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まず結論

データマートとは、データウェアハウスなどに蓄積されたデータから、特定の部門や目的に合わせて必要なデータを取り出し、分析しやすく整理した小規模なデータベースです。

SG試験では、データマートそのものを深く設計させるというより、データウェアハウス・データレイク・データカタログ・データリネージとの違いを判断させる問題として出やすいです。

選択肢では、

  • 全社的に大量データを蓄積する仕組み
  • 生データをそのまま保存する仕組み
  • データの意味や所在を管理する仕組み
  • データの発生元や加工履歴を追跡する情報

と混同させてくるため、「特定目的向けに切り出した分析用データ」と押さえるのがポイントです。

直感的な説明

データマートは、スーパーでいうと売場ごとの小さな棚のようなものです。

大きな倉庫には、食品、日用品、衣類など多くの商品があります。
しかし、売場担当者が毎回巨大な倉庫全体を探すのは大変です。

そこで、目的に合わせて必要な商品だけを売場の棚に並べます。

データでも同じです。

会社全体のデータをすべて見るのではなく、

  • 営業部門なら、顧客別の売上データ
  • 経理部門なら、月次の会計データ
  • マーケティング部門なら、広告効果のデータ

のように、使う目的に合わせて必要なデータだけを取り出して分析しやすくするのがデータマートです。

定義・仕組み

データマートは、主に次の流れで作られます。

  1. データウェアハウスなどに、全社的なデータを蓄積する
  2. 特定の部門・業務・分析目的に必要なデータを選ぶ
  3. 集計・加工・整形する
  4. 分析やレポート作成に使いやすい形で保存する

つまり、データマートは分析用に目的を絞ったデータの置き場です。

IPAの情報セキュリティマネジメント試験では、テクノロジ系の知識も出題範囲に含まれます。データベースや情報システムの用語は、IPA 情報セキュリティマネジメント試験の出題範囲の中でも、業務で安全にITを使うための基礎知識として押さえておくと理解しやすくなります。

データウェアハウスとの違い

用語 役割 判断ポイント
データウェアハウス 全社的なデータを統合して蓄積する 大規模・統合・長期保存
データマート 特定目的に合わせてデータを切り出す 小規模・部門別・分析目的

データウェアハウスが全社の大きな倉庫なら、データマートは目的別に整理された小さな棚です。

SG試験では、選択肢に「全社規模で統合されたデータを蓄積する」とあれば、データマートではなくデータウェアハウスを疑います。

どんな場面で使う?

データマートは、次のような場面で使われます。

  • 部門ごとの売上分析をしたい
  • 顧客属性ごとの購買傾向を見たい
  • 経営指標をレポートにまとめたい
  • 大量データの中から、必要な範囲だけをすばやく分析したい

特に、BIツールやレポート作成で使うデータを準備するときに役立ちます。

一方で、データマートは元データそのものをすべて保存する仕組みではありません
また、データの所在や定義を管理する仕組みでもありません。

ここを混同すると、SG試験の選択肢で迷いやすくなります。

よくある誤解・混同

データマートとデータウェアハウスの混同

データマートは、データウェアハウスよりも小規模で、目的が限定されたものです。

  • データウェアハウス:全社的に統合して蓄積
  • データマート:部門や目的ごとに切り出して利用

「全社のデータを統合して蓄積」とあれば、データマートではなくデータウェアハウスです。

データマートとデータレイクの混同

データレイクは、多種多様な生データを、形式をそろえすぎずにそのまま蓄積する考え方です。

  • データレイク:生データを広くためる
  • データマート:目的に合わせて加工済みデータを使う

選択肢で「本来のフォーマットのまま蓄積」「多種多様な生データ」とあれば、データレイクを疑います。

データマートとデータカタログの混同

データカタログは、データの所在、定義、内容、利用方法などのメタデータを管理する仕組みです。

  • データカタログ:どんなデータがどこにあるかを探すための仕組み
  • データマート:分析目的に合わせて用意されたデータそのもの

「メタデータを管理」「データ資産を探しやすくする」とあれば、データカタログです。

データマートとデータリネージの混同

データリネージは、データがどこで発生し、どのような変換・加工を経て現在の形になったかを示す情報です。

  • データリネージ:データの流れや加工履歴を追跡する
  • データマート:分析に使うための小規模なデータベース

「どこから来たデータか」「どの加工を経たか」を問う選択肢なら、データリネージを疑います。

まとめ(試験直前用)

  • データマートは、特定目的向けに切り出した小規模な分析用データベース
  • 全社的に統合して蓄積するなら、データウェアハウス
  • 生データをそのまま広く蓄積するなら、データレイク
  • データの所在や定義を管理するなら、データカタログ
  • データの発生元や加工履歴を追うなら、データリネージ

SG試験では、「何を保存・管理・追跡しているのか」で選択肢を切ると判断しやすくなります。

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