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まず結論

物理的セキュリティ対策とは、設備・施設・人の行動を管理して、情報資産への不正アクセスや災害リスクを防ぐ対策です。
SG試験では「これは物理か?論理か?」を切り分けられるかが問われます。


直感的な説明

イメージとしてはシンプルです。

  • ドアに鍵をかける → 物理対策
  • システムにパスワードを設定する → 論理対策

つまり、
👉 “現実世界で守るか、システム上で守るか”の違いです。

たとえば、どんなに強いパスワードを設定していても、
PCそのものを盗まれたら意味がありません。

そのため実務では
👉 物理対策と論理対策はセットで考える必要がある
というのが重要なポイントです。


定義・仕組み

物理的セキュリティ対策は、主に次の3つの目的で行われます。

① 不正侵入の防止

  • 入退室管理
  • 鍵・ICカード
  • アンチパスバック

👉 「そもそも入れないようにする」


② 災害・障害への備え(可用性)

  • 耐震・耐火設備
  • UPS(無停電電源装置)
  • 遠隔バックアップ

👉 「止まらない・失われないようにする」


③ 盗難・情報漏えいの防止

  • セキュリティワイヤ
  • USBキー(物理トークン)
  • クリアデスク・クリアスクリーン

👉 「持ち出し・のぞき見を防ぐ」


このように物理対策は
👉 機密性・完全性・可用性(CIA)のすべてに関わる
のが特徴です。


どんな場面で使う?

使うべき場面

  • オフィス・データセンターの管理
  • 機密情報を扱う場所
  • 災害リスクがある環境

👉 「場所」や「モノ」を守るときに使う


誤解しやすい場面

  • 認証(パスワード・多要素認証) → 論理対策
  • ファイアウォール・暗号 → 論理対策

👉 「セキュリティっぽい=全部同じ」ではない


SG試験では
👉 “IT用語=論理対策”と誤認させる問題がよく出ます。


よくある誤解・混同

❌ 物理対策=設備だけの話

→ ⭕ 人の行動(クリアデスクなど)も含む


❌ RAIDやバックアップは全部同じ

→ ⭕ RAIDは冗長化、バックアップは復旧手段


❌ 監視カメラは防止策

→ ⭕ 主目的は「抑止」と「証跡」


❌ USBキーは物理対策ではない

→ ⭕ 物理トークンを使った認証なので物理対策の一部


SG試験では
👉 「目的(防止・抑止・復旧)」をズラした選択肢が頻出です。


確認問題(SG試験対策)

物理的セキュリティ対策として最も適切なものはどれか。

A. マルウェア検知ソフトのみを導入し、入退室管理は不要とする。
B. サーバ室の入退室管理、監視、施錠などで機器への物理アクセスを制限する。
C. 暗号化通信を導入すれば、機器盗難対策は不要になる。
D. パスワード変更だけを強化すれば、災害対策も同時に解決する。

▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:B

解説

  • A:論理対策だけでは不十分です。
  • B:物理アクセス制限は物理対策の中核です。
  • C:盗難・破壊リスクは別軸で残ります。
  • D:認証強化と災害対策は別の管理対象です。

👉 判断ポイント
「物理リスクには物理対策」が基本。

まとめ(試験直前用)

  • 物理対策=設備・場所・人の行動で守る
  • 論理対策=システムやソフトで守る
  • 判断軸は「現実世界かシステムか」
  • RAID≠バックアップ(ここは超重要)
  • 監視カメラ=抑止・証跡(防止ではない)

👉 「何を守るか」と「どう守るか」で切るのがコツ


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