最終更新日:2026年7月27日
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まず結論
ロングテールとは、1商品あたりの売上は小さくても、販売機会の少ない商品を多数そろえることで、合計として大きな売上を得る考え方です。
基本情報技術者試験では、次の表現を手掛かりにします。
売れ筋ではない商品
+
商品数が非常に多い
+
合計売上が無視できない
→ ロングテール
一方、上位の少数が売上の大部分を占めるという考え方は、パレートの法則です。
上位の少数が大部分を占める
→ パレートの法則
下位の多数も合計すると大きい
→ ロングテール
直感的な説明
商品の売上を、多い順に左から並べたグラフを考えます。
左側
→ 売れ筋商品
→ 1商品あたりの売上が大きい
右側
→ あまり売れない商品
→ 1商品あたりの売上は小さい
→ ただし商品数が非常に多い
右側の部分は、低い状態のまま長く伸びます。 この形が恐竜などの長い尻尾に見えるため、ロングテールと呼ばれます。
実店舗では、売場面積や在庫スペースに限りがあるため、売れ筋商品を優先しやすくなります。
一方、インターネット販売では、多数の商品をデータベースに登録しやすいため、売れる回数が少ない商品も幅広く扱えます。
定義・仕組み
ロングテールでは、売上を次の2つに分けて考えます。
| 区分 | 特徴 |
|---|---|
| ヘッド | 少数の売れ筋商品。1商品あたりの売上が大きい |
| テール | 多数の非売れ筋商品。1商品あたりの売上は小さい |
ポイントは、テール側の商品が1つずつでは小さくても、商品数が多ければ合計売上が大きくなることです。
小さな売上
×
非常に多い商品数
=
無視できない合計売上
インターネット販売と相性がよい理由
インターネット販売では、実店舗に比べて次の制約が小さくなります。
- 売場面積
- 店頭陳列スペース
- 商品を探すための物理的な移動
- 地域ごとの品ぞろえ制限
検索機能や推薦機能を使えば、利用者は売れ筋以外の商品も見つけやすくなります。
パレートの法則との関係
パレートの法則は、全体の結果の多くが一部の要因によって生み出されるという考え方です。
販売では、次のように説明されることがあります。
上位20%の商品
→ 売上の約80%を占める
ただし、ロングテールはパレートの法則を完全に否定するものではありません。
売れ筋商品
→ 大きな売上を持つ
売れ筋以外の商品
→ 1つずつは小さいが、合計すると大きい
両方の特徴が同時に見られる場合もあります。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、説明文を読んで該当する用語を選ぶ問題が出ます。
ロングテールを選ぶ表現
次の表現があれば、ロングテールを考えます。
あまり売れない商品
販売機会の少ない商品
多数の商品をそろえる
合計売上が無視できない
インターネット販売
選択肢を切る判断表
| 用語 | 判断するポイント |
|---|---|
| ロングテール | 多数の非売れ筋商品の合計売上 |
| アフィリエイト | 広告リンク経由の成果報酬 |
| オプトイン | 広告やメール配信への事前同意 |
| ドロップシッピング | 店舗が在庫を持たず、メーカーなどが直接発送 |
| パレートの法則 | 上位の少数が全体の大部分を占める |
試験中の判断手順
1. 売上分布の話か
2. 少数の売れ筋か、多数の非売れ筋か
3. 広告・同意・配送の仕組みと混同していないか
どんな場面で使う?
ロングテールは、商品数を増やすことで売上機会を広げられるかを考える場面で使います。
例えば、次のような事業です。
- オンライン書店
- 動画配信サービス
- 音楽配信サービス
- ECモール
- 電子書籍サービス
- 多品種の商品を扱う専門通販
検索、レビュー、推薦機能があると、利用者は知名度の低い商品も見つけやすくなります。
ただし、商品数を増やせば必ず成功するわけではありません。
商品を見つけてもらえる仕組み
在庫や配送の管理
商品情報の整備
需要に合った品ぞろえ
といった条件も必要です。
よくある誤解・混同
ロングテールは、在庫を持たない販売方法
誤りです。
在庫を持たず、注文後にメーカーや卸売業者から直接発送する仕組みは、ドロップシッピングです。
ロングテール
→ 売上分布と品ぞろえの考え方
ドロップシッピング
→ 在庫と配送の仕組み
ロングテールは、成果報酬型広告
誤りです。
成果に応じて広告掲載者へ報酬を支払う仕組みは、アフィリエイトです。
ロングテール
→ 多数の商品による売上
アフィリエイト
→ 広告による成果報酬
ロングテールでは、売れ筋商品を扱わない
誤りです。
売れ筋商品を扱いながら、売れ筋以外の商品も多数そろえることができます。
重要なのは、非売れ筋商品の合計売上にも注目することです。
パレートの法則とロングテールは完全に反対
単純に反対とは限りません。
上位の少数が大きな売上を持ちながら、下位の多数も合計すれば無視できない売上になることがあります。
まとめ(試験直前用)
- ロングテールは、販売機会の少ない商品を多数そろえ、合計で大きな売上を得る考え方
- 「あまり売れない商品」「多数」「合計売上」が判断の手掛かり
- 上位の少数が大部分を占めるのはパレートの法則
- アフィリエイトは広告、オプトインは同意、ドロップシッピングは在庫・配送の仕組み
- ロングテールは、販売方式ではなく商品構成と売上分布の考え方