最終更新日:2026年9月8日
fe fe-technology network wireless-lan
まず結論
SSID(Service Set Identifier)は、無線LANで接続先のネットワークを識別するための名前です。
スマートフォンやPCでWi-Fi一覧を開いたときに表示される、
Home-WiFi
Office-WiFi
Guest-WiFi
のような名前がSSIDです。
基本情報技術者試験では、次の判断が重要です。
SSID
→ 無線LANのネットワークを識別
→ 最大32オクテット
BSSID
→ 個々のアクセスポイント側を識別
→ 48ビット
迷ったら、「ネットワーク全体の名前か、個々のAPを識別する値か」を見ます。
直感的な説明
SSIDは、Wi-Fiネットワークにつける看板の名前と考えると分かりやすいです。
例えば、ある会社に3台のアクセスポイントがあったとします。
SSID:Office-WiFi
AP1 ─┐
AP2 ─┼→ 同じOffice-WiFiとして利用
AP3 ─┘
利用者から見ると、どのアクセスポイントにつながっているかを意識せず、同じ Office-WiFi というネットワークへ接続できます。
このとき、
ネットワークとしての名前
→ SSID
個々のアクセスポイントの識別
→ BSSID
と考えます。
定義・仕組み
SSIDは、IEEE 802.11系の無線LANで使われるネットワーク識別子です。
FE試験では、特に次の特徴を押さえます。
- 無線LANのネットワークを識別する
- 接続先のアクセスポイントを選ぶときの手掛かりになる
- 最大32オクテット
- MACアドレスそのものではない
SSIDは「ホスト識別子」ではない
SSIDが識別するのは、端末やPCなどのホストではありません。
SSID
→ 無線LANネットワークを識別
IPアドレスやMACアドレス
→ 機器やインタフェースの識別に使う
「ネットワーク識別子」か「ホスト識別子」かは、科目Aで選択肢を切るときに重要です。
最大32「文字」ではなく32オクテット
試験では、SSIDについて最大32オクテットという表現が使われます。
オクテットは8ビットなので、1オクテット = 1バイトと考えて差し支えありません。
ただし、文字によって必要なバイト数が異なることがあるため、厳密には「32文字」ではなく32オクテットと覚える方が安全です。
BSSIDとの違い
BSSID(Basic Service Set Identifier)は、無線LANの基本サービスセットを識別する値です。
インフラストラクチャモードでは、通常、アクセスポイント側の無線インタフェースのMACアドレスに対応する48ビットの値として扱われます。
| 項目 | SSID | BSSID |
|---|---|---|
| 何を識別する? | 無線LANのネットワーク | 個々のBSS・AP側 |
| 代表的な見え方 | Wi-Fi一覧に表示される名前 | 48ビットのアドレス形式 |
| 長さ | 最大32オクテット | 48ビット |
| 同じ値を複数APで使う? | 使うことがある | 通常はAPごとに異なる |
試験では、
48ビット
MACアドレス
アクセスポイントを個別識別
→ BSSID
という表現が出たら、SSIDではないと判断します。
MACアドレスとの違い
MACアドレスは、ネットワークインタフェースを識別するために使われるアドレスです。
SSIDとは役割が違います。
Wi-Fiネットワークの名前
→ SSID
無線APを個別識別
→ BSSID
ネットワークインタフェースを識別
→ MACアドレス
BSSIDはMACアドレスと関係が深いため混同しやすいですが、SSIDは文字列として設定するネットワーク名です。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、SSID・BSSID・MACアドレスの特徴を混ぜた選択肢が出ることがあります。
判断軸1:32オクテットか48ビットか
最大32オクテット
→ SSID
48ビット
→ BSSID / MACアドレス系
この数字だけでもかなり選択肢を切れます。
判断軸2:ネットワークか機器か
無線LANネットワークを識別
→ SSID
アクセスポイントを個別に識別
→ BSSID
「ホスト識別子」という説明が出た場合、SSIDの説明としては不適切です。
判断軸3:Wi-Fi一覧に表示される名前か
スマートフォンなどでWi-Fi一覧に表示される接続先名は、基本的にSSIDです。
Wi-Fi一覧の名前
→ SSID
という直感も試験中に役立ちます。
どんな場面で使う?
SSIDは、利用者が接続する無線LANを選ぶ場面で使われます。
例えば、家庭なら、
Home-WiFi
会社なら、
Office-WiFi
Guest-WiFi
のように、用途ごとにSSIDを分けることがあります。
また、複数のアクセスポイントに同じSSIDを設定し、利用者が場所を移動しても同じネットワークとして使えるようにすることがあります。
AP1:Office-WiFi
AP2:Office-WiFi
AP3:Office-WiFi
この場合でもBSSIDは個々のAP側を識別するため、SSIDとは役割が異なります。
よくある誤解・混同
SSIDはMACアドレスと同じ?
違います。
SSID
→ ネットワーク名
MACアドレス
→ インタフェースの識別
SSIDは48ビットの固定長アドレスではありません。
SSIDはアクセスポイント1台だけを識別する?
必ずしもそうではありません。
複数のアクセスポイントに同じSSIDを設定することがあります。
同じネットワーク名
→ SSIDは同じことがある
個々のAP
→ BSSIDは異なる
SSIDはホスト識別子?
違います。
SSIDが識別するのは無線LANネットワークです。
端末そのものを一意に識別するための値ではありません。
SSIDは最大32文字?
試験では最大32オクテットと覚える方が正確です。
英数字だけなら見た目上32文字になる場合がありますが、厳密には文字数ではなくデータ長で考えます。
まとめ(試験直前用)
- SSIDは、無線LANのネットワーク識別子
- Wi-Fi一覧に表示される接続先名がSSID
- SSIDは最大32オクテット
- BSSIDは、個々のアクセスポイント側を識別する48ビットの値
- SSIDはMACアドレスそのものではない
- 「ネットワーク名」ならSSID、「APを個別識別」ならBSSIDと判断する
SSID
→ ネットワーク
→ 32オクテット
BSSID
→ AP側
→ 48ビット
32オクテットはSSID、48ビットはBSSID。