Skip to the content.

最終更新日:2026年6月3日

まず結論

ガントチャートとは、プロジェクトの作業項目を縦方向に並べ、時間を横方向にとって、作業期間や進捗を横棒で表す工程管理図です。

SG試験では、工程ごとの期間と進み具合を時間軸上で見やすくする図として判断します。


直感的な説明

ガントチャートは、プロジェクト用の「横長の予定表」です。

たとえば、システム導入では、次のような作業があります。

  • 要件を確認する
  • 設計する
  • 構築する
  • テストする
  • 利用者へ説明する

これらをカレンダー上に横棒で置くと、

  • いつ始まるか
  • いつ終わる予定か
  • どの作業が進行中か
  • 予定より遅れているか

が見やすくなります。

つまり、ガントチャートは、日程と進捗を目で確認するための図です。


定義・仕組み

ガントチャートでは、一般に次のように情報を表します。

見る場所 分かること
縦軸 作業項目や工程
横軸 日付、週、月などの時間
横棒 各作業の予定期間や実績期間
色や線の違い 計画、実績、進捗状況など

SG試験では、図を細かく描けることよりも、「作業項目 × 時間軸 × 横棒」という特徴を押さえることが大切です。

ガントチャートで把握しやすいこと

  • 各作業の計画期間
  • 実際の進み具合
  • いま着手している工程
  • 作業同士の日程上の重なり
  • 予定に対する遅れや進み具合

一方で、ガントチャートだけでは、作業間の厳密な依存関係や全体期間を決める最長経路までは読み取りにくい場合があります。


どんな場面で使う?

ガントチャートは、プロジェクトの計画や進捗管理で使います。

たとえば、次のような場面です。

  • システム開発や導入の工程表を作る
  • セキュリティ教育の準備から実施までの日程を管理する
  • 委託先の作業予定と実績を確認する
  • 予定より遅れている工程を見つける
  • 複数作業の重なりを見て担当者の負荷を調整する

SG試験では、工程ごとの期間や進み具合を横方向の帯で見るという表現が出たら、ガントチャートを考えます。

SG試験で選択肢を切る判断軸

用語 選択肢での見分け方
ガントチャート 作業項目と時間軸を使い、計画期間と進み具合を横棒で見る
マイルストーン 工程上の重要な節目や意思決定日を管理する
アローダイアグラム 作業の順序関係、所要日数、余裕日数、クリティカルパスを把握する
EVM 作業の出来高、コスト、スケジュールを数値で総合的に管理する

よくある誤解・混同

誤解1:ガントチャートはマイルストーンを管理する図である

マイルストーンは、工程上の重要な節目です。

たとえば、設計完了、テスト開始、リリース判定会議など、意思決定や区切りとなる日を示します。

ガントチャートにもマイルストーンを記入することはありますが、ガントチャートの主な特徴は、作業期間や進捗を横棒で表すことです。

誤解2:ガントチャートは作業順序や余裕日数を詳しく把握する図である

作業順序、所要日数、余裕日数、クリティカルパスを詳しく扱うなら、アローダイアグラムの論点です。

ガントチャートは、日程の見やすさに強い一方、依存関係や最長経路の分析には向かない場合があります。

誤解3:ガントチャートは費用管理と進捗管理を同時に行う方法である

費用とスケジュールを出来高で総合的に見るなら、EVM(アーンドバリューマネジメント)の論点です。

ガントチャートは、主に作業期間と進捗の見える化に使う図です。


確認問題(SG試験対策)

ガントチャートの使い方として最も適切なものはどれか。

  • ア. プロジェクト上の節目だけを抜き出し、判断が必要な日を一覧化する。
  • イ. 作業の依存関係を矢印で表し、経路ごとの期間や余裕を分析する。
  • ウ. 工程ごとの予定期間や進み具合を、時間軸に沿った帯で見える化する。
  • エ. 完成した作業量を金額換算し、予算差異とスケジュール差異を評価する。
▶ クリックして答えと解説を見る(ここを開く)

正解:ウ

解説

  • ア:マイルストーンの説明です。節目を示す点に主眼があります。
  • イ:アローダイアグラムの説明です。作業のつながりや経路を分析する論点です。
  • ウ:適切です。ガントチャートは、作業期間や進捗を時間軸上の横棒で把握します。
  • エ:EVMの説明です。出来高を使って費用とスケジュールを管理する論点です。

👉 判断ポイント ガントチャートは「工程名」「時間軸」「横棒」「計画と実施状況の比較」で切り分ける。

まとめ(試験直前用)

  • ガントチャートは、作業項目と時間軸を使って、作業期間や進捗を横棒で表す図です。
  • 計画期間、実施状況、進行中の工程を把握しやすいです。
  • マイルストーンは重要な節目、アローダイアグラムは作業順序や余裕日数、EVMは出来高による費用・進捗管理です。
  • SG試験では、横棒で日程と進捗を見る図ならガントチャートを選びます。

© 2024-2026 stemtazoo. All rights reserved.