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最終更新日:2026年6月1日

まず結論

プロジェクトは、期限があり、独自の成果物や目標を達成するために行う一度限りの活動です。

一方、定常業務は、同じような処理やサービスを継続的に繰り返す業務です。

SG試験では、選択肢を見たら次の2点で切り分けます。

  • 期限や終わりがあるか(有期性)
  • その活動固有の成果物・目標があるか(独自性)

有期性+独自性があればプロジェクト、反復・継続なら定常業務

直感的な説明

プロジェクトは「一度だけの大きなイベント」、定常業務は「毎日・毎月のいつもの仕事」と考えると分かりやすいです。

たとえば、老朽化した拠点を移転し、新しい業務環境を期限までに整える活動は、完了時点と成果物が明確です。これはプロジェクトです。

一方、毎月の決算処理や、日々の顧客対応は、重要な仕事であっても、繰り返し行われるため定常業務です。

定義・仕組み

プロジェクトは、一般に次の性質をもちます。

観点 プロジェクト 定常業務
期間 始まりと終わりがある 継続的に行う
成果 独自の成果物・サービス・目標がある 同じ成果や処理を繰り返す
拠点移転、新システム導入 定期締め処理、ヘルプデスク対応、通常の審査業務

SG試験では、活動の規模が大きいかどうかだけで判断しません。

大規模でも毎期繰り返すなら定常業務です。逆に、組織にとって一度限りの目標を達成する活動ならプロジェクトです。

どんな場面で使う?

プロジェクトと定常業務の切り分けは、プロジェクトマネジメントの入口で使います。

  • 新しいシステムを導入する
  • 期限付きで業務拠点を移転する
  • 新制度への対応を期限までに完了する
  • 全社セキュリティ教育の仕組みを新設する

このような活動は、期限と固有目標があるためプロジェクトになりやすいです。

反対に、次のような活動は定常業務です。

  • 定期的な締め処理
  • 日々の問い合わせ対応
  • 通常の申請受付や審査
  • 定期的な報告書作成

よくある誤解・混同

大きな仕事なら必ずプロジェクト、ではない

高額な契約や重要な審査であっても、組織の通常プロセスとして日常的に繰り返す仕事なら定常業務です。

期限があるだけでは不十分

定期締めや定例報告には対象期間がありますが、毎回繰り返される業務です。

SG試験では、単に「いつまでに行う」だけでなく、一度限りの固有目標があるかを見ます。

問い合わせ対応は基本的に定常業務

製品の取扱方法に関する問い合わせ対応は、通常は繰り返し行われるサービスです。

新しい問い合わせ窓口を立ち上げる活動ならプロジェクトになり得ますが、既存窓口の日常対応は定常業務です。

確認問題(SG試験対策)

プロジェクトとして扱う活動を選ぶとき、最も適切なものはどれか。

  • ア. 毎週決まった手順で行うバックアップ結果の確認。
  • イ. 既存窓口で継続して受け付ける利用者からの操作問い合わせ。
  • ウ. 期限を決めて新しい文書管理システムを全社へ導入する活動。
  • エ. 店舗で日常的に繰り返す申込書の受付と内容確認。
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:ウ

解説

  • ア:不適切です。定期的に同じ手順で繰り返す確認作業は定常業務です。
  • イ:不適切です。既存窓口で継続する問い合わせ対応は定常業務です。
  • ウ:適切です。期限があり、新しい仕組みを導入する固有の目標があるためプロジェクトです。
  • エ:不適切です。日常的に繰り返す受付・確認は定常業務です。

👉 判断ポイント プロジェクトは有期性独自性で判断します。繰り返し行う通常業務は定常業務です。

まとめ(試験直前用)

  • プロジェクトは、期限があり独自の成果物や目標をもつ活動。
  • 定常業務は、継続的・反復的に行う通常業務。
  • 規模や重要度だけでプロジェクトとは判断しない。
  • 定期的な締め処理や定例対応は定常業務。
  • 迷ったら「有期性+独自性」があるかを見る。

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