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最終更新日:2026年7月25日

まず結論

基本情報技術者試験では、財務諸表は深い会計処理よりも、どの書類が何を表すか を見分けられれば十分です。

まずは、次の4つを押さえます。

財務諸表 何を見る? キーワード
貸借対照表 一定時点の財政状態 資産・負債・純資産
損益計算書 一定期間の経営成績 収益・費用・利益
キャッシュフロー計算書 一定期間のお金の流れ 営業・投資・財務活動
株主資本等変動計算書 純資産の変動 株主資本・剰余金

次の表現が出てきたら、貸借対照表を考えます。

一定時点
資産
負債
純資産
財政状態

直感的な説明

財務諸表は、企業の状態をいろいろな角度から見るための書類です。

たとえるなら、会社の健康診断のようなものです。

今どんな状態か
↓
貸借対照表

どれだけもうかったか
↓
損益計算書

現金がどう動いたか
↓
キャッシュフロー計算書

純資産がどう変わったか
↓
株主資本等変動計算書

同じ会社を見ていても、見る角度が違います。

そのため、試験では「何を見たいのか」を先に読むと、選択肢を切りやすくなります。

定義・仕組み

財務諸表は、企業の財政状態や経営成績などを示す書類です。

基本情報技術者試験では、まず次の対応を覚えておきます。

書類 内容 よく出る表現
貸借対照表 資産、負債、純資産を示す 一定時点、財政状態
損益計算書 収益、費用、利益を示す 一定期間、経営成績
キャッシュフロー計算書 現金の増減を示す 営業活動、投資活動、財務活動
株主資本等変動計算書 純資産の部の変動を示す 株主資本、剰余金、純資産の変動

貸借対照表では、次の関係が基本です。

資産 = 負債 + 純資産

損益計算書では、次の関係を押さえます。

利益 = 収益 - 費用

キャッシュフロー計算書では、現金の流れを3つに分けます。

営業活動
投資活動
財務活動

このテーマは、基本情報技術者試験の「企業活動」や「会計・財務」と関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、財務諸表の説明として適切なものを選ぶ問題が出題されやすいです。

次の表現で切り分けます。

問題文の表現 選ぶ書類
一定時点における資産、負債、純資産 貸借対照表
一定期間における収益、費用、利益 損益計算書
現金及び現金同等物の増減 キャッシュフロー計算書
純資産の部がどう変動したか 株主資本等変動計算書

例えば、次の説明は貸借対照表を表します。

一定時点における企業の資産、負債及び純資産を表示し、
企業の財政状態を明らかにする

選択肢を切るときは、次のように考えます。

状態 → 貸借対照表
成績 → 損益計算書
現金 → キャッシュフロー計算書
純資産の変動 → 株主資本等変動計算書

どんな場面で使う?

問題文では、財務諸表そのものの細かい作成よりも、経営状況を読む文脈で役立ちます。

例えば、企業が新しいシステム投資を検討している場合、次のような見方があります。

手元の資産や借入の状態を見たい
↓
貸借対照表
その事業が利益を出しているか見たい
↓
損益計算書
実際に現金が足りているか見たい
↓
キャッシュフロー計算書

IT投資や経営判断では、利益が出ていても現金が不足することがあります。

そのため、損益計算書だけでなく、キャッシュフロー計算書を見ることもあります。

FEでは、細かい会計処理より、目的に応じて見る書類が違う という理解が大切です。

よくある誤解・混同

財務諸表でよくある誤解は、利益と現金の動きを同じものとして見てしまうこと です。

誤解 正しい理解
貸借対照表は利益を見る表 貸借対照表は資産・負債・純資産を見る表
損益計算書は現金の動きを見る表 損益計算書は収益・費用・利益を見る表
キャッシュフロー計算書は利益を見る表 キャッシュフロー計算書は現金の流れを見る表
株主資本等変動計算書は全資産の一覧 純資産の部の変動を見る表
「一定時点」と「一定期間」は同じ 一定時点は貸借対照表、一定期間は損益計算書やキャッシュフロー計算書

特に、次の切り分けが重要です。

一定時点の状態
→ 貸借対照表

一定期間の成績
→ 損益計算書

貸借対照表は、ある日のスナップショットです。

損益計算書やキャッシュフロー計算書は、一定期間の動きを表します。

まとめ(試験直前用)

  • 貸借対照表は、一定時点の資産・負債・純資産を示す
  • 損益計算書は、一定期間の収益・費用・利益を示す
  • キャッシュフロー計算書は、一定期間の現金の流れを示す
  • 株主資本等変動計算書は、純資産の部の変動を示す
  • 状態なら貸借対照表、成績なら損益計算書
  • 現金ならキャッシュフロー計算書、純資産の変動なら株主資本等変動計算書
  • FEでは、深い仕訳よりも「どの書類が何を見るか」の見分けを優先する

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