最終更新日:2026年7月25日
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まず結論
メモリの種類は、まず 電源を切ると消えるか、次に 書き換えられるか、最後に どこで使われるか を見ると切り分けやすくなります。
| メモリ | 電源OFF | 書換え | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| DRAM | 消える | 可能 | 主記憶 |
| SRAM | 消える | 可能 | キャッシュメモリ |
| フラッシュメモリ | 残る | 可能 | SDカード、USBメモリ、SSD |
| マスクROM | 残る | 不可 | 内容を固定した機器 |
画像や音楽の保存媒体を問われたら、不揮発性で書換え可能なフラッシュメモリを選びます。
直感的な説明
最初に、揮発性と不揮発性へ分けます。
電源を切ると消える
→ DRAM、SRAM
電源を切っても残る
→ フラッシュメモリ、マスクROM
次に、不揮発性メモリを「書き換えられるか」で分けます。
後から書き換えられる
→ フラッシュメモリ
製造時に内容を固定する
→ マスクROM
したがって、写真や音楽を追加・削除しながら保存する用途には、フラッシュメモリが向いています。
定義・仕組み
DRAM
DRAMは、電源を切ると内容が消える揮発性メモリです。リフレッシュが必要ですが、高集積化しやすく、比較的安価なので主記憶に使われます。
詳しくは、DRAMとは?リフレッシュが必要な主記憶の仕組みで整理しています。
SRAM
SRAMも揮発性メモリですが、リフレッシュは不要です。DRAMより高速な一方、高価で大容量化しにくいため、主にキャッシュメモリに使われます。
詳しくは、SRAMとは?リフレッシュ不要で高速なキャッシュメモリで確認できます。
フラッシュメモリ
フラッシュメモリは、不揮発性でありながら電気的に消去・書換えできる半導体メモリです。
代表的な用途は次のとおりです。
- SDカード
- USBメモリ
- SSD
- デジタルカメラ
- スマートフォン
詳しくは、フラッシュメモリとは?EEPROM・SRAM・DRAMとの違いで整理しています。
マスクROM
マスクROMは、製造工程で内容を書き込む不揮発性メモリです。
電源を切っても残る
+
後から内容を書き換えられない
→ マスクROM
大量生産する機器で、内容を変更しないプログラムや固定データを保存する用途に向いています。
このテーマは、基本情報技術者試験の「コンピュータシステム」や「メモリ」に関係します。公式の出題範囲は、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、用途や特徴から適切なメモリを選ぶ問題が出ます。
| 問題文の表現 | 選びたい用語 |
|---|---|
| 主記憶、リフレッシュが必要、大容量・安価 | DRAM |
| キャッシュ、高速、リフレッシュ不要 | SRAM |
| 電源OFFでも残る、電気的に書換え可能 | フラッシュメモリ |
| 製造時に内容を固定、後から書換え不可 | マスクROM |
判断手順は次のとおりです。
1. 電源を切っても残る必要があるか
2. 後から書き換える必要があるか
3. 主記憶・キャッシュ・保存媒体のどれか
例えば、デジタルカメラの画像を保存する場合は、電源を切っても残り、撮影のたびに書き換えられる必要があります。
不揮発性
+
書換え可能
→ フラッシュメモリ
どんな場面で使う?
問題文では、メモリの種類を直接選ぶ問題よりも、システム構成や処理の説明を読むときに役立ちます。
実行中のプログラムやデータ
→ 主記憶(DRAM)
CPUが頻繁に使うデータ
→ キャッシュ(SRAM)
電源断後も残すデータ
→ フラッシュメモリなど
「一時的に使うデータ」と「保存し続けるデータ」を分けて考えると判断しやすくなります。
よくある誤解・混同
DRAMは大容量なので保存媒体に向く
DRAMは大容量にしやすいですが、電源を切ると内容が消えます。
大容量
≠
長期保存できる
SRAMは高速なので主記憶に使う
SRAMは高速ですが、高価で大容量化しにくいため、主にキャッシュメモリに使われます。
ROMはすべて書き換えられない
ROM系には複数種類があります。
| 種類 | 書換え方法 |
|---|---|
| マスクROM | 製造後は書換え不可 |
| PROM | 一度だけ書込み可能 |
| EPROM | 紫外線で消去 |
| EEPROM | 電気的に消去・書換え |
| フラッシュメモリ | 電気的にブロック単位で消去・書換え |
SRAMの「Static」は不揮発性という意味
誤りです。SRAMも電源を切ると内容が消えます。
「Static」は、電源供給中にリフレッシュが不要という意味です。
まとめ(試験直前用)
- 主記憶・リフレッシュ必要ならDRAM
- キャッシュ・高速・リフレッシュ不要ならSRAM
- 不揮発性で書換え可能ならフラッシュメモリ
- 不揮発性で製造時に内容を固定するならマスクROM
- まず電源OFFで消えるか、次に書換え可能かを見る
- 写真・音楽・文書の保存媒体ならフラッシュメモリ