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まず結論

  • ダミー作業とは、PERT図やアローダイアグラムで、作業の前後関係や依存関係だけを表すために使う仮の作業です。
  • SG試験では、ダミー作業を「実際に時間がかかる作業」と考えないことが重要です。
  • 選択肢では、実作業、所要日数、クリティカルパス、作業の依存関係と混同させてくることがあります。

ダミー作業は、実際に人が作業するものではありません。

PERT図やアローダイアグラムで、作業の順序を正しく表すために使います。

通常、ダミー作業の所要日数は 0 として扱います。

つまり、ダミー作業は、時間を表すためではなく、作業同士の関係を表すための記号です。


直感的な説明

ダミー作業は、図の中で使う つなぎ線 のようなものです。

たとえば、料理の準備で考えてみます。

カレーを作るとき、次のような作業があるとします。

  • 野菜を切る
  • 肉を炒める
  • ご飯を炊く
  • カレーを盛り付ける

「カレーを盛り付ける」は、カレーができているだけでなく、ご飯も炊けている必要があります。

このように、ある作業を始めるために、複数の作業が終わっている必要がある場合があります。

PERT図やアローダイアグラムでは、この依存関係を正しく表すために、実際には存在しない仮の矢印を使うことがあります。

それがダミー作業です。

つまり、ダミー作業は、作業を追加するためのものではなく、関係を正しく見せるためのものです。


定義・仕組み

ダミー作業は、PERT図やアローダイアグラムで、作業の依存関係を表すために使う仮の作業です。

アローダイアグラムでは、矢印が作業を表します。

しかし、作業同士の前後関係が複雑になると、実際の作業だけでは正しく関係を表しにくいことがあります。

そのようなときに、ダミー作業を使います。

SG試験向けには、次のように押さえると分かりやすいです。

項目 内容
役割 作業の依存関係を表す
実体 実際の作業ではない
所要日数 通常は0
表し方 点線の矢印などで表すことが多い
注意点 全体日数に加えない

ダミー作業で特に重要なのは、所要日数を加算しないことです。

ダミー作業は、時間がかかる作業ではありません。

そのため、クリティカルパスや全体所要日数を考えるとき、ダミー作業そのものの日数を足すものではありません。


どんな場面で使う?

ダミー作業は、作業の依存関係を正しく表す必要がある場面で使います。

たとえば、次のような場面です。

  • ある作業を始める前に、複数の作業が完了している必要がある
  • 作業同士の前後関係を図で正しく表したい
  • 実作業はないが、順序関係だけを示したい
  • クリティカルパスを正しく求めたい
  • PERT図やアローダイアグラムの構造を整理したい

SG試験では、アローダイアグラムの問題で、ダミー作業が図に含まれていることがあります。

たとえば、システム導入プロジェクトで考えます。

作業 内容
A 要件確認
B 設計
C 手順書作成
D 利用者教育
E 本番導入

本番導入には、設計や設定だけでなく、利用者教育が終わっていることも必要になる場合があります。

このような関係を図で正確に表すために、ダミー作業を使うことがあります。

ダミー作業は、実作業を増やすのではなく、どの作業が終わっていないと次に進めないかを明確にするために使います。


よくある誤解・混同

誤解1:ダミー作業は実際に行う作業である

ダミー作業は、実際に人が行う作業ではありません。

作業の依存関係を表すための仮の作業です。

選択肢で「ダミー作業は実際に行う作業である」と書かれていたら注意です。

誤解2:ダミー作業には所要日数があると考える

ダミー作業は、通常、所要日数を0として扱います。

時間がかかる作業ではないため、全体日数に加えるものではありません。

SG試験では、ダミー作業の日数を足してしまうと、クリティカルパスや全体期間を誤って判断することがあります。

誤解3:ダミー作業は作業量を増やすために使う

ダミー作業は、作業量を増やすために使うものではありません。

あくまで、作業の順序や依存関係を正しく表すために使います。

つまり、ダミー作業を追加しても、実際の作業が増えるわけではありません。

誤解4:アローダイアグラムと同じものだと考える

アローダイアグラムは、作業順序や所要日数を表す図全体です。

ダミー作業は、その図の中で依存関係を表すために使う仮の作業です。

つまり、

  • 図全体 → アローダイアグラム
  • 図の中の仮の矢印 → ダミー作業

と切り分けます。

誤解5:クリティカルパス上にダミー作業があると日数が増える

ダミー作業は所要日数0として扱うため、経路上にあっても、それ自体で日数は増えません。

ただし、ダミー作業があることで、どの作業が終わらないと次に進めないかが明確になります。

SG試験では、ダミー作業の存在に惑わされず、実際に日数がある作業を足すことが大切です。

誤解6:ダミー作業は不要なものなので無視してよい

ダミー作業は、所要日数は0ですが、意味がないわけではありません。

作業の依存関係を表す役割があります。

そのため、日数には加えませんが、作業順序を読むときには確認が必要です。

つまり、

  • 日数計算では0として扱う
  • 作業順序の確認では無視しない

という切り分けが重要です。


まとめ(試験直前用)

  • ダミー作業は、PERT図やアローダイアグラムで依存関係を表すための仮の作業です。
  • 実際に人が行う作業ではなく、通常、所要日数は0です。
  • クリティカルパスや全体日数を求めるとき、ダミー作業の日数は加算しません。
  • ただし、作業順序を読むうえでは、ダミー作業の依存関係を確認する必要があります。
  • SG試験では、日数には足さないが、関係は読むと覚えると判断しやすいです。

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