最終更新日:2026年7月20日
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まず結論
IT投資評価は、ITプロジェクトを実施する前・実施中・実施後に分けて評価します。
- 事前評価:目的や効果目標を決め、実施可否を判断する
- 中間評価:計画と実績を比べ、継続・変更・中止を判断する
- 事後評価:実施後に、期待した効果を得られたか確認する
試験では、次の一文で切り分けます。
始めるか決めるのが事前、途中で直すのが中間、効果を確かめるのが事後。
直感的な説明
IT投資評価を、プロジェクトの時間の流れで考えます。
実施前
→ 事前評価
実施中
→ 中間評価
完了・稼働後
→ 事後評価
事前評価では、まだ実績はありません。
そのため、
- なぜ投資するのか
- どのような効果を目指すのか
- 実施できるのか
- 費用やリスクは妥当か
を確認します。
中間評価では、すでにプロジェクトが動いています。
計画と実績を比べ、必要なら計画変更や中止を判断します。
事後評価では、システムの稼働後に、事前に決めた効果が本当に得られたかを確認します。
定義・仕組み
事前評価
事前評価は、IT投資を実施する前に行います。
主な確認項目は次のとおりです。
- 経営戦略や投資目的との整合
- 効果目標の設定
- 費用対効果
- 実現可能性
- リスク
- 実施可否
判断ワードは、
目的
目標設定
計画
実施可否
採否
投資判断
です。
中間評価
中間評価は、ITプロジェクトの実施中に行います。
主な確認項目は次のとおりです。
- 進捗
- 費用
- 品質
- リスク
- 計画と実績の差
- 継続・変更・中止
判断ワードは、
実績
差異
原因分析
見直し
変更
継続・中止
です。
事後評価
事後評価は、システムの完了後や稼働後に行います。
主な確認項目は次のとおりです。
- 効果目標の達成度
- 業務改善効果
- 費用対効果
- 利用状況
- 改善点
- 次の投資への教訓
判断ワードは、
達成
効果
成果
稼働後
完了後
改善
です。
科目Aでどう出る?
試験では、説明文がどの評価に当たるかを選ばせる問題がよく出ます。
| 説明 | 評価 |
|---|---|
| 投資目的に基づいて効果目標を設定する | 事前評価 |
| 実施可否の判断材料を提供する | 事前評価 |
| 計画と実績との差を分析する | 中間評価 |
| 投資額や計画の変更要否を判断する | 中間評価 |
| 事前に設定した効果目標の達成状況を確認する | 事後評価 |
| 稼働後の実績を基に改善策を検討する | 事後評価 |
「目標」の使われ方に注意
同じ「目標」という言葉でも、意味が異なります。
効果目標を設定する
→ 事前評価
効果目標を達成したか確認する
→ 事後評価
「事前に計画する」に惑わされない
評価方法やデータ収集方法を事前に決めることはあります。
しかし、実際に評価する対象が稼働後の投資効果なら、それは事後評価です。
文中の「事前に」ではなく、何を評価しているかを見る。
どんな場面で使う?
新しい業務システムを導入するとき
投資前に、費用や期待効果を整理して実施可否を判断します。
大規模プロジェクトの途中で見直すとき
進捗遅れや費用超過がある場合、計画変更や中止を判断します。
システム稼働後に効果を確認するとき
売上向上、作業時間短縮、ミス削減などの目標を達成したか確認します。
IT投資評価は、投資を始める判断だけでなく、途中の管理と終了後の振り返りまで含みます。
よくある誤解・混同
事前評価は費用だけを見る
違います。
費用だけでなく、目的、効果、実現可能性、リスクなどを総合的に評価します。
中間評価は進捗確認だけ
違います。
進捗を確認した結果に基づいて、継続・変更・中止を判断することが重要です。
事後評価はシステム完成直後にだけ行う
必ずしもそうではありません。
投資効果が現れるまで時間がかかる場合は、効果が確認できる時期に合わせて評価します。
目標を扱う説明はすべて事前評価
違います。
- 目標を決める:事前評価
- 目標の達成度を確認する:事後評価
と切り分けます。
事前評価と事後評価だけ覚えればよい
中間評価も重要です。
「計画と実績」「差異」「変更」「継続・中止」という表現が出たら、中間評価を疑います。
まとめ(試験直前用)
- 事前評価は、目的・効果目標・実施可否を確認する
- 中間評価は、計画と実績の差を見て継続・変更・中止を判断する
- 事後評価は、実施後に効果目標を達成したか確認する
- 「目標を設定」は事前、「目標を確認」は事後
- 「差異」「見直し」「変更」は中間
- 文中の時期だけでなく、何を評価しているかを見る
前は決める、途中は直す、後は確かめる。