最終更新日:2026年7月27日
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まず結論
EC(Electronic Commerce:電子商取引)とは、インターネットなどの電子的なネットワークを利用して、商品やサービスの取引を行うことです。
基本情報技術者試験では、次のように判断すると選択肢を切りやすくなります。
ネットワークを利用する
+
商品・サービスを取引する
→ EC
代表的な取引形態は、次の3つです。
| 分類 | 取引する当事者 | 代表例 |
|---|---|---|
| BtoB | 企業と企業 | 部品の電子発注 |
| BtoC | 企業と消費者 | ネットショップ |
| CtoC | 消費者と消費者 | フリマアプリ |
単にITを利用するだけではなく、商取引そのものを電子的に行っているかを見るのがポイントです。
直感的な説明
ECは、店舗や紙の注文書だけに頼らず、ネットワーク上で売買を行う仕組みです。
例えば、次のような取引がECに当たります。
企業がWebサイトで商品を販売する
企業同士がネットワーク経由で部品を発注する
個人同士がフリマアプリで商品を売買する
一方、会社のWebサイトで商品情報を閲覧しただけでは、必ずしもECとはいえません。
情報を見るだけ
→ ECとは限らない
注文・契約・決済などを行う
→ EC
ECでは、誰と誰が取引するかによって、BtoB・BtoC・CtoCなどに分類されます。
定義・仕組み
ECは、Electronic Commerce の略です。
Electronic
→ 電子的な
Commerce
→ 商取引
BtoB
BtoBは、Business to Business の略で、企業同士の取引です。
企業
↓
企業
例えば、メーカーが部品会社へ材料を発注する取引などが当てはまります。
BtoC
BtoCは、Business to Consumer の略で、企業と消費者の取引です。
企業
↓
消費者
企業が運営するネットショップや、動画配信サービスなどが代表例です。
CtoC
CtoCは、Consumer to Consumer の略で、消費者同士の取引です。
消費者
↓
消費者
フリマアプリやネットオークションなどが代表例です。
このテーマは、基本情報技術者試験の「ビジネスインダストリ」や「経営戦略」と関係します。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。
どんな場面で使う?
ECは、商品やサービスの販売、発注、契約、決済などをネットワーク上で行う場面で使われます。
代表的な例は次のとおりです。
企業間の電子発注
オンラインショップ
オンライン予約
電子チケット販売
フリマアプリ
ネットオークション
基本情報技術者試験では、ECそのものの定義だけでなく、似た用語との切り分けも問われます。
| 用語 | 何をするものか | 判断の合図 |
|---|---|---|
| EC | 電子的な商取引 | ネットワーク、商品取引、サービス取引 |
| SFA | 営業活動を支援 | 商談、営業効率、営業支援 |
| ERP | 経営資源を統合管理 | 人・物・金・情報、全社、一元管理 |
| リテールサポート | 小売店の経営を支援 | 売場づくり、販売支援、店舗支援 |
| EDI | 企業間で取引データを交換 | 注文書、請求書、データ交換 |
特に、ECとEDIは混同しやすい用語です。
EC
→ 電子的に商取引を行う広い概念
EDI
→ 企業間で注文書や請求書などのデータを交換する仕組み
EDIは、BtoBのECを支える手段として使われることがあります。
よくある誤解・混同
インターネットを使えば、すべてECになる
違います。
インターネットを利用していても、単に情報を閲覧しているだけなら、商取引を行っているとは限りません。
会社案内を見る
→ ECとは限らない
商品を注文する
→ EC
ECはBtoCだけを指す
違います。
一般消費者向けのネットショップはBtoCですが、企業間取引のBtoBや、個人間取引のCtoCもECに含まれます。
キャッシュレス決済がECそのものである
キャッシュレス決済は、ECを支える仕組みの一つです。
ECは、注文・契約・決済などを含む、電子的な商取引全体を指します。
SFAやERPもECである
違います。
SFA
→ 営業活動を効率化する
ERP
→ 経営資源を統合管理する
EC
→ 電子的なネットワークで商取引する
「何を支援・管理しているか」を見ると切り分けやすくなります。
まとめ(試験直前用)
- ECは、電子的なネットワークを利用した商取引
- BtoBは企業間、BtoCは企業と消費者、CtoCは消費者間
- 営業活動の支援はSFA、経営資源の統合管理はERP
- 小売店の経営支援はリテールサポート
- EDIは企業間で注文書や請求書などのデータを交換する仕組み
- 判断の決め手は、ネットワーク上で商品やサービスを取引しているか