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最終更新日:2026年8月16日

まず結論

一次データと二次データの違いは、「誰が、何の目的で最初に収集・生成したデータか」で判断します。

分類 判断基準
一次データ 自分たちが目的に合わせて直接収集した 自社アンケート、実験結果、自社ログ
二次データ 他者が収集・加工・公開した既存データを利用する 政府統計、調査会社レポート、新聞記事

DS検定では、ダウンロードしたか、スクレイピングしたかという取得手段だけで決めないことが重要です。

直感的な説明

「売上が落ちた理由を調べたい」とします。

自社で顧客アンケートを実施して回答を集めるなら、その回答は一次データです。

一方、政府が公開している統計や調査会社のレポートを使うなら、それは二次データです。

ここで迷いやすいのがWebから取得したデータです。

たとえば、政府統計を自分でPythonから取得しても、元のデータを作ったのは政府なので、自分にとっては二次データです。

つまり、

自分で取得した = 一次データ、ではない

という点が重要です。

定義・仕組み

一次データ

一次データは、分析や調査の目的に合わせて、自分たちが直接収集したデータです。

代表例は次のとおりです。

  • 自社アンケート
  • インタビュー
  • 観察結果
  • 実験結果
  • センサー計測値
  • 自社サービスの利用ログ

一次データの強みは、知りたい課題に合わせて収集方法を設計できることです。

一方で、調査設計、収集、品質確認に時間やコストがかかります。

二次データ

二次データは、他者がすでに収集・加工・公開したデータを、別の目的で利用するものです。

代表例は次のとおりです。

  • 政府統計
  • 調査会社のレポート
  • 論文や公開データセット
  • 新聞記事
  • 他社Webサイトの価格情報

二次データはすぐ利用しやすい一方、自分の分析目的に完全には合わない可能性があります。

一覧で比較

観点 一次データ 二次データ
収集主体 自分たち 他者
収集目的 自分たちの目的に合わせる 別の目的で収集済み
コスト・時間 かかりやすい 抑えやすい
目的への適合 高めやすい 合わない場合がある
自社アンケート 政府統計

同じデータでも立場で変わる

一次データか二次データかは、利用者の立場でも変わります。

たとえば、A社が顧客アンケートを実施した場合、A社にとって回答は一次データです。

その調査結果をB社が受け取り、自社分析に利用するなら、B社にとっては二次データです。

どんな場面で使う?

一次データが向く場面

  • 自社固有の課題を詳しく調べたい
  • 仮説を検証したい
  • 顧客の声を直接集めたい
  • 実験や計測で原因を確かめたい

二次データが向く場面

  • 市場全体を把握したい
  • 外部環境を調べたい
  • まず低コストで傾向を確認したい
  • 他社や地域との比較をしたい

実務では、最初に二次データで全体像を確認し、足りない部分を一次データで補うという組み合わせも有効です。

よくある誤解・混同

誤解1:Webから自分で集めたデータは一次データ

必ずしもそうではありません。

他者が公開したデータをダウンロードやスクレイピングで取得した場合、取得作業を自分で行っていても、元データが他者によって作られた既存データなら二次データです。

誤解2:自社にあるデータはすべて一次データ

これも決めつけられません。

自社が直接収集したログやアンケートなら一次データですが、外部から購入・取得したデータは二次データです。

誤解3:一次データの方が必ず優れている

目的次第です。

一次データは目的に合わせやすい反面、収集コストがかかります。

二次データでも、目的に合い、信頼できるデータなら十分役立ちます。

誤解4:加工されていないデータなら一次データ

「加工されているか」だけでは決まりません。

重要なのは、誰が何の目的で収集したデータを、誰が利用しているかです。

一次データそのものを詳しく確認したい場合は、一次データとは?一次情報・二次データとの違いも参考になります。

まとめ(試験直前用)

  • 一次データ=自分たちが目的に合わせて直接収集
  • 二次データ=他者が収集・公開した既存データを利用
  • 政府統計や他社レポートは二次データ
  • 自社アンケートや自社ログは一次データになりやすい
  • スクレイピングしただけで一次データになるわけではない
  • DS検定では、「誰が、何の目的で最初に収集したか」で切り分ける

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