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最終更新日:2026年7月27日

まず結論

テザリングとは、

スマートフォンなどのモバイル端末が使っている通信回線を、PCやタブレットなどの別端末から利用できるようにする機能

です。

基本情報技術者試験では、次のように切り分けます。

スマートフォンの回線を他端末へ共有
→ テザリング

異なる通信事業者のSIMを使える
→ SIMフリー

契約先以外の通信網を利用
→ ローミング

有害サイトなどへのアクセスを制限
→ コンテンツフィルタリング

テザリングの決め手は、スマートフォンがモデムやアクセスポイントの役割をすることです。


直感的な説明

外出先でノートPCをインターネットにつなぎたいものの、利用できるWi-Fiがない場面を考えます。

スマートフォンは、携帯電話回線を使ってインターネットへ接続できます。

そこで、スマートフォンを中継役にします。

ノートPC
↓
スマートフォン
↓
携帯電話回線
↓
インターネット

このように、スマートフォンの通信回線を別の端末に分ける機能がテザリングです。

スマートフォン
→ 回線を提供する側

PC・タブレット・ゲーム機
→ 回線を利用する側

定義・仕組み

テザリングの基本

テザリングを有効にすると、スマートフォンなどのモバイル端末が、ほかの端末をインターネットへ接続する中継装置として動作します。

通信の流れは次のとおりです。

接続する端末
↓
スマートフォン
↓
携帯電話事業者のネットワーク
↓
インターネット

スマートフォンは、モデムや無線LANアクセスポイントに似た役割を担います。

主な接続方法

テザリングには、主に次の3種類があります。

接続方法 特徴
Wi-Fiテザリング 複数端末を接続しやすい
USBテザリング 有線で安定しやすい
Bluetoothテザリング 低速だが消費電力を抑えやすい

Wi-Fiテザリング

スマートフォンをWi-Fiアクセスポイントのように使います。

スマートフォン
))) Wi-Fi )))
PC・タブレット

複数端末を接続しやすい一方、スマートフォンの電池を消費しやすい点に注意します。

USBテザリング

スマートフォンとPCをUSBケーブルで接続します。

スマートフォン
── USB ──
PC

通信が安定しやすく、機種や設定によっては充電しながら利用できます。

Bluetoothテザリング

Bluetoothを使って接続します。

スマートフォン
))) Bluetooth )))
PC

Wi-Fiより通信速度は低い傾向がありますが、消費電力を抑えやすい方法です。

このテーマは基本情報技術者試験のネットワーク分野に含まれます。公式の出題範囲は、IPA:基本情報技術者試験から確認できます。


科目Aでどう出る?

選択肢を切る判断表

選択肢の表現 用語
スマートフォンをモデムのように使う テザリング
PCやタブレットへ回線を共有する テザリング
他社のSIMカードを利用する SIMフリー
契約先以外の通信網を利用する ローミング
有害サイトの閲覧を制限する コンテンツフィルタリング

試験中は、次の順番で判断します。

1. 回線を別端末へ共有する話か
2. SIMカードの事業者を選ぶ話か
3. 他社・海外の通信網を使う話か
4. 閲覧先を制限する話か

SIMフリーとの違い

SIMフリーは、特定の通信事業者に端末が固定されず、対応する別事業者のSIMカードも利用できる状態です。

テザリング
→ 通信回線を共有する機能

SIMフリー
→ 利用するSIMを選びやすい端末の状態

ローミングとの違い

ローミングは、契約している通信事業者のサービスエリア外で、提携する別事業者の通信網を利用する仕組みです。

テザリング
→ 自分の回線を別端末に使わせる

ローミング
→ 別の通信事業者の回線を借りる

コンテンツフィルタリングとの違い

コンテンツフィルタリングは、有害サイトなどへのアクセスを制限する仕組みです。

テザリング
→ 接続経路を提供する

コンテンツフィルタリング
→ 閲覧できる内容を制限する

どんな場面で使う?

外出先でPCを接続する

公共Wi-Fiがない場所でも、スマートフォンの通信回線を使ってPCを接続できます。

タブレットやゲーム機を接続する

SIMカードを搭載していない端末でも、スマートフォン経由でインターネットを利用できます。

一時的な回線として使う

固定回線が利用できないときの一時的な接続手段としても使えます。

ただし、接続した端末の通信量も、スマートフォン側の契約通信量として扱われます。

PCで動画を見る
↓
スマートフォン側の通信量として消費

OS更新や大容量ファイルのダウンロードでは、通信量が大きくなりやすい点に注意します。


よくある誤解・混同

テザリングはWi-Fiそのもの

違います。

テザリングは、スマートフォンの回線を別端末へ共有する機能です。Wi-Fiは、そのために使う接続方法の一つです。

テザリング
→ 回線共有の機能

Wi-Fi
→ 接続手段の一つ

テザリングとモバイルルータは同じ

役割は似ていますが、使う機器が異なります。

テザリング
→ スマートフォンが中継する

モバイルルータ
→ 通信専用端末が中継する

接続した端末の通信量は別扱い

違います。

テザリング先の端末が使った通信量も、通常はスマートフォン側の契約通信量として計上されます。

テザリングを使えばどの端末でも高速通信できる

必ずしもそうではありません。

通信速度は、携帯電話回線の状態、接続方法、接続台数、端末性能などに影響されます。


まとめ(試験直前用)

  • テザリングは、スマートフォンの通信回線を別端末へ共有する機能
  • 「モデム」「アクセスポイント」「PCを接続」が判断キーワード
  • SIMフリーはSIMの選択、ローミングは他社回線の利用
  • コンテンツフィルタリングは閲覧先を制限する仕組み
  • Wi-Fi・USB・Bluetoothはテザリングの接続方法

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