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DS検定トップ > べき乗則とは?両対数グラフが直線になる理由【DS検定リテラシー】

まず結論

  • べき乗則とは「ある量が、別の量の“べき乗”に比例する関係」のこと
  • DS検定では「両対数グラフで直線になる関係はどれか?」と問われることが多い

直感的な説明

たとえば、

  • フォロワー数が多い人ほど、さらにフォロワーが増えやすい
  • 都市の人口規模と店舗数の関係

のように、「大きいものほど、さらに大きくなりやすい」現象があります。

このような関係は、
「2倍、3倍…」と一定の割合で増える指数成長とは少し違い、

“元の値の何乗か”で決まる関係になります。

このとき、
普通のグラフでは曲線になりますが、

👉 両対数グラフにすると直線になる

という特徴があります。

定義・仕組み

べき乗則は、次のような形で表されます。

y = a × x の b 乗

ここで重要なのは式そのものではなく、

  • x が増えると
  • y は「x の何乗か」に比例して増える

という関係であることです。

なぜ両対数グラフで直線になるのか?

両対数グラフとは、

  • 横軸も対数
  • 縦軸も対数

にしたグラフです。

べき乗則の両辺の対数をとると、

log y = log a + b × log x

という「直線の式」になります。

つまり、

  • 横軸:log x
  • 縦軸:log y

にすると、

👉 傾き b の直線になる

これが「両対数グラフを使う理由」です。

実際の数列で確認してみる

例として、

x:1, 2, 3, 4
y:x の 2 乗

つまり、

1 → 1
2 → 4
3 → 9
4 → 16

普通のグラフでは、曲線になります。

しかし、

  • log x
  • log y

をとってプロットすると、

一直線に並びます。

これが「べき乗則は両対数で直線になる」という意味です。

どんな場面で使う?

使う場面

  • 所得分布
  • 都市規模とインフラ数
  • SNSのフォロワー分布
  • アクセス数や売上の偏り分析

「一部が極端に大きい」データでよく現れます。

使うと誤解しやすい場面

  • 毎月一定割合で増える売上(指数成長)
  • 人口の複利的増加

これらはべき乗則ではなく指数関数です。

よくある誤解・混同

① べき乗則 と 指数成長 の混同

DS検定ではここを混同させてきます。

関係 直線になるグラフ
指数成長 片対数グラフ
べき乗則 両対数グラフ

選択肢では

  • 「一定の割合で増加する」
  • 「倍々に増える」

と書かれていたら → 指数成長

  • 「x の b 乗に比例する」
  • 「スケール不変」

と書かれていたら → べき乗則

と判断します。

② データと文章の矛盾

文章では「べき乗則」と書いているのに
数値は指数成長になっていることがあります。

この場合、試験では

👉 キーワードで判断するのか
👉 データ構造で判断するのか

を冷静に見極める必要があります。

まとめ(試験直前用)

  • べき乗則 = x の b 乗に比例する関係
  • 両対数グラフで直線になる
  • 指数成長は片対数
  • 「一定割合で増加」は指数
  • 「x の何乗か」はべき乗則

👉 両対数が出てきたら「べき乗則」を疑う

対応スキル項目(データサイエンス力シート)

  • データの理解
  • データの可視化
  • ★ データの特徴を適切なグラフで表現できる
  • ★ データの分布や関係性を読み取ることができる

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