最終更新日:2026年8月27日
fe fe-technology computer-system interface
まず結論
デイジーチェーン接続とは、1台の機器から次の機器へ、さらにその次の機器へと、周辺機器を直列に数珠つなぎする接続方法です。
基本情報技術者試験では、規格名を先に考えるより、まず接続の形を見ます。
PC → 機器A → 機器B → 機器C
このように、機器同士が順番につながっているならデイジーチェーンを疑います。
一言で覚えるなら、
「機器 → 機器 → 機器」の数珠つなぎならデイジーチェーン。
です。
直感的な説明
デイジーチェーンは、名前のとおり、花を一輪ずつつないで作る花輪のようなイメージです。
PCにすべての機器を直接つなぐのではありません。
デイジーチェーン
PC
↓
機器A
↓
機器B
↓
機器C
ポイントは、途中の機器が次の機器への接続点にもなることです。
これに対して、ハブを中心に複数の機器を接続する場合は、形が違います。
スター型
機器A
│
機器B ─ ハブ ─ PC
│
機器C
この場合は、機器同士を順番につないでいないので、デイジーチェーンではありません。
定義・仕組み
デイジーチェーン接続では、複数の機器を1本の流れのように順番につなぎます。
接続の考え方は次のとおりです。
- PCや親側の機器から、最初の周辺機器へ接続する
- 最初の周辺機器から、次の周辺機器へ接続する
- 必要に応じて、さらに後ろへ機器を追加する
起点 → 1台目 → 2台目 → 3台目
この接続方法は、SCSIなどの周辺機器接続や、一部のIEEE 1394、Thunderbolt対応機器などで見られます。
ただし、FE試験では個々の規格名を丸暗記するより、「途中の機器から次の機器へつながっているか」を見る方が判断しやすいです。
周辺機器インタフェースそのものの違いも整理したい場合は、USBとIEEE 1394の違いを続けて読むと、接続規格と接続形状を分けて理解しやすくなります。
このテーマは、基本情報技術者試験のコンピュータ構成要素や周辺機器インタフェースに関係する内容です。公式の出題範囲やシラバスは、IPA:基本情報技術者試験 から確認できます。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、文章や接続図を見て、どの接続方式かを判断する問題として出やすいテーマです。
判断するときは、まず形を確認します。
| 問題文・図の特徴 | 判断 |
|---|---|
| PC → 機器A → 機器B と順番につながる | デイジーチェーン |
| 複数機器がハブに集まる | スター型の接続 |
| 各機器がPCへ個別に直接つながる | デイジーチェーンではない |
| 1本の共通線に複数機器が接続される | バス型を疑う |
最も重要なのは、次の違いです。
機器 → 機器 → 機器
→ デイジーチェーン
機器
│
機器 ─ ハブ ─ 機器
│
PC
→ ハブ中心の接続
問題文にThunderboltやSCSIと書かれていても、まず接続の形を見れば判断しやすくなります。
どんな場面で使う?
デイジーチェーンは、PC側の接続ポートを機器ごとに用意せず、対応機器を順番につないで増やしたい場面で使われます。
例えば、デイジーチェーンに対応したディスプレイを使う場合、次のように接続できます。
PC
↓
ディスプレイ1
↓
ディスプレイ2
PCから2台のディスプレイへ別々のケーブルを引くのではなく、1台目から2台目へつなげるのがポイントです。
一方、キーボードやマウスなどをUSBハブにまとめて接続する場合は、機器同士を順番につないでいるわけではありません。
USBハブとの違いをもう少し確認したい場合は、USBハブとは?を見ると、中央のハブに機器を集める接続との違いがはっきりします。
よくある誤解・混同
USBハブにつなぐのもデイジーチェーンだと思う
違います。
USBハブでは、複数の機器が中央のハブへ接続されます。
USBハブ
→ 中央に集める
デイジーチェーン
→ 1台ずつ順番につなぐ
PCに複数の機器を直接つなげばデイジーチェーンだと思う
これも違います。
機器A ← PC → 機器B
これはPCから各機器へ直接接続しているだけです。
デイジーチェーンでは、機器Aから機器Bへ接続が続く必要があります。
規格名だけで判断する
SCSIやThunderboltなどはデイジーチェーンの文脈で出ることがありますが、規格名だけで判断するのは危険です。
試験では、次の順番で確認すると安定します。
1. 接続図を見る
2. 機器同士が順番につながっているか確認する
3. 数珠つなぎならデイジーチェーンを疑う
4. 規格名は補助情報として使う
「直列」と「バス型」を同じだと思う
デイジーチェーンでは、機器から次の機器へ順に接続します。
一方、バス型は1本の共通の伝送路に複数の機器を接続する形です。
デイジーチェーン
A → B → C
バス型
──┬──┬──┬──
A B C
見た目が似ていても、機器を経由して次へつなぐか、共通線にぶら下がるかで切り分けます。
まとめ(試験直前用)
- デイジーチェーンは、機器を1台ずつ直列に数珠つなぎする接続方法
- 「PC → 機器A → 機器B」の形ならデイジーチェーンを疑う
- ハブを中心に複数機器をつなぐ形はデイジーチェーンではない
- 各機器をPCへ直接つなぐだけでもデイジーチェーンではない
- 規格名より先に、接続図の形を見る
機器 → 機器 → 機器なら、デイジーチェーン。