sg sg-security-management incident_management risk_assessment it_security_operations
まず結論
インシデント管理とは、発生したセキュリティ事故に対応し、影響を最小化し再発防止まで行う一連のプロセスです。
SG試験では「対応の順序」と「やるべきことの抜け漏れ」を判断させる問題として問われます。
直感的な説明
インシデントが発生したとき、場当たり対応するとこうなります:
- とりあえず再起動 → 原因不明のまま再発
- 担当者だけで対応 → 情報共有されない
- 記録なし → 改善できない
👉 これでは同じ事故が繰り返される
そこで必要なのが「インシデント管理」
👉 イメージ
「発見 → 対応 → 原因分析 → 再発防止」までの流れを決めておくこと
定義・仕組み
インシデント管理は
情報セキュリティインシデントに対して、検知から復旧・再発防止までを体系的に行うプロセス
です。
基本的な流れ(最重要)
SG試験はここを覚えるだけでかなり解けます。
① 検知・報告
- 異常の発見
- 関係者への報告
② 初動対応(被害拡大防止)
- ネットワーク遮断
- アカウント停止
👉 まず止める(原因調査より先)
③ 調査・分析
- 原因の特定
- 影響範囲の確認
④ 復旧
- システム復旧
- データ復元
⑤ 再発防止
- ルール見直し
- 教育・対策強化
👉 ここまでやって初めて完了
どんな場面で使う?
使う場面
- 情報漏えい
- 不正アクセス
- システム障害
👉 SG試験では
「適切な対応順序か?」が問われる
注意が必要な場面
- いきなり原因調査 → ❌
- 記録を残さない → ❌
👉 順序ミスは典型的な誤り
よくある誤解・混同
❌ 誤解①:原因調査を最優先
👉 ⭕
まずやるのは
被害拡大の防止(初動対応)
❌ 誤解②:復旧したら終わり
👉 ⭕
再発防止までがセット
❌ 誤解③:担当者だけで対応
👉 ⭕
報告・共有が必要(組織対応)
SG試験でのひっかけ
- 「原因分析を最初に実施」→ ❌
- 「復旧後に何もしていない」→ ❌
- 「記録・報告がない」→ ❌
👉 順序+再発防止の有無で切る
確認問題(SG試験対策)
次のうち、最も適切なものはどれか。
A. インシデント管理では、復旧後に原因調査を行い、必要なら検知・封じ込めを検討する。
B. インシデント管理では、検知後に封じ込めを行い、影響範囲や原因を調査したうえで復旧・再発防止へ進む。
C. インシデント管理は、発生前の予防策だけを扱い、発生後対応は対象外である。
D. インシデント管理の目的は、記録を残さず迅速に通常運用へ戻すことである。
答えと解説を見る
正解:B
解説
- A:誤り。順序が不適切です。通常は検知→封じ込め→調査→復旧→再発防止の流れで進めます。
- B:正しい。被害拡大防止と原因把握を踏まえて復旧・改善するのが基本的な管理プロセスです。
- C:誤り。インシデント管理は発生後対応を中心に扱い、予防策だけではありません。
- D:誤り。記録・証跡は再発防止や説明責任のために重要で、残さない運用は不適切です。
👉 判断ポイント
「検知→封じ込め→調査→復旧→再発防止」の順序で選択肢を切る。
まとめ(試験直前用)
- インシデント管理=対応の一連の流れ
- 検知 → 初動対応 → 調査 → 復旧 → 再発防止
- 最初は「止める」、最後は「改善する」
- 順序ミスは即NG
👉 SG試験では
「この順番は正しいか?」で判断する
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