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最終更新日:2026年8月21日

まず結論

Webブラウザをクライアントに使うクライアントサーバシステムでは、専用アプリケーションを各PCへ配布・更新する作業を減らしやすいのが大きな利点です。

試験では、まず次のように切り分けます。

各クライアントPCへのインストール・更新
→ Webブラウザ方式で軽減しやすい

データベース構築
サーバ故障時の復旧
アカウント管理
→ ブラウザ方式にしても本質的には残る

直感的な説明

専用アプリ方式では、利用するPCごとにアプリを用意します。

PC1 → 専用アプリをインストール
PC2 → 専用アプリをインストール
PC3 → 専用アプリをインストール

アプリを更新するときも、各PCで更新作業が必要になる場合があります。

一方、Webブラウザ方式では、利用者はブラウザからWebサーバへアクセスします。

PC1 ─┐
PC2 ─┼→ Webサーバ → データベース
PC3 ─┘

アプリケーションの主要な処理をサーバ側に置けば、更新の多くをサーバ側で行えます。

そのため、クライアント環境の保守負担を減らしやすいという特徴があります。

定義・仕組み

クライアントサーバシステムは、役割をクライアント側とサーバ側に分ける構成です。

役割 主な処理
クライアント 入力、画面表示、操作受付
サーバ 業務処理、データ管理、サービス提供

Webブラウザ型では、クライアント側のソフトウェアとして主にWebブラウザを利用します。

利用者
↓
Webブラウザ
↓
Webサーバ
↓
アプリケーション処理
↓
データベース

専用アプリ方式と比べると、クライアント側へ個別に業務アプリを配布する必要が少なくなります。

科目Aでどう出る?

「何が軽減されるか」を見る

最も典型的なのは、クライアント環境の保守です。

専用アプリ方式
→ PCごとに配布・更新が必要

Webブラウザ方式
→ サーバ側の更新で対応しやすい

軽減されない作業もある

Webブラウザを使ったからといって、システム運用全体が不要になるわけではありません。

作業 ブラウザ方式で軽減されるか
クライアント側アプリの配布・更新 軽減されやすい
データベースの構築 ほぼ別問題
サーバ障害からの復旧 必要
ログインアカウント管理 必要

「どこにある作業か」で切る

試験中は、作業の場所を見ると判断しやすくなります。

クライアントPC側の配布・更新
→ Web化の効果が大きい

サーバ側の構築・復旧
→ Web化しても残る

利用者管理
→ Web化とは別の管理作業

どんな場面で使う?

Webブラウザ型は、社内業務システムやWebサービスなど、複数の端末から同じシステムを利用したい場面で使われます。

特に次のような場合に向いています。

  • 利用端末が多い
  • 端末ごとのソフトウェア配布を減らしたい
  • 更新を一元化したい
  • OSや端末の違いをできるだけ意識せず利用したい

ただし、ブラウザやOSの違いによる表示・動作差が完全になくなるわけではありません。

よくある誤解・混同

Webブラウザ方式ならサーバの保守も不要になる

誤りです。

サーバの監視、バックアップ、障害復旧などは引き続き必要です。

Webブラウザ方式ならデータベース構築が不要になる

誤りです。

クライアント側をブラウザにすることと、データベースをどう構築するかは別の論点です。

Webブラウザ方式ならアカウント管理が不要になる

誤りです。

ユーザ認証が必要なシステムでは、アカウントの作成・変更・削除などの管理は残ります。

Webブラウザなら必ず何もインストールしなくてよい

必ずしもそうではありません。

ブラウザ自体や追加機能、端末固有の設定が必要になる場合もあります。試験では、専用業務アプリの配布・更新を減らせるという点を押さえます。

まとめ(試験直前用)

  • Webブラウザ方式では専用アプリの配布・更新を減らしやすい
  • 最も軽減されやすいのはクライアント環境の保守
  • データベース構築は別の作業
  • サーバ障害からの復旧は必要
  • アカウント管理も必要
  • 「どこで行う作業か」を見て選択肢を切る

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