 提案評価:提案を比較する
  • 調達先選定:ベンダーを決める
  • 契約:選定後に正式な条件を決める

試験直前は、次の1本で覚えておけば十分です。

情報収集
→ 提案依頼
→ 評価
→ 選定
→ 契約

評価してから選定。選定してから契約。

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