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最終更新日:2026年9月7日

まず結論

EC(Electronic Commerce:電子商取引)とは、インターネットなどの電子的なネットワークを利用して、商品やサービスの取引を行うことです。

基本情報技術者試験では、次のように判断すると選択肢を切りやすくなります。

ネットワークを利用する
+
商品・サービスを取引する
→ EC

代表的な取引形態は、次の3つです。

分類 取引する当事者 代表例
BtoB 企業と企業 部品の電子発注、Web-EDI
BtoC 企業と消費者 ネットショップ、バーチャルモール
CtoC 消費者と消費者 フリマアプリ、ネットオークション

単にITを利用するだけではなく、商取引そのものを電子的に行っているかを見るのがポイントです。

直感的な説明

ECは、店舗や紙の注文書だけに頼らず、ネットワーク上で売買を行う仕組みです。

例えば、次のような取引がECに当たります。

企業がWebサイトで商品を販売する
企業同士がネットワーク経由で部品を発注する
個人同士がフリマアプリで商品を売買する

一方、会社のWebサイトで商品情報を閲覧しただけでは、必ずしもECとはいえません。

情報を見るだけ
→ ECとは限らない

注文・契約・決済などを行う
→ EC

ECでは、誰と誰が取引するかによって、BtoB・BtoC・CtoCなどに分類されます。

定義・仕組み

ECは、Electronic Commerce の略です。

Electronic
→ 電子的な

Commerce
→ 商取引

BtoB

BtoBは、Business to Business の略で、企業同士の取引です。

企業
↓
企業

例えば、メーカーが部品会社へ材料を発注する取引などが当てはまります。

Web-EDIのように、企業間で注文書や請求書などの取引データを交換する仕組みも、BtoBと関係します。

BtoC

BtoCは、Business to Consumer の略で、企業と消費者の取引です。

企業
↓
消費者

企業が運営するネットショップや動画配信サービス、複数の電子店舗が集まるバーチャルモールなどが代表例です。

CtoC

CtoCは、Consumer to Consumer の略で、消費者同士の取引です。

消費者
↓
消費者

フリマアプリやネットオークションなどが代表例です。

このテーマは、基本情報技術者試験の「ビジネスインダストリ」や「経営戦略」と関係します。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。

科目Aでどう出る?

科目Aでは、仕組みが支援する対象を見分けます。

問題文の中心 選ぶ用語
電子的ネットワーク上で商取引そのものを行う EC
企業間で注文書・請求書などの取引データを交換する EDI
営業担当者の活動を支援する SFA
人・物・金などの経営資源を全社で統合する ERP

単に業務でネットワークを使うだけではECとは限りません。商品やサービスの売買という商取引そのものが行われているかを確認します。

BtoB・BtoC・CtoCは「誰から誰へ?」で判断する

ECの取引形態を問う問題では、サービス名を先に覚えるより、誰が売り手で、誰が買い手かを確認します。

企業 → 企業
→ BtoB

企業 → 消費者
→ BtoC

消費者 → 消費者
→ CtoC

例えば、複数の電子店舗が集まり、一般消費者に商品を販売するWebサイトは、企業から消費者への取引なので BtoC に当たります。

このようなサイトは、バーチャルモールやECモールなどと呼ばれます。

電子店舗
↓
一般消費者に販売
↓
BtoC

選択肢の用語が知らなくても切れることがある

ECの問題では、BtoCとは直接関係しない用語が選択肢に混ざることがあります。

用語 見るポイント
バーチャルモール 複数の電子店舗が集まるECサイト
Web-EDI Web技術を使った企業間のデータ交換
バーチャルカンパニー ネットワークを活用して企業などが連携する形態
CALS 製品・技術情報などを電子化して共有・活用する考え方

試験では、

一般消費者に商品を販売
↓
企業 → 消費者
↓
BtoC
↓
バーチャルモール

という順で考えると判断しやすくなります。

用語名を丸暗記するより、「誰から誰への取引か?」を先に決めるのがポイントです。

どんな場面で使う?

ECは、商品やサービスの販売、発注、契約、決済などをネットワーク上で行う場面で使われます。

代表的な例は次のとおりです。

企業間の電子発注
オンラインショップ
バーチャルモール
オンライン予約
電子チケット販売
フリマアプリ
ネットオークション

基本情報技術者試験では、ECそのものの定義だけでなく、似た用語との切り分けも問われます。

用語 何をするものか 判断の合図
EC 電子的な商取引 ネットワーク、商品取引、サービス取引
SFA 営業活動を支援 商談、営業効率、営業支援
ERP 経営資源を統合管理 人・物・金・情報、全社、一元管理
リテールサポート 小売店の経営を支援 売場づくり、販売支援、店舗支援
EDI 企業間で取引データを交換 注文書、請求書、データ交換

特に、ECとEDIは混同しやすい用語です。

EC
→ 電子的に商取引を行う広い概念

EDI
→ 企業間で注文書や請求書などのデータを交換する仕組み

EDIは、BtoBのECを支える手段として使われることがあります。

よくある誤解・混同

インターネットを使えば、すべてECになる

違います。

インターネットを利用していても、単に情報を閲覧しているだけなら、商取引を行っているとは限りません。

会社案内を見る
→ ECとは限らない

商品を注文する
→ EC

ECはBtoCだけを指す

違います。

一般消費者向けのネットショップはBtoCですが、企業間取引のBtoBや、個人間取引のCtoCもECに含まれます。

Web-EDIはBtoCのサービス?

基本的には違います。

Web-EDIは、Web技術を使って企業間で注文や請求などの取引データを交換する仕組みです。

企業 ↔ 企業
→ Web-EDI
→ BtoB寄り

企業 → 一般消費者
→ BtoC

「Webを使っているからBtoC」と判断しないようにします。

キャッシュレス決済がECそのものである

キャッシュレス決済は、ECを支える仕組みの一つです。

ECは、注文・契約・決済などを含む、電子的な商取引全体を指します。

SFAやERPもECである

違います。

SFA
→ 営業活動を効率化する

ERP
→ 経営資源を統合管理する

EC
→ 電子的なネットワークで商取引する

「何を支援・管理しているか」を見ると切り分けやすくなります。

まとめ(試験直前用)

  • ECは、電子的なネットワークを利用した商取引
  • BtoBは企業間、BtoCは企業と消費者、CtoCは消費者間
  • BtoB・BtoC・CtoCは、まず 「誰から誰への取引か」 で判断する
  • バーチャルモールは、企業が一般消費者に販売する BtoCの代表例
  • 営業活動の支援はSFA、経営資源の統合管理はERP
  • 小売店の経営支援はリテールサポート
  • EDIは企業間で注文書や請求書などのデータを交換する仕組み
  • 判断の決め手は、ネットワーク上で商品やサービスを取引しているか

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