最終更新日:2026年9月27日
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まず結論
SDメモリカードの規格は、容量の範囲と標準ファイルシステムで切り分けると分かりやすくなります。
| 規格 | 容量 | 標準ファイルシステム |
|---|---|---|
| SD | 最大2GB | FAT12 / FAT16 |
| SDHC | 2GB超~32GB | FAT32 |
| SDXC | 32GB超~2TB | exFAT |
| SDUC | 2TB超~128TB | exFAT |
基本情報技術者試験では、特に次の対応を押さえます。
HC
→ High Capacity
→ 32GBまで
→ FAT32
XC
→ eXtended Capacity
→ 2TBまで
→ exFAT
UC
→ Ultra Capacity
→ 128TBまで
→ exFAT
SDXCなら「32GB超~2TB・exFAT」をまず思い出す。
直感的な説明
SDカードは、同じ形に見えても容量規格が異なります。
イメージとしては、
SD
↓ 容量を拡張
SDHC
↓ さらに拡張
SDXC
↓ さらに拡張
SDUC
です。
ここで大切なのは、
SD / SDHC / SDXC / SDUCは「容量規格」
だということです。
一方、
SD
microSD
は主にカードの外形サイズの違いです。
したがって、
microSDXC
microSDUC
のような組合せもあります。
「microだからSDHC」という意味ではありません。
定義・仕組み
SD
SDは、初期の容量規格です。
容量
→ 最大2GB
ファイルシステム
→ FAT12 / FAT16
と整理します。
SDHC
SDHCは SD High Capacity の略です。
容量
→ 2GB超~32GB
ファイルシステム
→ FAT32
です。
試験では、
HC → High Capacity → 32GBまで
とつなげます。
SDXC
SDXCは SD eXtended Capacity の略です。
容量
→ 32GB超~2TB
ファイルシステム
→ exFAT
です。
SDXCの問題では、
exFAT・最大2TB
が強い判断材料になります。
SDUC
SDUCは SD Ultra Capacity の略です。
容量
→ 2TB超~128TB
ファイルシステム
→ exFAT
です。
古い過去問ではSDUCが登場しない場合がありますが、現在のSD規格を整理するときはSDUCまで含めて覚えておくと混乱しにくくなります。
公式規格で確認する
SD Associationでは、現在の容量規格を次の4区分として整理しています。
SD
SDHC
SDXC
SDUC
容量範囲とファイルシステムも公式に対応付けられています。
科目Aでどう出る?
科目Aでは、SDXCなどの特徴を選ばせる問題として出ます。
「exFAT・2TB」ならSDXC
exFAT
+
最大2TB
↓
SDXC
と判断できます。
「FAT32・32GB」ならSDHC
FAT32
+
最大32GB
↓
SDHC
です。
「小型サイズ」は容量規格ではない
「SDカードより小さい」という説明は、microSDなどの外形サイズの話です。
カードの大きさ
→ SD / microSD
容量規格
→ SD / SDHC / SDXC / SDUC
と分けます。
「GPS・無線LANなどをカード化」はSDIO
GPSや無線LANなどの入出力機能をSDカード形状で実現する仕組みは、SDIO(SD Input/Output)です。
これはSDXCの容量規格とは別です。
容量を表す
→ SDXC
入出力機能を追加する
→ SDIO
著作権保護技術だけでSDXCとは決めない
SDカードには著作権保護に関する仕組みもありますが、SDXCを見分ける最優先の判断軸は、
容量
+
ファイルシステム
です。
問題文に
exFAT
2TB
があれば、まずSDXCを疑います。
どんな場面で使う?
デジタルカメラや動画撮影
写真や動画では大容量の記憶媒体が必要になるため、SDXCなどの大容量規格が使われます。
ただし、カードを選ぶときは容量だけでなく、機器側がその規格に対応しているか確認する必要があります。
SDHC対応機器
→ SDHCまで
SDXC対応機器
→ SDXCまで
SDUC対応機器
→ SDUCまで
というように、ホスト機器側の対応規格が重要です。
フラッシュメモリとの関係
SDカードの記憶媒体にはフラッシュメモリが使われます。
フラッシュメモリ
→ 記憶素子の種類
SD / SDHC / SDXC / SDUC
→ SDカードの容量規格
つまり、分類の軸が違います。
フラッシュメモリそのものの特徴は、フラッシュメモリとは?で整理しています。
よくある誤解・混同
SDXCはカードサイズの名前
違います。
SDXCは容量規格です。
SDXC
→ 容量規格
microSD
→ 外形サイズ
そのため、microSDXCというカードがあります。
microSDHCとSDHCは容量が違う
基本となる容量規格は同じです。
SDHC
microSDHC
↓
どちらもHC規格
↓
2GB超~32GB
違うのは主に外形サイズです。
SDXCなら必ず2TBある
違います。
SDXCは、
32GB超~2TB
という容量範囲の規格です。
「最大2TBまで対応できる」という意味で、すべてのSDXCカードが2TBという意味ではありません。
exFATなら必ずSDXC
SDUCでもexFATを使用します。
SDXC
→ exFAT
SDUC
→ exFAT
したがって、exFATだけでなく容量範囲も合わせて判断します。
SDHCは32GBを超える
SDHCの上限は32GBです。
32GBまで
→ SDHC
32GB超
→ SDXC
と境界を確認します。
まとめ(試験直前用)
- SD:最大2GB、FAT12 / FAT16
- SDHC:2GB超~32GB、FAT32
- SDXC:32GB超~2TB、exFAT
- SDUC:2TB超~128TB、exFAT
- HC → 32GBまで・FAT32
- XC → 2TBまで・exFAT
- UC → 128TBまで・exFAT
- SD / SDHC / SDXC / SDUCは容量規格
- SD / microSDは主に外形サイズの違い
- GPS・無線LANなどの入出力機能はSDIOと切り分ける
~2GB
→ SD
~32GB
→ SDHC
~2TB
→ SDXC
~128TB
→ SDUC
容量とファイルシステムを見る。SDXCなら「2TB・exFAT」。