Skip to the content.

最終更新日:2026年6月6日

まず結論

MDM(Mobile Device Management)とは、会社や団体が従業員に貸与するスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を一元管理する仕組みです。

SG試験では、複数のモバイル端末にポリシーを適用し、状態確認や紛失時対応を管理画面から行う説明が出たら、MDMを選びます。

このページで切り分けること(先にここだけ)

このページは、スマートフォンなどのモバイル端末を組織として管理する仕組みを中心に整理します。

  • MDM:モバイル端末の設定・アプリ・状態を一元管理する
  • BYOD:従業員の私物端末を業務に使う運用形態
  • LTE:携帯電話網の通信規格

迷ったら、 「端末を管理する仕組みか、端末の所有形態か、通信規格か」を見ます。

SG試験で選択肢を切る判断軸(MDM編)

  • 「モバイル端末」「ポリシー適用」「遠隔ロック/消去」と書かれている → MDM

  • 「従業員の私物端末を業務に使う」と書かれている
    → BYOD

  • 「携帯電話の高速通信規格」と書かれている
    → LTE

直感的な説明

MDMは、会社が配ったスマートフォンを、1台ずつ手作業で設定する代わりに、管理画面からまとめて管理するイメージです。

例えば、会社が営業担当者にスマートフォンを貸与した場合、次のような管理が必要になります。

  • 画面ロックやパスワードのルールを統一する
  • 業務アプリを配信する
  • 危険なアプリの利用を制限する
  • 紛失時に端末をロックする
  • 必要に応じて端末内のデータを消去する

このような管理を個人任せにすると、設定漏れや紛失時の対応遅れが起きやすくなります。

そのため、組織はMDMを使って、モバイル端末を業務ルールに沿って管理します。

定義・仕組み

MDMは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を、組織のセキュリティポリシーに従って管理するための仕組みです。

IPAの調達関連情報でも、モバイル端末管理システムは、モバイル端末を管理するセキュリティ製品分野として扱われています。詳しくはIPAのモバイル端末管理システムも参考になります。

MDMで扱う代表的な機能は、次のとおりです。

機能 内容
端末登録 管理対象の端末を登録する
設定管理 パスワード、画面ロック、暗号化などの設定を適用する
アプリ管理 業務アプリを配信し、不要・危険なアプリを制限する
状態確認 OS、アプリ、端末状態、利用状況などを確認する
紛失時対応 リモートロックやリモートワイプを行う

SG試験では、細かい製品機能よりも、組織がモバイル端末を一元管理する仕組みとして押さえることが重要です。

どんな場面で使う?

MDMは、会社や団体がモバイル端末を業務利用させる場面で使います。

代表的には、次のような場面です。

  • 従業員へスマートフォンを貸与する
  • 営業担当者が外出先で業務アプリを使う
  • タブレットで社内資料や顧客情報を閲覧する
  • 紛失・盗難時の情報漏えいを防ぎたい
  • 端末ごとのセキュリティ設定を統一したい

特に、端末を紛失した場合には、端末内の業務情報が漏えいするおそれがあります。

このとき、MDMでリモートロックやリモートワイプを実行できると、端末内データに第三者がアクセスするリスクを下げられます。

よくある誤解・混同

誤解1:MDMはBYODのこと?

MDMとBYODは違います。

用語 中心になる話
MDM モバイル端末を管理する仕組み
BYOD 私物端末を業務に使う運用形態

BYOD環境でもMDMを使うことはありますが、BYODそのものは「私物端末を使う」という運用の話です。

選択肢で「組織が端末設定やアプリ配信を一元管理する」とあれば、BYODではなくMDMを考えます。

誤解2:MDMはECMのこと?

ECMは、企業内の文書やコンテンツを管理する考え方です。

一方、MDMはスマートフォンやタブレットなどの端末を管理します。

用語 管理対象
MDM モバイル端末
ECM 文書・コンテンツ

「端末管理」ならMDM、「文書やコンテンツ管理」ならECMと切り分けます。

誤解3:MDMはLTEのこと?

LTEは、携帯電話網で使われる通信規格です。

MDMは通信速度や通信方式の名前ではありません。

選択肢で「高速通信」「携帯電話の通信規格」とあればLTE、「端末を一元管理」とあればMDMです。

誤解4:MDMを入れれば端末管理は完全に終わる?

MDMは有効な管理策ですが、それだけで全てのリスクがなくなるわけではありません。

端末の貸与ルール、利用者教育、紛失時の報告手順、アカウント管理、情報分類なども必要です。

SG試験では、MDMを「端末管理の仕組み」として押さえつつ、運用ルールと組み合わせて考えます。

確認問題(SG試験対策)

店舗で利用する複数のタブレットについて、パスコードの強制、OSバージョンの確認、紛失時の遠隔消去を管理画面からまとめて行いたい。この目的に最も適したものはどれか。

  • ア. BYOD
  • イ. ECM
  • ウ. LTE
  • エ. MDM
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:エ

解説

  • ア:BYODは、従業員の私物端末を業務に使う運用形態です。
  • イ:ECMは、企業内の文書やコンテンツを管理する考え方です。
  • ウ:LTEは、携帯電話網の通信規格です。
  • エ:MDMは、モバイル端末の設定、アプリ、状態、紛失時対応などを一元管理する仕組みです。

👉 判断ポイント
「複数のモバイル端末を組織のルールでまとめて管理する」ならMDMを考えます。

まとめ(試験直前用)

  • MDMは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を一元管理する仕組み
  • 設定管理、アプリ配信、端末状態確認、リモートロック/ワイプが代表例
  • BYODは私物端末利用、ECMは文書・コンテンツ管理、LTEは通信規格
  • SG試験では、「端末を組織として管理する話か」で判断する

© 2024-2026 stemtazoo. All rights reserved.